DC Weekly 2025年4月21日 神戸トレイル、Mount Yun by UTMB、Skyrace des Matheysins

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真 神戸トレイル Kobe Trail のGTWSに続く二日目にはオープンレースが開催されました。Photo @ KOBE TRAIL)

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先週末開催のイベント

4月11日金曜日 – 20日日曜日

Mount Yun by UTMB (159k, 97k, 68k, 48k, 30k, 21k, 12k, 8.9k, 3k)

中国・山西省で開催のUTMBワールドシリーズのイベントです。二つの週末に分けて開催されるというフォーマットの大会ですが、悪天候のため前週末のレースは中止となりました。先週末は前週に予定されていたものも含め、多くのレースが開催されました。

注目選手としては96kmの「DMY」女子でシャン・フージャオ Fuzhao XIANGが圧勝。今週末はマウントフジ100の40kmのレースに参加します。同じくマウントフジ100のKAI70kにエントリーしているシェン・ジアシェン Jiasheng SHENはこの大会の21kmで圧勝しています。リザルトはこちら

DMY (96.8km)

女子

  1. フージャオ・シャン Fuzhao XIANG (CHN) 11:00:49\
  2. ウェンロン・ジョン Wenrong ZHENG (CHN) 12:14:16\
  3. イン・イ Ying LI (CHN) 12:33:09\

男子

  1. ジョンチャン・ション Zhengqiang XIONG (CHN) 10:15:08\
  2. ミン・チー Min QI (CHN) 10:39:16\
  3. フアリン・チェン Hualing CHEN (CHN) 10:59:28\
EMY (21.5km)

女子

  1. ジン・ワン Jing WANG (CHN) 03:23:16\
  2. ヤンシャオ・ワン Yanxiao WANG (CHN) 03:26:43\
  3. シャンホン・イ Xianghong LI (CHN) 03:36:40\

男子

  1. ジアシェン・シェン Jiasheng SHEN (CHN) 01:59:51\
  2. レイ・チェン Lei CHEN (CHN) 02:32:22\
  3. ヨンティエン・ワン Yongtian WANG (CHN) 02:38:43\
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UMY (160.8km)

女子

  1. ロンファ・デン Ronghua DENG (CHN) 21:58:48\
  2. リピン・ワン Liping WANG (CHN) 22:13:06\
  3. ヴァルヴァラ・シカノヴァ Varvara SHIKANOVA (AIN) 22:53:29\

男子

  1. ジアジュ・チョウ Jiaju ZHAO (CHN) 17:51:36\
  2. ヨンボ・ウー Yongbo WU (CHN) 18:13:37\
  3. ジーチェン・ワン Jiqian WANG (CHN) 18:14:22\
MMY (48.3km)

女子

  1. ティン・チャン Ting ZHANG (CHN) 05:16:39\
  2. ルイファン・チョウ Ruifang ZHOU (CHN) 05:18:29\
  3. ラム・マヤ・ブッダ Ram Maya BUDHA (NEP) 05:38:33\

男子

  1. タオ・ルオ Tao LUO (CHN) 04:08:31\
  2. アーチン・ウー Erqing WU (CHN) 04:10:52\
  3. イェユェドゥ・シー Yeyuedu SHI (CHN) 04:29:36\

4月18日金曜日 – 20日日曜日

Iznik Ultra (160k, 90k, 75k, 50k, 25k, 14k, 5k)

トルコ北西部、ブルサ県の歴史ある町、イズニックで開催される大会です。リザルトはこちらから見ることができます。

4月19日土曜日 – 20日日曜日

Kobe Trail (21k-GTWS, 15k, 4k)

神戸市の摩耶山掬星台を会場にして開催される都市型トレイルランニングイベントとして、昨年に続いて二回目の開催。初日の土曜日の21kmが「ゴールデントレイルワールドシリーズ改め「GTWS」」の開幕戦でした。レースは昨年の女子2位だったサラ・アロンソ Sara Alonso (ESP) が女子優勝、昨年男子優勝のパトリック・キプンゲノ Patrick Kipngeno (KEN)が連覇。日本勢は髙村貴子 Takako Takamura が女子4位、近江竜之介 Ryunosuke Omi が男子5位と健闘し、集まった観客を沸かせました。当サイトではこの日のレースの模様をライブでX(旧Twitter)アカウントでお伝えしたほか、より詳しいリザルト記事も公開しています。

