国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
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先週末開催のイベント
1月29日水曜日 – 2月1日土曜日
Hong Kong Four Trails Ultra Challenge
香港の4つのロングトレイルを連続で走破するシングルステージのチャレンジ。1人のクルーによるトレイルの間でのサポートが許されるのみであるほか、ランナーは鎮痛剤やトレッキングポールの使用が認められないほか、今年は新たに腕時計を身につけることも禁じられ、厳しい条件のもとで自分の限界に挑むイベントです。
主催する香港在住のウルトラランナー、アンドレ・ブルムバーグ Andre Blumberg に今年参加を認められた選手は15人。6時間前にようやくスタート時間を知らされた選手たちは春節の1月29日の夜にマクレホース・トレイルの西端、ツェンムン 屯門をスタートして計298km、累積獲得高度 14,500mD+の走破を目指します。
新ルールで厳しさが増したこともあってか、各選手ともこれまでのHK4TUCに比べてややペースは抑え気味な中で、2020年に優勝、2023年に2位と二度の完走経験を持つヌーゴ・ヤマナス・リンブ Nugo Yamanath Limbu (NEP)が60時間以内の完走を目指せるペースで独りでリードします。最後のランタオトレイルに入るとペースが落ちる時間帯を挟んでコースを進むようになりました。苦しみながらもヌーゴ・ヤマナス・リンブが60:49で3回目の完走を成し遂げて優勝。しかし、過去2回とも手にした60時間以内の完走者のタイトル「フィニッシャー」は逃しました。
続いて65:20で2人目のフィニッシャーとなったのはシェ・ウェンフェイ Wen Fei Xie 谢雯菲 (CHN) で、女子優勝のタイトルも手にしました。中国のエリート選手として活躍しながらも、こうした超長距離のチャレンジにも積極的に取り組んでいます。3番手はイエ・シャオミン Ye Xiao Ming 叶晓明 (CHN) で66:34で男子2位。続いて男子3位に日本から参加した脇屋貴司 Takashi Wakiya (JPN) が67:44でフィニッシュしています。
女子選手ではキミー・レオン Kimmy Leung Hong Kiu 梁康翹 (HKG) が70:20で女子2位で完走、2023年に続いて2度目の完走でした。武市香里 Kaori Takeichi (JPN) は71:04で完走して女子3位でした。
日本から参加の藤田慎一郎 Shinichiro Fujita (JPN) も71:48で完走しています。
今回は11人が72時間以内で完走して「サバイバー」と認められ増した。しかし60時間以内の完走者である「フィニッシャー」は2017年の大会創立以来初めての0人という結果でした。
リザルトはこちら。
- ヌーゴ・ヤマナス・リンブ Nugo Yamanath Limbu (NEP) – 60:49:28 (M)
- シェ・ウェンフェイ Wen Fei Xie 谢雯菲 (CHN) – 65:20:12 (F)
- イエ・シャオミン Ye Xiao Ming 叶晓明 (CHN) – 66:34:35 (M)
- 脇屋貴司 Takashi Wakiya (JPN) – 67:44:56 (M)
- ジェン・ルーミン Zheng Lumin 郑露民 (CHN) – 68:25:44 (M)
- キミー・レオン Kimmy Leung Hong Kiu 梁康翹 (HKG) – 70:20:28 (F)
- ゴードン・ラウ Gordon Lau Kam Fai 劉錦輝 (HKG) – 70:57:37 (M)
- 武市香里 Kaori Takeichi (JPN) – 71:04:09 (F)
- ケネス・チャン Kenneth Chan Wai Tik 陳偉迪 (HKG) – 71:11:29 (M)
- グレン・イック Glen Yick Kin Ho 易健豪 (HKG) – 71:32:33 (M)
- 藤田慎一郎 Shinichiro Fujita (JPN) – 71:48:09 (M)
1月31日金曜日 – 2月2日日曜日
Trilhos dos Abutres (51k, 32k, 23k)
ポルトガル中部のミランダ・ド・コルヴォで51kmや32kmなどのレースが行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
2月1日土曜日 – 2日日曜日
Rocky Raccoon 100 (100m, 100k)
