DC Weekly | 先週末はEchigo、黒姫、Broken Arrow、WMRA世界選手権など・2016年6月20日

EchigoCountryTrail-ATM-2016

ビッグイベントが集中するこのシーズン。毎週の各地のリザルトをお伝えするDC Weeklyですが、今週はまず前週末の主な大会のリザルトをこの記事でお伝えします。また明日火曜日にスタートするAsics Beat the Sunについてもお伝えします。今週末に集まる国内外のトレイルランニング大会の予定はまた明日ご紹介します。

このDC Weeklyへ皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。2016年の国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーもぜひご利用ください。

Sponsored link


(写真・Echigo Country Trailのスタート。Photo by Asia Trail Master)

先週末のリザルト

6月17日金曜日 – 18日土曜日:Bighorn

  • Bighorn 100 (100マイル、50マイル、32マイル、18マイル):アメリカ・ワイオミング州。100マイルではセス・ケリー / Seth Kellyが20時間28分で男子優勝、女子はアシュレイ・ノーデル / Ashley Nordellが21時間38分で女子の大会記録を更新して優勝。男女総合で5位でした。女子の2位はベテランのニキ・キンバル / Nikki Kinballで22時間31分(男女総合10位)でした。リザルトはこちら

6月18日土曜日 – 19日日曜日:Broken Allow Skyrace, Zugspitz

  • Broken Allow Skyrace(54k, 24k, VK):アメリカ・カリフォルニア州のスコーバレーで開催。54kとVKはアメリカのスカイランニング・ナショナルシリーズとなっていて結果が注目されていました。54kの男子は長らく足のケガでレースの結果から遠ざかっていたダコタ・ジョーンズ / Dakota Jonesが4時間56分で優勝、昨年のCCCで2位だったティム・トレフソン / Tim Tollefsonが8分差で2位になりました。女子はサラ・キーズ / Sarah Keyesが6時間29分で優勝、2位にベテランのジョエル・ヴォート / Joelle Vaught。VKは男子が41分47秒でマックス・キング / Max Kingが優勝。日本のファンにもおなじみの名前としてはリッキー・ゲイツ / Rickey Gatesが10位でした。女子はレンカ・スターリング / Lenka Sterlingが54分42秒で優勝。54k優勝のサラ・キーズが2位でした。リザルトはこちら
  • Zugspitz Ultratrail(100k, 80k, 62k, 39k, 25):ドイツ南部、バイエルン州グラナウを拠点に開催。100kではオーストリアのトーマス・ファーブマッハー / Thomas Farbmacherが11時間40分で優勝。女子は昨年のEiger Ultra Trailで4位のクリスティン・ベルグランド / Kristin Berglund(オーストリア)が13時間21分で優勝。このほかトレイルランニング関連ではスティービー・クレマー / Stevie Kremer(アメリカ)が39kの部で女子2位、ゲディミナス・グリニウス / Gediminas Grinius(リトアニア)が25kで男子3位でした。リザルトはこちら
これも読む
DC Weekly 2023年1月30日 有度山、伊平屋、HK50、Sean O’Brien、奈良石舞台