GTWSの21kmのコース上には多くの人たちが応援に詰めかけた。Photo @ KOBE TRAIL

GTWSの21kmのコース上には多くの人たちが応援に詰めかけた。Photo @ KOBE TRAIL

神戸トレイル Kobe Trail はサラ・アロンソとパトリック・キプンゲノが勝利、髙村貴子は女子4位、近江竜之介が男子5位に、2025年GTWS開幕戦

2025.04.20
レースの後、神戸市内では「トレイルディスコ」が開催された。Photo @ KOBE TRAIL

レースの後、神戸市内では「トレイルディスコ」が開催された。Photo @ KOBE TRAIL

二日目の日曜日は15kmや4km、リレーのオープンレースが行われました。DogsorCaravanの中の人、岩佐も15kmに挑戦。5時間を超える悪戦苦闘の末に完走しています。リザルトはこちらで公開される見込みです。

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Skyrace des Matheysins (42k, 11k, 19k, 25k-SWS)

フランスのイゼール県サン=トノレではフランスにおけるスカイランニングの象徴的な大会が開催されました。今年もMerrell Skyrunner World Seriesのシリーズ戦の一つとなっていました。今年は悪天候のため、テクニカルなセクションや急登が一部カットされました。変更後のコースは27km、2,000mD+となりました。

女子ではルシール・ジェルマン Lucille Germain (FRA) が、ジュリー・ルー Julie Roux (FRA) を最初の登りでかわしてリードを奪います。その後はジェルマンがリードを広げる展開となり、2時間51分20秒で優勝。2位のルーに8分の差をつけました。3位争いは、スペインのマルタ・マルティネス Marta Martinez (ESP) とグレタ・ガルシア Greta Garcia (ESP) の間の競り合いとなり、マルティネスが3位のスポットを9秒差で手にしました。

男子のレースはアレックス・オーバーバッハー Alex Oberbacher (ITA) が序盤から独走します。最初の登りでイギリスのジェイコブ・アトキン Jacob Adkin (GBR) からリードを奪うと、そのままトップを維持し、2時間25分50秒でフィニッシュしました。2位以降は激しい戦いとなりました。最終的にロベルト・デロレンツィ Roberto Delorenzi (SUI) が抜け出し、オーバーバッハーから2分差の2位でフィニッシュ。3位には若手のヤン・トレッラ Jan Torella (ESP) がデロレンツィからわずか8秒差で入りました。リザルトはこちら

男子優勝のアレックス・オーバーバッハー Alex Oberbacher と 女子優勝のルシール・ジェルマン Lucille Germain。Photo © Merrell Skyrunner World Series

男子優勝のアレックス・オーバーバッハー Alex Oberbacher と 女子優勝のルシール・ジェルマン Lucille Germain。Photo © Merrell Skyrunner World Series

女子

  1. リュシル・ジェルマン Lucille GERMAIN (FRA) 2:51:20
  2. ジュリー・ルー Julie ROUX (FRA) 2:59:39
  3. マルタ・マルティネス Marta MARTINEZ (ESP) 3:02:04
  4. グレタ・ガルシア Greta GARCIA (ESP) 3:02:13
  5. パトリシア・ピネダ Patricia PINEDA (ESP) 3:03:13
  6. エミリー・ビュル Emilie BULLE (FRA) 3:03:46
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MEN

  1. アレックス・オーバーバッハー Alex OBERBACHER (ITA) 2:25:50
  2. ロベルト・デロレンツィ Roberto DELORENZI (CHE) 2:27:20
  3. ヤン・トレラ Jan TORRELLA (ESP) 2:27:28
  4. ルカ・デルペロ Luca DEL PERO (ITA) 2:27:37
  5. フレデリック・トランシャン Frederic TRANCHAND (FRA) 2:28:05
  6. ジェイコブ・アドキン Jacob ADKIN (GBR) 2:28:40

