DC Weekly 2021年11月22日 FTR100K、Last Samurai Standing、MIUT、JFK 50

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

毎週このコラム記事をベースにプラスアルファの解説や、ゲストのインタビューをライブ配信またはプレミア配信でお届けしている番組が「DC Weekly LIVE+」です。今週は11月22日月曜日21時から。FunTrails Round 秩父&奥武蔵 のFTR 100Kで優勝した枝元香菜子さんのインタビューを番組後半でご紹介します。

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先週末開催のイベント

11月20日土曜日 – 21日日曜日

FTR 100K / FTR 30K

埼玉県秩父市、飯能市。秩父市の羊山公園を会場に106kmのFTR100K、30kmのFTR30Kの二つのレースが行われました。FTR100Kでは矢嶋信枝元香菜子の両選手が男女それぞれ男女のレースで優勝。FTR30Kは小林海仁がそれぞれレースを制しました。リザルトはこちら(掲載され次第リンクします)。

Japan Trophy Qualifying Race (12h)

沖縄県那覇市。JAPAN TROPHYシリーズのレースへの参加資格を得られる機会として企画された大会は2.8kmの周回レースでの12時間走。石川佳彦が144.56kmを記録して優勝。2位に高橋和之(130.66km)、そして総合3位には130.66kmで加藤千代子が女子優勝(高橋と加藤の着順については未確認です)。男子3位は池田秀次で122.32km。女子は昇はづき中本逸恵がともに119.54kmでトップ3に(二人の着順は未確認です)。リザルトはこちら

ちいさなUTMF

静岡県御殿場市の時之栖 MTBパーク FUTAGOで開催の「UTMFフレンドシップレース」。25kmと15kmのリレーとソロのレースなどが行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

Backyard Ultra Last Samurai Standing

今回で3回目となるバックヤードウルトラの大会。20日土曜日午後3時に5つの会場で同時にスタートし、それぞれの会場で最後の一人となるまでレースが続きました。もっとも多くの周回を重ねたのは上野村(群馬県)の芝脇大貴倉井カトルスで44ヤード(295km)。22日月曜日の正午、二人が揃って次の周回をしないことを決めてラストスタンディングの選手となりました。このほかの会場では最後の一人となった選手が独りで周回を終えたところで勝負が決まりました。福島では正岡隼が41ヤード(275km)、東京は吉田幸徳が39周(262km)、三瓶(島根県)は田中実が31ヤード(208km)、京都は森下輝宝が30ヤード(201km)でそれぞれラストスタンディングに。女性では26周(174km)が山本奈和子(東京)、25周(168km)が鈴木栞奈(東京)、24周(161km)が松本ゆり(上野村)、林絵里(福島)といった記録を残しました。リザルト速報は大会ウェブサイトから。

11月20日土曜日

MIUT, Madeira Island Ultra-Trail (115k / 85k / 43k /16k)

北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で開催のUltra-Trail® World Tourのシリーズ戦。例年の4月から約半年遅れて開催されました。115kmの男子はハンス・ナンバーガー Hannes Namberger(ドイツ)、セバスチャン・クロービク Sebastian Krogvig(ノルウェー)、ベニャト・マルミソレ Beñat Marmissolle(フランス)の3人が先頭集団でしたが、ナンバーガーが終盤の下りセクションで他の選手との差を広げ続けて14時間0分で優勝。40分後にドミトリ・ミチャエフ Dmitry Mityaev(ロシア)が14時間41分で2位、ジャン・フィリップ・チュミ Jean-Philippe Tschumi(スイス)が14時間49分で3位に。優勝したナンバーガーは6月のLavaredo Ultra Trailで優勝して注目されたのち、今年のUTMB®︎では6位となっていました。女子はヒラリー・アレン Hillary Allen(アメリカ)が終始リード。17時間18分で優勝。アレンは2019年のTDS®︎で2位、2020年はL'Echappée Belleの87kmのレースで優勝しています。キルステン・アムンズゴード Kirsten Amundsgård(ノルウェー)が17時間57分で2位、エカテリーナ・ミチャエワ Ekaterina Mityaeva(ロシア)が17時間58分で3位となっています。リザルトはこちら

これも読む
ウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji 2022 リザルト

Barcelona Trail Races (Grand Trail Collserola 77k, 47k, 29k)

カタルーニャのバルセロナ市内をスタート・フィニッシュ地点とする都市型のトレイルランニング大会。リザルトはこちら

JFK 50

アメリカ・バージニア州で開催。前半のアパラチアン・トレイル、後半の川沿いの未舗装路というコースからなる50マイルのレースは1963年に遡る歴史ある大会。男子はアダム・ピーターマン Adam Peterman、女子はサラ・カミングス Sarah Cummingsがそれぞれ優勝しました。男子優勝のピーターマンは昨年ヘイデン・ホークスが優勝した際の大会新記録に58秒差の歴代2位となる5時間19分38秒で優勝。2位にザック・ビービン Zack Beavin(5時間35分)、3位はエリック・リプーマ Eric LiPuma(5時間39分)という結果でした。女子は昨年のこの大会で準優勝のカミンガムが後半に入ってリードを奪って6時間18分43秒で優勝。続くサラ・ビール Sarah Biehlが6時間22分で2位、デボン・ヤンコ Devon Yankoが6時間31分で3位でした。リザルトはこちら