6月18日土曜日:WMRAマウンテンランニング世界選手権、mozart 100、モントレイル黒姫など

  • マウンテンランニング長距離世界選手権 / WMRA Long Distance Mountain Running Championships(42k):スロベニアで開催。世界マウンテンランニング協会(WMRA)によるマウンテンランニングの世界選手権でGorski Marathonの大会の一部として行われました。男子はアレッサンドロ・ランバルディーニ / Alessandoro Rambaldini(イタリア)が3時間44分52秒で優勝、マルコ・デ・ガスペリ / Marco de Gasperi(イタリア)が3時間46分12秒で2位。3位にミトヤ・コソヴェル / Mitja Kosovelj(スロベニア)。トレイルランニング関係では4位にトム・オーウェンス / Tom Owens、6位にリッキー・ライトフット / Ricky Lightfoot(ともにイギリス)、11位にマリオ・メンドーザ / Mario Mendoza(アメリカ)、27位にイオヌート・ジンカ / Ionut Zinca(ルーマニア)。日本関連では4時間26分で飯田祐次郎が40位でした。女子はイギリスのアニー・コンウェイ / Annie Conwayが4時間29分で優勝。2位はイタリアのアントネラ・コンフォトラ / Antonella Confortola、3位にスロベニアのルチア・ケルコック / Lucija Krkočでした。
  • UTWT-Ultra Trail World Tour logomozart 100® (103.2k / 56.3k / 11.5k / 25.8k):オーストリア・ザルツブルグを拠点に開催。103kmがUltra-Trail World Tourの準加盟(フューチャーレーベル)となっています。男子優勝はハンガリーのガボラ・ムハリ / Gabor Muhariで9時間14分。女子優勝はトル・デ・ジアンなどでおなじみのフランチェスカ・カネパ / Francesca Canepa(イタリア)で10時間58分。男女総合で7位でした。
  • “ROCKIN’ BEAR” モントレイル黒姫トレイルランニングレース(44k/13k):長野県信濃町。昨年から一部変更されたコースで開催されました。44kmの優勝は杉本愉で4時間8分44秒。10分差で山谷良登が2位。3位に五十嵐太博でした。女子は5時間15分25秒で松岡宏美が優勝。2位の道下恵が21分差で2位。3位に折戸小百合が続きました。リザルトはこちら
  • Red Bull 白龍走:熊本県美里町の「日本一の石段」で開催。全長3,333mに3,333段の石段を含むという石段登りのランニングレースに666人が参加。男子優勝は上田瑠偉で26分18秒。昨年の川崎雄哉の優勝タイムを38秒上回りました。2位に小林誠治、3位は川崎雄哉でした。【追記・小林誠治さんの名前の表記を修正しました。20160623】

6月19日日曜日:Echigo Country Trailなど

  • Asia_Trail_MasterEchigo Country Trail (50k):新潟県長岡市小国町から小千谷市のトレイルで開催。Asia Trail Masterのシリーズ戦でした。男子優勝は中村徹、2位が貝瀬淳。女子は高島由佳子が男女総合5位となる好タイムで優勝。2位に大石由美子、3位に常田めぐみでした。
これも読む
チョウ・ジアジュ Jiaju ZHAO 赵家驹 ウルトラトレイルマウントフジ 2023 優勝インタビュー

その他のニュース:TJARが書類選考結果を発表

  • トランスジャパンアルプスレース(TJAR)が今年8月7-14日に開催される大会の書類選考結果を発表しました。70人が書類選考結果を通過し、今週末の25-26日に行われる選考会にはスタッフに回る前回完走者と辞退者を除く58人が出場。最終的な本大会への出場者は30人となっています。

今週末のイベント

6月21日火曜日:Asics Beat the Sun

  • Asics Beat the Sun:フランス・シャモニーを起点にフランス、イタリア、スイスにまたがるツール・ド・モンブランの約160kmをリレー形式で走るというイベントで、当日の日の出にスタートして日没までの15時間41分の間に完走できるか、が一つのチャレンジとなります。3回目となる今回はエリートアスリート3人と公募で選ばれたアマチュアランナー3人からなる6人が一つのチームとなってリレーをつなぎます。出場するのは合計8チームで、南北アメリカから2チーム、ヨーロッパから3チーム、アフリカから1チーム、アジアパシフィックから2チームとなっています。トレイルランニングで活躍する、シルベーヌ・キュソ / Sylvaine Cussot(フランス)、メーガン・キンメル / Megan Kimmel(アメリカ)、ジョナス・ブード /Jonas Buud(スウェーデン)とともに日本からは東徹 / Toru Higashiが参加します。注目としてはアメリカの代表的なマラソンランナーで今年1月に現役引退したばかりのライアン・ホール / Ryan Hall、同じくアメリカのマラソンランナーでアテネで銅メダル、北米マラソン最速記録を持つディーナ・カスター / Deena Kastor、スピードスケーターでトリノ五輪銅メダリストのエルベン・ベンネマルス / Erben Wennermars(オランダ)が出場します。
この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link