4月20日日曜日

奥武蔵もろやまトレイルラン(24km)

埼玉県毛呂山町。毛呂山総合公園をスタート地点に、奥武蔵の自然豊かなトレイルを走る24kmのレースが行われました。成績は年代別に分かれていますが女子総合でみると、佐光菜々子が2:33で首位でフィニッシュ、大松知恵(2:49)、竹中由香里(2:51)が続きました。同じく男子は須永義伸が2:10で最初のフィニッシャーとなり、山岸正季(2:11)、小笠原航洋(2:14)がトップ3に入りました。リザルトはこちら

チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン(120km, 100km, 80km, 62km)

山梨県富士吉田市の富士北麓公園を拠点にロードのウルトラマラソン大会が開催されました。最も参加者の多かった100kmのカテゴリーでは髙野温菜が7:54で女子優勝、鴨志田遼太郎が7:01で男子優勝でした。

100km 女子

  1. 髙野 温菜 7:54:27
  2. 佐野 亜友美 8:06:43
  3. 松本 咲子 8:19:48

100km 男子

  1. 鴨志田 遼太郎 7:01:08]
  2. 冨高 一成 7:20:53
  3. 相川 裕一 7:35:14

リザルト速報はこちら

さくらおろち湖トレイルラン大会

島根県雲南市と奥出雲町にまたがるさくらおろち湖の美しい景観と田舎の温かさを体感できます。ロング30kmでは奥田千恵が3:39、景山浩太が3:14で女子、男子それぞれで優勝。17kmのショートは森桐子が1:38で女子優勝、川島右也が1:16で男子優勝という結果でした。

ロングコース 女子

  1. 奥田 千恵 03:39:12
  2. 柏井 梨江 04:20:44
  3. 中村 気恵 04:21:18
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ロングコース 男子

  1. 景山 浩太 03:14:33
  2. 高野 弘之 03:15:04
  3. 橋田 祐一郎 03:16:32

ショートコース 女子

  1. 森 桐子 01:38:40
  2. 松本 華奈 01:43:47
  3. 高木 明美 01:48:38

ショートコース 男子

  1. 川島 右也 01:16:58
  2. 月輪 浩之 01:22:29
  3. 中村 隆治 01:27:59

リザルト速報はこちら

多度山トレイルラン(23k, 11k)

三重県桑名市の自然豊かな里山「多度山」を走るトレイルランニング大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

北九州・平尾台トレイルランニングレース(40k/17k)

福岡県北九州市の北九州国定公園・平尾台で開催。40kmのロングコースと17kmのショートコース、さらにペアで挑戦するロングコースのレースが行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

RunRunトレイルかごしまinグリーンファーム(12.5k, 7.5k)

鹿児島市観光農業公園グリーンファームで農業体験とトレイルランニングを融合したユニークな大会が開かれました。トレイルランニングは周回コースで行われ、ロング(12.5km)は 瀬戸口陽葉が1:36、瀬戸口寛が1:13で女子、男子それぞれで優勝。ミドル(7.5km)は山下由美が1:04で女子のレースを制しました。男子は湯ノ口哲平が48:12で制しました。リザルトはこちら

ロング 女子

  1. 瀬戸口 陽葉 01:36:10
  2. 新留 真紀 01:38:10
  3. 福元 友香 01:43:53

ロング 男子

  1. 瀬戸口 寛 01:13:45
  2. 石﨑 佑太郎 01:16:25
  3. 池澤 悠太郎 01:18:25

ミドル 女子

  1. 山下 由美 01:04:59
  2. 福留 成美 01:06:17
  3. 中村 海旺 01:16:00

ミドル 男子

  1. 湯ノ口 哲平 48:12
  2. 本中野 翔吾 49:34
  3. 中島 正博 51:01
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今週末開催のイベント

4月25日金曜日 – 27日日曜日

Mt. FUJI 100 (100mile, 70k, 40k)