米国テキサス州ハンツビルで開催される100マイル、100kmのレースで、比較的フラットなコースを走る高速レースです。100マイルでは男子でコリン・マクファーレン Colin MACFARLANEが15:53、女子はタチアナ・リピンスキー Tatiana RYPINSKIが18:56で優勝。リピンスキーは2023年に続いて2度目の優勝となりました。100kmはジャック・バスラー Jack BASLERが9:56、カリーナ・セゴビアーノ Carina SEGOVIANO が13:13でレースを制しました。リザルトはこちら。
100M 男子
- コリン・マクファーレン Colin MACFARLANE (USA) 15:53:51
- ギャレット・ネルソン Garrett NELSON (USA) 16:34:34
- ウィリアム・ワイドマン William WEIDMAN (USA) 16:44:23
100M 女子
- タチアナ・リピンスキー Tatiana RYPINSKI (USA) 18:56:23
- メーガン・ジャクソン Megan JACKSON (USA) 19:22:34
- リンジー・カソウ Lindsay KASOW (USA) 21:24:01
100K 男子
- ジャック・バスラー Jack BASLER (USA) 09:56:36
- マイク・シュミット Mike SCHMITT (USA) 10:46:40
- スティーブ・フーグランド Steve HOOGLAND (USA) 11:01:13
100K 女子
- カリーナ・セゴビアーノ carina SEGOVIANO (USA) 13:13:33
- ケイシー・ベルガラ Kacey VERGARA (USA) 13:25:18
- ケイティー・ピアース Katie PIERCE (USA) 13:49:11
2月2日日曜日
かたのビッグロックトレイル(23km)
大阪府交野市の府民の森くろんど園地を会場に23kmのレースが行われました。リザルトはこちらに公開される見込みです。
くだまつ笠戸島アイランドトレイル(30k, 17k)
山口県下松市の笠戸島で開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
今週末開催のイベント
2月7日金曜日 – 8日土曜日
Kalaw Ultra Trail Run (80k, 50k, 25k, 15k, 5k)
ミャンマーのシャン州カロー Kalaw で開催される国際的な大会で、Asia Trail Masterのシリーズ戦です。このシリーズの中では初めてのミャンマーでのレースとなります。80kmのコースは約2,500mの累積標高となっています。
2月8日土曜日 – 16日日曜日
Montane Arctic Spine Race (472km)
イングランドでのSpine Raceは1月に開催されたばかりですが、こちらはスウェーデンの北極圏内にあるクングスレーデン・トレイル Kunglesden Trail の472kmを走るというシングルステージのレースとなります。気温は最低でマイナス40℃、風速は最大64km/hという厳しさの中、228時間以内での完走を目指します。
2月8日土曜日 – 14日金曜日
The Coastal Challenge (230km, 6 stages)
コスタリカで開催されるマルチステージのトレイルランニングレースです。ジャングル、ビーチ、砂利道、トレイルなどの変化に富んだ合計240kmのコースを6日間で走破するチャレンジとなります。セルフサポート形式のレースで、選手はビバークの装備や補給食、ファーストエイドキットなどを携行して走ることになります。
2月8日土曜日 – 9日日曜日
Black Canyon Ultras (100k-Golden Ticket, 50k)
米国アリゾナ州のブラック・キャニオン・ナショナル・レクリエーション・トレイルをコースとするレースで、100kmと新しく開催される50kmのレースが行われます。いずれのレースもワールド・トレイル・メジャーズのシリーズ戦で、さらに100kmのレースは上位選手がウェスタンステイツの出場権を獲得できるゴールデンチケットレースとなっています。今年も米国以外からのエリート選手が加わってハイレベルなレースとなります。コースは先史時代のネイティブ・アメリカンの旅人や貿易商が使用していた歴史的なルートをたどります。
当サイトのプレビュー記事はこちら。
2月8日土曜日
大紀町シーサイドトレイル(23km, 14km)
三重県大紀町で開催される海と山の絶景を楽しみながら走るトレイルランニングイベントです。ロングは23km(累積標高1700m)、ショートは14km(累積標高900m)のコースを走ります。
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