[trail] アメリカのトレイルレース、トレイル事情/Way Too Cool 50k参加後メモ

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震災の被害とその後の生活への影響の大きさを、帰国便でみたNHKニュースで改めて思い知らされ、救助と復興に向けて自分も自分の役割を通じて貢献しようと思う次第です。
しかし、日本に住む人の全員がそんな緊張を続けていたのでは、別の困ったことになりそうです。この記事では、震災の前日に渡米して参加したカリフォルニア州北部で行われたトレイルランニングのレース、Way Too Cool 50kに参加したして感じたことを、思いつくままメモしておこうと思います。レースそのものについては別の記事でまとめています。

・会場の雰囲気は日本に似ている
レースは最寄りの街、Auburnから車で20分位の小さな町、Coolで行われた。レースの参加者は670人位、さほど大きなレースではないように思えるが、50kのレースではかなり大規模なものらしい。会場には空気で膨らませるゲートが立ち、いくつかのテントが並んでいる。テントはスポンサーの商品紹介、主催者による大会オフィシャルグッズの販売、アメリカらしいガールスカウトの手作りクッキー販売、レース後の食事の提供、くらいでこじんまりした感じ。

・ランナーはあくまでカジュアル
ランナーの多くはカリフォルニアの会場近郊からきている人が多いみたい。仲間たちや家族と一緒にやってきてワイワイ盛り上がるのは日本と同じ。日本のトレイルレースと比べて40代以上の人や女性が目立つように思った。そしてそういう人たちがめっぽう速い。中盤以降、そうした人たちにどんどん抜かれた。必ずしも細くしなやかなランナー体型の人ばかりでもなく、ちょっと腹に贅肉がつきがちな人、上半身に筋肉がついたがっしりした人も多い。

・レースの運営もカジュアル
日本のレースだと事前にハガキが送られてきて、それが遅かったり、受付などの時間や場所がしっかり書いていないとブーイングの嵐。しかし、今回は事前に直前の案内のメールが来たくらいで、前日受付のAuburnのスポーツショップ、Auburn Running Companyには手ぶらで行き、名前を告げるだけでナンバーカードと、参加賞のロゴ入りシャツ(patagonia / cap1の長袖シャツでロゴは控え目に左胸の大会ロゴと背中上部のpatagoniaのロゴのみ)などをもらって終了。ちなみにナンバーカードは日本のレースのものよりふた周りは小さく、ウェアとの相性はよい。ナンバーカードに使い捨ての計時チップ(テープ上でアンテナの様な金属のパターンが仕込まれている)が貼り付けられている。ナンバーカードを取り付けるための安全ピンはタッパーにたっぷりいれてあり、必要ならどうぞ、というもの。合理的だし、これくらいでいいのではないかと思った。

・コース指示、エイドはしっかり。
今回のトレイル上では常設の指導標らしきものは全く見つけられなかったが、レースのコース指示は分岐を示す矢印、ピンクリボンなどしっかりなされていた。しかし、あれだけ渡渉やぬかるみがあると試走するたびにどろどろになりそうだ。あと、途中、ところどころでは、励ましのような格言のような言葉を書いたカードがぶら下がっていた。
エイドは6箇所もあり、50キロのレースとしては充実。水、スポーツドリンク、コーラ、などの飲み物のほか、クッキーやプレッツェルなどの食べ物、場所によってはチキンスープまで。ボランティアのおじさん、おばさんがハイドレーションに補給するのを手伝ってくれる。GUというスポーツニュートリションのメーカーがスポンサーのためか、同社のジェルが取り放題でこれなら何も持たなくても参加できそうなほど。

・ランナーの装備観察
知られているようにアメリカのトレイルランナーのスタイルはかなり軽装で、普通のロードレースと同じようなランナーも多かった。シューズは普通のランニングシューズが多く、トレランシューズではTNFシングルトラック、montrailくらいしか思い出せない。コースにあまりテクニカルなところがないし、ぬかるんでいるといっても、日本のトレイルのようにツルツル滑る急坂ではない。
ウェア。こちらもカジュアルで、Tシャツにランパンが多数派。コンプレッションウェアでは2XUのカーフガードをした人が何人かいた。膝下までのレギンスの人もいたが、コンプレッションウェアではなさそう。ロングタイツやショートタイツの人は皆無。当方は白のc3fitのゲイターをしていて、レース後にどろどろになったゲイターをみて「それもう汚れ落ちそうにないねw」と話しかけてきたランナーと話したが、c3fitのことはまだ知らないみたいだった。
給水。両手または片手にボトルを持つだけというのが多数派で、あとは腰にジェルがの入ったベルトをつけるくらいの人がほとんど。ブランドとしてはNathanのほかは、日本で見ないamphipodのモノを使う人が多い。バックパックを使うのは少数派だが、Nathanのベスト型のモノを使う人はいた。思うにこれはエイドがたくさんおかれているためだろう。10キロごとにエイドがあり、真夏の蒸し暑さでもなく、ジェル取り放題、ボトルへの補給も自由なら、何も持たなくてもいけるくらい、実際手ぶらで近所をジョギングするようなウェアのランナーも見かけた。

アメリカのトレイルレースを今回の経験でまとめることもできないが、トレイルランが普通のランニングの延長線上で捉えられていると思った。念のための装備を多く持ち、行動食を余裕を持って持つ、専用のウェアやバックパックを持つ、というのは、メーカーのマーケティングのせいばかりでなく、登山やハイキングのバリエーションとしてトレイルランを捉えるためなのだろう。
おそらく、アメリカのランナーもレース以外であのトレイルを走るなら、指導標の少なさもあって、地図読みと十分な装備がないと難しいと思う。あるいは、トレイルへの立ち入りに制限があるなどして、レース以外でトレイルを走ることはほとんどのランナーにはないのかもしれない。

いずれにせよ、トレイルランあるいはウルトラマラソンには様々な楽しみ方、競い方があることが経験できたのは、一つの収穫だった。

– Posted from my iPhone

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