西米良スカイランニングクエスト 2016 リザルト #西米良スカイ #skyrunning

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あいにくの雨となりましたが、西米良村で語り伝えられる精霊・カリコボーズに見守られ、そして村の子どもたちの熱烈な応援の中、市房山山頂までの往復38kmのスカイレースが開催されました。

(写真・市房山避難小屋<16km地点>をトップで通過した永里剛城。Photo by Koichi Iwasa / DogsroCaravan.com)

、星野由香理が優勝

nishimeraskyrunningquest-logo10月23日日曜日、宮崎県西米良村で開催された西米良スカイランニングクエストは、スカイランナージャパンシリーズ(SJS)の最終戦として開催。男子は富士登山駅伝で活躍している鹿児島・国分自衛隊の永里剛城 / が優勝、2位に昨年優勝の牛田美樹 / Miki Ushidaが続きました。女子は / が優勝。スカイランナージャパンシリーズの年間チャンピオンは牛田美樹星野由香理に決まりました。

大会前日から南九州は雨が続き、大会当日も午前中は雨。約270人の参加選手は4kmのショートの部に参加する地元の小学生の皆さんに見送られ、午前8時に西米良村の中心となる村所驛(バス停)をスタート。最初の天包山を登って降りた先の竹原公民館(4km)には牛田美樹永里剛城が並んで到着。数十秒後に小山真一小出徹が続きます。

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午前8時に西米良スカイランニングクエストがスタート。

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スタートから4km、竹原公民館前をトップの永里剛城、牛田美樹が通過。

ここからコースはこの大会のために整備されたトレイルを登りますが、ここで永里が牛田に先行してリードを拡大。市房山避難小屋(16km)では二人の差は5分。後続では今日は脚を痛めていてペースを抑えると話していた東徹 / Toru Higashiが3番手、内野誠治 Seiji Uchinoが4番手に。

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市房山山頂を経て、避難小屋(22km地点)に戻ってきた東徹。ここまで雨が降り続いています。

ここから市房山山頂までは3kmで標高差約700m。ここでもトップの永里を牛田が追うこととなり、帰りの市房山避難小屋(22km)では二人の差は11分に拡大。

最終盤のフィニッシュの村所驛が近づいたところで永里はコースに迷い、時間をロスしてしまいましたが、2位の牛田美樹に3分の差をつけて4時間21分でフィニッシュして優勝を果たしました。優勝した永里剛城は富士登山駅伝で上位常連の国分自衛隊で今年はレースの要となる5区・7区の選手として出場していますが、意外にもスカイランニング、トレイルランニングのレースに出たのは先週の尾瀬岩鞍VKで2位になったのが初めて。今回の38kmという距離はレースでも走ることは少ない長い距離でしたが、その実力の高さを示しました。来シーズンはヴァーティカル・キロメーターのレースに積極的に挑戦したいといいます。

Skyrunner_Series_Japan_logo牛田美樹はスカイランニングのシリーズ戦を含め数多くのレースで上位に入っていますが、今回の2位でスカイランナー・ジャパンシリーズ(SJS)の年間獲得ポイントで首位となり、昨年に続く2年連続での年間チャンピオンの座を獲得しました。3位になった内野誠治は今年の霧島・えびの高原の30kmで優勝するなど、九州のトレイルレースで最近上位に入ることが増えています。今回はSJS最終戦という大きな舞台でシリーズ戦で上位に名前を連ねる選手たちを抑えての堂々の3位でした。4位には脚の故障にもかかわらず学生時代を過ごした宮崎の山を走れるのが楽しかった東徹。後半の下りで順位をあげた5位の竹原直矢、6位の工藤祐輔と続きました。

女子のレースでは今年のスカイランニング世界選手権・Buff Epic Trail 105kで8位の星野由香理 / Yukari Hoshinoが終始リードを守って優勝。5時間56分というタイムは星野のベストの走りからは遠い結果に違いありませんが、この大会での優勝でSJS年間チャンピオンを獲得することになりました。2位、3位には木村明日香 / Asuka Kimura石井陽子 / Yoko Ishiiがそれぞれ入りました。

