[DC] アメリカランニングウォッチ・障害物レース/Obstacle Course Raceで競技団体は成り立つか

泥沼に低く張られた有刺鉄線をかいくぐりながら匍匐前進したり、木製の壁に駆け上がったり、空中のロープを伝って進んだり。こうした障害物レース/Obstacle Course Race(OCR)で競技の安全性を検証して公認したり、選手向けに保険を販売したりする競技団体を作る動きがあります。しかも、いわゆる民間のベンチャーとして、です。

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障害物レース/Obstacle Course Race(OCR)の競技団体を作る動きを伝えているのは米・Outside誌

OCRはアメリカで人気で、Tough MudderRugged Maniacなどのレースシリーズが全米各地で開催され、日本でもウォーリアー・ダッシュ/Warrior Dashが開催されています。しかし、アメリカではOCRレースでの死亡事故も起きています。

Tough Mudder Probably the Toughest Event on the Planet

Tough Mudderの大会サイト。

そうした中で今月、United States Obstacle Course Racing (USOCR)が立ち上がりました。安全性を確保するためのレース運営の基準等を設ける認証システムを作り、レース主催者に参加を呼びかけていくとのこと。さらにレースに参加する選手には45ドルの会費で会員を募集し、選手向けの保険を販売したり、レースのためのギアの割引特典が受けられたり、選手のランキングを作ったり、といった仕組みを作っていくとのこと。こうした仕組みはトライアスロンをモデルにしているものと思われます。

驚くのは、このUSOCRを立ち上げたのは、アドベンチャーレースのシリーズを運営する企業を立ち上げた起業家とマーケティング・コンサルトのコンビだということ。現時点ではこの2人が立ち上げた競技団体に参加するレース主催者はまだ多くなく、レース運営の認証システムに批判的な声もあるようです。ただ、こうした仕組みが成功するようであれば参加したいと様子見をするレース主催者もいる模様。

さて、トレイルランニングの世界では、アメリカでも日本でもUSOCRと同じような意味での「競技団体」というのは当サイトが知る限り聞きません。しかし、安全性や環境保護、地元との協調といった課題は日本でも最近話題になりつつあります。また、選手向けに保険を売っている例はすでにあり、選手のランキングについても構想を練っている人たちもいるかもしれません。ただそれらをスタートアップのビジネスとして始めてしまうあたりはさすがにアメリカです。

当サイトも日本のトレイルランニングの「競技団体」を立ち上げたら参加してくれる人がいるでしょうか(笑)。

詳細は以下の記事をご覧ください。

ソース

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