[WS100] Western States Endurance Run, 2011がいよいよスタート。

日本時間の6月25日(土)午後9時、カリフォルニア州のスコーバレーでいよいよWestern Statesがスタート(現地時間土曜日午前5時)。アメリカで最もメジャーなウルトラマラソン・ウルトラトレイルレースであるこのレースは100マイルをカリフォルニア州オーバーンまで走る。おそらく優勝者のタイムは15時間を切ると思われ、日本時間で明日日曜日の正午前には、例年以上の激戦を制した選手がフィニッシュラインを踏むだろう。

当方もこのレースにエントリーしようとして見事抽選ではずれ、いつかはチャレンジしたいと思っている。今日も、ウェブなどで情報収集をしながら、twitterやfacebookに書き込む予定。

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日本からは、2009年のWestern Statesで2位に入った鏑木毅さんが注目されているほか、日本のトレイルレースで活躍中の奥宮俊祐さんもエントリーされている。

この記事では、Western Statesについて簡単に紹介したい。以下は次の記事を参考にした。

The Western States 100 Still Leading The Pack | Competitor.com:

States Endurance Run – Wikipedia, the free encyclopedia:

 

Western States(以下WS)はアメリカのウルトラマラソン・トレイルレースでも最もよく知られ、権威のあるレース。いわば「ウルトラマラソンのスーパーボウル」ともいえるイベント。全米から、そして近年は海外からもトップ選手が集まってくる。

元々は1973年に行われた馬のレースに遡る。WSと同じコースでそれまでから行われていたTevis Cupという馬のレースで馬がケガをしてしまった。この馬に騎乗していた選手は、翌年のレースで189頭の馬と並んで自分の足で(馬に乗らずに)このレースに参加し23時間42分で100マイルを完走した。それから3年後、人間だけが参加する100マイルのレースが誕生した。それがWSだった。現在でも、このレースを完走した選手には(メダルではなく)ベルトのバックルが与えられ、特に24時間以内で完走した選手には銀のバックルが与えられる。馬のレースが起源となっていることの名残といえる。

最も権威あるレースとなっている現在も、約400人に参加者数が絞られていることもあって、参加者の間にはコミュニティ意識が強いという。

レースとしての厳しさでいえば、アメリカ国内の100マイルレースの中ではアップダウンの厳しいレースだという。しかしUTMBが優勝タイムが21時間を越えていることを考えれば15時間程度のWSはさほどアップダウンが厳しいとはいえないのかもしれない。コースは標高の高いところから低いところへ向かうが、序盤では例年雪が残っているようだ。今年も積雪が多くてエイドの設営に支障があるためコース変更が行われたほど。それでも序盤を中心に15マイルほどは雪の上を走るレースとなっている。そして日が高くなる中でさしかかる後半は気温が一気に上昇して毎年酷暑となる。

さて、このレース、いったい誰が制するのだろうか?

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