2020年マウンテンランニング世界選手権はスペイン・カナリア諸島で10月23−25日に開催

WMRA(World Mountain Running Association、世界マウンテンランニング協会)は来年2020年のマウンテンランニング世界選手権をスペイン・カナリア諸島ランサローテ島で行われる大会、Haría Extreme Lanzaroteの中で10月23−25日に開催すると発表しました。世界選手権は距離約6kmのジュニア・クラシック、10-12kmのシニア・クラシック、42-44kmのロングディスタンスの3種目において開催される予定です。

(写真・2020年マウンテンランニング世界選手権が開催されるランサローテ島。Photo © WMRA)

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ランサローテ島での会見に臨むWMRA会長のジョナサン・ワイアット(右) Photo © WMRA

ランサローテ島での会見に臨むWMRA会長のジョナサン・ワイアット(右) Photo © WMRA

マウンテンランニング世界選手権は1985年から毎年開催。2004年からは45km以下、累積1600mD+以上のコースで行うロングディスタンスマウンテンランニング世界選手権も開催されるようになりました。今年2019年は6.6km、13.5kmのクラシックディスタンスと38kmのロングディスタンスの両方の世界選手権が11月15−17日にアルゼンチンのビジャ・ラ・アンゴストゥーラ Villa La Angosturaで開催のK42 Adventure Marathonの中で開催されます。このほか、マウンテンランニングでは年間シリーズ戦としてマウンテンランニング・ワールドカップを開催しており、2019年は欧州とアメリカの7つのレースから構成されました。

このほか、トレイルランニングでは2007年にIAU(国際ウルトラランナーズ連盟)によって最初のトレイル世界選手権が開催されました。2015年までは2年に一度の開催でしたが、ITRA(国際トレイルランニング協会)が開催協力に加わった2016年からは毎年の開催となり、今年2019年はポルトガルのミランダ・ド・コルヴォ Miranda do Corvoで開催のTrilhos dos Abutresで世界選手権が開催されました。なお、IAAF(国際陸連)、ITRA、WMRA、IAUはこれまでのトレイルランニング、マウンテンランニングの世界選手権を統合して2021年に「IAAF World Trail and Mountain Running Championships」を開催することが決まっており、IAAFでは統合後初の世界選手権のホスト大会の公募を始めています。この世界選手権では12km前後の「クラシック」、4−7kmの「バーティカル」、80km前後の「ロングトレイル」、40km前後の「ショートトレイル」の4種目が開催される予定。以後、統合後の世界選手権は隔年開催となる予定で、来年2020年は「トレイル世界選手権」は開催されません。

スカイランニングでは1998年にスカイランニング世界選手権、2004年から国際シリーズ戦のスカイランナー・ワールドシリーズ、2017年からバーティカルキロメーター競技のバーティカルキロメーター・ワールドサーキット、2009年から高層ビルを駆け上るバーティカルラン競技のバーティカル・ワールドサーキットが開催されています。スカイランニング世界選手権は現在2年に一度の開催で次回はスペインのバル・デ・ボイ Vall de Boíで開催のBUFF® Mountain Festivalの中で行われます。このスカイランニング世界選手権では約5kmの「バーティカル」、42kmの「スカイ」、65kmの「ウルトラ」の3種目が設けられます。

このほかの国際的なシリーズ戦では100km超のウルトラ・トレイルのシリーズ戦であるUltra-Trail World Tourが2014年から、40km前後のレースから構成されるGolden Trail Seriesが2018年から開催されています。

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