[DC] 鏑木毅さんが2位に・2015 The North Face 100 Taiwan レースレポート #TNF100

The North Face 100 Taiwan Tsuyoshi Kaburaki
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日本のトレイルランニング界のリビング・レジェンドであり、世界的に活躍するアスリートである鏑木毅/Tsuyoshi Kaburakiさんが、先週末の4月18日(土)に台湾・新北市で開催された100kmのトレイルランニング・レース、The North Face 100 Taiwanで2位に入賞しました。鏑木さんからレースレポートを寄稿していただきました。

台湾は標高3000mを超える山岳エリアもあり、ロードのウルトラマラソンでは世界的に活躍するランナーもいます。5月12日には自らプロデュースした映像作品「RUN LIKE THE WIND 2014–2015 鏑木毅 一年の軌跡」が発売される鏑木さん自身によるレースのレポートは以下からご覧いただけます。

The North Face 100 Taiwan Tsuyoshi Kaburaki「知らない国の魅力的な山々を楽しむ。そしてそこで思いっきり疲れたい。」自分のモチベーションはここにある。台湾は九州ほどの国土に3000mを越える山々が100以上もあるという。最高峰の玉山は富士山よりも高い山だ。一体どんな森に出会えるのだろうワクワクする心とは裏腹にふくらはぎの故障など体は厳しい状況だ。

前日から20社以上のメディアの取材を受ける。正直ゆっくりと体を休めたいところだがまだこのトレイルランニングの歴史が浅いこの国でこのスポーツが盛り上げる役割を果たせればと自分の経験と思いを伝える。

今回のコースは首都台北市の郊外の山々が舞台。100kmで累積標高差が4000m近いハードなコースだが舗装路の区間が長く、ソフトな山道に慣れた脚には正直きついコースだった。ただトレイル区間は緑豊かな明るい雰囲気の良い森だ。南国ならではのジャングルのような森をイメージをしていたが以外にも日本と似た多彩で繊細な森だった。しかも腐葉土の優しいトレイルランには絶好の山道だった。

レース展開は序盤は15位くらいから徐々に順位を上げる自分にとっての定石ともいえる流れ、台湾では純粋なトレイルランナーは少ないがマラソン、ウルトラの選手層は厚く、今回もフルマラソンで2時間30分を切る選手が多く参加した。トレイル区間では一気に差を詰めることができるのだがロードでの力の差はいかんともしがたい。

The North Face 100 Taiwan Tsuyoshi Kaburaki

4月18日(土)に台湾で行われたThe North Face 100 Taiwanを2位でフィニッシュした鏑木毅/Tsuyoshi Kaburakiさん。Photo courtesy of

今回途中で気温が30℃を越えたり、故障している脹脛が痛んだり苦しい状況だったが心の中では常に「2009年のWS100は40℃だったよな、それに比べれば」(注)とか「2011年のUTMBに比べれば全然脚はましだよね」(注)と思うとすっと笑ってごまかせる。やはり経験を積むことが今後に生きるスポーツなんだなと改めて感じた。苦しみながらの2位。きっと今回の経験もきっと今後の糧となるものになったはずだ。

The North Face 100 Taiwan Tsuyoshi Kaburaki

Taiwandでインタビューを受ける鏑木毅/Tsuyoshi Kaburakiさん。Photo courtesy of Tsuyoshi Kaburaki

さあ次は7月の「Hardrock 100」コロラドの標高4000mを越える山々を辿る160kmのレースだ。きっと素敵な出会いがあるはずだ。

【編者注・2009年のウェスタン・ステイツ100では当時外国人として初めて2位に入賞。2011年UTMBは3位となった2009年に続いて7位に入賞。】

Runlikethewind 2014 DVD

【編者注・鏑木毅さんが自らプロデュースするメディアプロジェクトのファーストシーズンの成果が、映像作品「RUN LIKE THE WIND 2014–2015 鏑木毅 一年の軌跡」として完成し、5月12日から発売されます。詳しくはプロジェクトのウェブサイトからご覧ください。】

 

Tsuyoshi-Kaburaki-3-squareプロフィール・鏑木毅:1968年群馬県生まれ。2005年に日本山岳耐久レース、富士登山競走、北丹沢12時間山岳耐久レースで優勝するなど国内のトレイルランニング・レースで活躍し、海外で2009年にウルトラトレイル・デュ・モンブランで3位、ウェスタン・ステイツで2位、2010年にThe North Face 100 Chinaで優勝するなど世界トップレベルのアスリートとして活躍している。各地での講演や講習会に加え、近年はウルトラトレイル・マウントフジのレース・ディレクターを務める等多くのトレイルランニングレースをプロデュースするほか、国際トレイルランニング協会(ITRA)理事を務めるなど、トレイルランニンの普及活動にも力を入れている。著書に「アルプスを越えろ!激走100マイルー世界一過酷なトレイルラン」(新潮社)。一女の父。

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