11月21日日曜日

八王子丘陵ファントレイルin太田

群馬県太田市・八王子山公園。24kmのロングコースの男子は後続の選手に20分近い差をつけた吉野大和が圧勝(1時間50分)。田村貴之(2時間10分)、白川裕登(2時間15分)が続いています。女子は一木夢香が2時間42分で優勝。狩野幸子(2時間49分)、山口典子(2時間56分)がトップ3になっています。11kmのハーフコースは男子では吉永歩(53分46秒)に日下泰造(55分51秒)、小林健一(56分49秒)が続いて表彰台に。ハーフ女子は樋口美和が1時間6分24秒で優勝、新地柚佳(1時間11分44秒)、田沼美華(1時間12分11秒)がそれぞれ2位、3位でした。リザルトはこちら

錦江町でんしろうトレイル(28km、18km)

鹿児島県錦江町で開催。花瀬でんしろう館を拠点に28kmと18kmのレースが開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末開催のイベント

11月23日火曜日

波賀トレイルランニング EXPANSION

兵庫県波賀町。春の「兵庫波賀トレイルランニング」の秋開催版として昨年開催された大会が今年も開催されます。

11月24日水曜日 – 28日日曜日

WAA 360°

カナリア諸島ラ・ゴメラ島で開催される212km 13,000mD+のコースで行われるレース。エイドステーションが設けられるものの、マーキングなしのセルフナビゲーションでコースを進むレースとなっています。2017年からグラン・カナリア島のTransgrancanariaの中で265kmのレースとして行われていたイベントが独立し、今回は同じカナリア諸島の中で島を移して開催されます。

11月26日金曜日 – 28日日曜日

(中止)HK168 (Full 168, Half 168, 63k, 33k)

香港のニューテリトリーのTai Mei Tuk 大美督をスタート・フィニッシュ地点とする100マイルなどのレース。昨年に続いて今年の開催も見送られ、次回は3月18-20日とアナウンスされています。

11月26日金曜日 – 29日月曜日

TAMBA100 アドベンチャートレイル(100マイル、50K)

兵庫県丹波市の山間地にあるダイナソーベースを会場に開催。招待選手としていいのわたる、大瀬和文、若岡拓也、土井陵、黒河輝信の各選手が参加。

これも読む
DC Weekly 2022年8月15日 Sierre-Zinal、TJAR

11月27日土曜日 – 28日日曜日

Ultra-Trail Cape Town (100k, 65k, 35k, 21k)

南アフリカ・ケープタウンをスタート・フィニッシュ地点とするレース。

11月27日土曜日

La SainteLyon (156km, 78km<ソロ、リレー>, 46km, 23km, 13km)

フランスで開催。サン=テティエンヌ Saint-Étienneからリヨン Lyonをつなぐ林道や舗装路のコースで開催。1952年から続いている歴史ある大会で、夜間に開催されるのが特徴です。Point to pointの78kmのレースではソロとリレーが行われるほか、リヨンを出発してコースを往復する156kmのレースも。

Formosa Trail (104k, 75k, 40k, 16k,8k)

台湾中部、埔里 Puliで開催の104km 5650mD+など4つのレースが開催される大会。

11月28日日曜日

鹿島槍スーパーバーティカル

長野県・鹿島槍スキー場。昨年4月に4km 800mD+のコースで予定されていた初開催の大会が11月に3.3km 720mD+にコースを変更して開催されましたが、第二回大会も前回と同じ形式で開催。スカイランニング北信越選手権の大会となっています。

大歩危国見山スカイレース

徳島県三好市の国見山で開催。山頂を周回する12.8km 1,436mD+のコースで今回初めて開催されます。スカイランニング中四国選手権のスカイ競技の大会です。

(中止)石和・春日居温泉郷 富士山眺望トレイルラン&ウォーク(29km/11km)

山梨県笛吹市の春日居スポーツ広場を拠点に開催される大会。昨年に続いて今年も開催見送りとなっています。

(中止)身延山七面山修行走

山梨県身延町。日蓮宗総本山として有名な身延山で開催される人気大会。今年の大会は8月に中止と発表されており、検討されていたミニレースの開催もその後見送られました。2018年大会は台風による土砂崩れで中止、19年は工事のため身延山の周回コースに変更して開催、20年はコロナ禍で中止ながらミニレースを開催、となっています。

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