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星野由香理がトップで市房山避難小屋(16km)を通過。

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2016年スカイランナー・ジャパンシリーズ年間チャンピオンとなった牛田美樹(右)と星野由香理。

西米良村の豊かな文化と歴史、温かいもてなしが印象的

2014年のプレ大会に始まり、今回が第二回となる西米良スカイランニングクエストは、昨年に続いてスカイランナー・ジャパンシリーズの最終戦として注目を集め、その大会の名前はスカイランニング・ファンの間では全国に知られています。しかし、宮崎県の山間地、西米良村(にしめらそん)で300人ほどが参加して行われるこの大会の魅力については、まだ広く知られてはいなかったと思います。

スタート前に今回の大会参加者で最高齢の伊藤喜春さん(71歳)に記念品を手渡す西米良村の黒木定蔵村長。

スタート前に今回の大会参加者で最高齢の伊藤喜春さん(71歳)に記念品を手渡す西米良村の黒木定蔵村長。

前夜祭では地元産のゆずやイセイモ、しいたけの煮染め、シカ肉の唐揚げをはじめとする郷土料理が振る舞われたほか、地域で代々受け継がれて600年の歴史を持つ神楽が披露され、小さな村が誇る豊かな歴史や文化が印象的でした。そして大会当日は甘いもの、温かいものからしっかりお腹にたまるものまでエイドごとに異なる手作りの郷土食が並びます。沿道には村の人たちが旗を振って応援して選手とハイタッチしたり、私設エイドで食べ物やビールを振舞ったりする様子も見られました。そして、地元の小学生のみなさんがフィニッシュまで最後の数百メートルを選手を励ましながら伴走する姿には、スカイランニングというスポーツが地域や世代を結びつけるきっかけになることを実感させられました。

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大会前日の前夜祭では西米良村で600年にわたって続く神楽が披露されました。

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エイドステーションに並んだ数々の郷土料理。

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3位の内野誠治も西米良の子どもたちに伴われてフィニッシュ。

関東には神流マウンテンラン&ウォークという人気のトレイルランニング大会がありますが、神流に魅力を感じる方には是非、宮崎県西米良村への旅をお勧めします。

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コースの一部で標高差250mほどを登る4kmのレースには地元・西米良村の子どもたちが多数参加していました。

・リザルト

全体のリザルトはこちら

男子 / Men

  1. 永里剛城 Goki Nagasato (国分自衛隊) 4:21:46
  2. 牛田美樹 Miki Ushida (inov-8) 4:24:44
  3. 内野誠治 Seiji Uchino 4:39:27
  4. 東徹 Toru Higashi (ASICS) 4:50:19
  5. 竹原直矢 Naoya Takehara 4:52:47
  6. 工藤祐輔 Yusuke Kudo 4:54:52
  7. 小山真一 Shinichi Koyama (第1空挺団) 4:56:51
  8. 山本大賀 Taiga Yamamoto 4:59:57
  9. 小寺教夫 Norio Kodera 5:02:20
  10. 小出徹 Toru Koide (Salomon) 5:23:34
優勝した永里剛城のフィニッシュ。

優勝した永里剛城のフィニッシュ。

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2位でフィニッシュし、今年のSJS年間チャンピオンとなった牛田美樹。

女子 / Women

  1. 星野由香理 Yukari Hoshino (Altra)5:56:49
  2. 木村明日香 Asuka Kimura6:24:00
  3. 石井陽子 Yoko Ishii 6:50:11
  4. 白仁田理恵 Rie Shiranita 6:56:03
  5. 橋口さおり Saori Hashiguchi7:29:28
  6. 藤村雅子 Masako Fujimura7:41:04
  7. 前畑明子 Akiko Maehata 7:55:02
  8. 佐野美穂 Miho Sano 8:01:17
  9. 中熊恵 Megumi Nakaguma 8:13:05
  10. 信国敦子 Atsuko Nobukuni 8:13:11
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女子2位でフィニッシュした木村明日香。

女子3位の石井陽子。

女子3位の石井陽子。

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