[bearfoot] 「ベアフット・シューズを履けば自動的にフォアフットになる」わけではない

アメリカでビブラム社が販売するベアフット・ランニングシューズについて、不正確な宣伝でケガを負うことになったとして集団訴訟で訴えられたというニュースがあった。

Vibram FiveFingers shoes named in lawsuit – Chicago wellness | Examiner.com

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これについて、宣伝に乗せられて何も考えずにベアフットシューズで走ったら得るものより弊害が大きい、という記事。

The Science of Sport: Vibram shoes named in lawsuit: The danger of barefoot running

これは当方も実例を聞き、何より自分でも体感したことだが、記事によればベアフットシューズで走り始めて2週間ほど慣れる期間をおいても、半数以上の人は期待しているフォアフットではなく、かかとから着地するヒールストライクになっているのだという。ある種のシューズを履けば、ケガの少ない理想のフォームになれるというのは幻想だと。結局、テニスやゴルフのようにランニングフォームも習って練習する必要があり、どうやっても習得できない人もいる、と。

ベアフット×ヒールストライクは当然足にかかる衝撃は大きい

ベアフットでヒールストライクをやってしまえば当然足への衝撃は大きい。しかし、フォアフットに変えれば今度はふくらはぎやアキレス腱を使うようになり、これらの故障のリスクが高まる。着地の衝撃が小さいほどよい、ともいえないということになる。

では結局、どうすればいいのか?どのランニングフォームもランニングシューズも一長一短があり、特定の方法論に偏らないことを記事は勧めている。様々なやり方を試すのは大事だが、自分の体の反応に注意して特定の方法論に偏らないことが大事ということになるだろうか。

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