日本最大級の国際的なトレイルランニング・イベントとして今年も富士山麓で開催されます。「FUJI100mi」では、富士山の雄大な景色を望みながら、山麓の登山道や林道などを繋いだ約165km、累積標高差7,000mを超えるコースに挑みます。加えて約70kmの「KAI70k」、今年から新たに開催される40kmの「ASUMI40k」も開催され、あわせて3800人以上のランナーが集まります。今年もWorld Trail Majorsのレースとなり、国内外のトップ選手も加わります。当サイトでは今年の Mt. FUJI 100 の見どころをプレビュー記事としてまとめています。

Grand Raid Ventoux by UTMB (124k, 83k, 47k, 26k)

フランス・プロヴァンス地方の象徴的な山、モン・ヴァントゥ Mont Ventoux で開催されるUTMBワールドシリーズのトレイルランニングイベントです。最長の100Mカテゴリー (124km、累積標高6500mD+) のレースや100Kカテゴリー (89km、4600mD+)、50kカテゴリー (49km、2200mD+)、20kカテゴリー (28km、1200mD+) の4つのレースが用意されています。コースはプロヴァンスのブドウ畑から始まり、気まぐれな天候で知られるモン・ヴァントゥの山頂を目指します。

KAILAS PENANG SKYRACE (42k-SWS, 21k, 10k, 5k)

マレーシア・ペナン島のジョージタウンで開催される大会で、昨年に続いてMerrell Skyrunner World Seriesのレースとなります。SWSのレースとなるのは30kmの「PRO SKY」で累積獲得標高2354mD+で、湿度の高い気候の中を走るレースとなります。

4月25日金曜日 – 26日土曜日

Canyons by UTMB (161k, 100k-Golden Ticket, 50K, 25K)

米国カリフォルニア州オーバーンで開催されるUTMBワールドシリーズの大会で、この中で行われる100kmのレースは上位選手がウェスタン・ステイツの出場権が得られる「ゴールデンチケットレース」となります。

4月26日土曜日 – 27日日曜日

MIUT – Madeira Island Ultra-Trail (115k, 85k, 60k, 42k, 16k)

「大西洋の真珠」、マデイラ島(ポルトガル)で行われる大会で、こちらもWorld Trail Majorsのシリーズ戦となります。メインとなる115kmのレースは、累積獲得標高7,100m以上に達し、島の西端ポルト・モニスから東端のマチコまで、内陸部の山々を越えて島を横断します。火山島特有の急峻でテクニカルなトレイルと、大西洋の絶景が特徴です。115kmのほかにも、85km、60km、42km、16kmのレースが行われます。

4月26日土曜日

Jinshanling Great Wall Trail Race (24.2k-GTWS)

中国・河北省の金山嶺長城で開催される「Jinshanling Great Wall Trail Race」(金山嶺長城トレイルレース)は、今回はGTWS(Golden Trail World Series)の第二戦となっており、前週の神戸に続いて多くの選手が転戦してハイレベルなレースを展開します。万里の長城の歴史的な石畳や、数千段にも及ぶ急峻な階段をコースに含みます。

Korea 50k (50k, 25k, 10k)

韓国・ソウル市郊外の東豆川市で開催される韓国の国際的なトレイルランニング大会です。メインの50Kカテゴリー(距離54km、累積獲得標高は約3400m)のほか、20km、10kmといったカテゴリーも用意されています。

軽井沢トレイルランニングレース (43km, 20km)

軽井沢プリンスホテルスキー場を発着点として浅間山の麓に広がるトレイルで自然の中を走るコースが魅力のイベントです。43kmの「ロング」のほか、20kmの「ミドル」やキッズレースが予定されています。

4月27日日曜日

いしおかトレイルラン大会(50k, 24k, 15k, 9k)

茨城県石岡市で開催され、副題の「果物と自然の里」の通り、果物と自然豊かな春の里山の風景の中を駆け抜けるコースが特徴です。

本格的な50kmから、24.3km、15.6km、9kmまでの4つの距離が設定されています。

希望が丘トレイルランニングレース(23km)

滋賀県の希望が丘文化公園で開催され、メインとなる23.5kmのコースはアップダウンが連続するシングルトラックが中心で、累積標高は1500mに及びます。

前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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