DC Weekly 2025年10月6日 Ultra Pirineu、Chihuahua by UTMB、比良びわ湖ビュートレイルラン、おごせ・ときがわ 50km、Lantau 2 Peaks

【追記・リザルトについて加筆しました。2025.10.06】国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(Photo © UTMB / Chihuahua by UTMB)

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先週末開催のイベント

10月1日水曜日 – 10月4日土曜日

Otter African Trail Run (42k)

南アフリカの美しい自然海岸線を駆け抜ける「アフリカのトレイルの聖杯」と称されるトレイルランニング大会です。リザルトはこちら

10月2日木曜日 – 10月4日土曜日

Chihuahua by UTMB (155k, 92k, 45k, 36k, 20k)

メキシコのチワワ州 Chihuahua で開催されたChihuahua by UTMBは、UTMBワールドシリーズの新たなイベントとして今年初開催となりました。1,800名を超えるランナーが参加し、そのうち約200名がララムリ族 Rarámuri のアスリートでした。この大会はララムリ族の聖地であるコパーキャニオンで開催され、参加者の86%がメキシコ出身、そのうち21%がチワワ州出身という地域に根差した大会としてスタートしました。レースは6つのカテゴリーで構成され、Rarámuri 100M(156km、累積標高差7,700m+)、Weriga 100K(94km、4,600m+)、Akáa 59K(59km、2,400m+)、Komakali 37K(37km、1,600m+)、Napurega 20K(20km、800m+)、そしてNorawa 8.5K(8.5km、200m+)の各レースが開催されました。

100マイルではエレナ・オーモン Elena Ormon (USA)が女子のレースで優勝し、2位にカタリーナ・カストロ・ビジカーニャ Catherine Castro Villicaña (MEX)、3位にマルセラ・エヴェリン・アリアス・ガエタ Marcela Evelyn Arias Gaeta (MEX)が続きました。男子はカナダのヴィクトール・ラロック Victor Larocque (CAN)が自身初の100マイル挑戦で21時間21分19秒のタイムで優勝しました。2位にはメキシコのマウロ・マルティン・キマレ Mauro Martin Quimare (MEX)、3位にはレジェス・ヒルトロ・サテボ・サラベアチ Reyes Giltro Satevo Sarabeachi (MEX)が入りました。日本の松山優太 Yuta Matsuyama (JPN) がトップ3に続く4位でフィニッシュしています。

Chihuahua by UTMBの100マイルで男子4位となった松山優太(右から二人目)。

100Kレースの女子はアンヘリカ・カロリナ・カブレラ・クルス Angelica Carolina Cabrera Cruz (MEX)が優勝し、2位にジェニファー・ヤニェス・クルス Jennifer Yañez Cruz (MEX)、3位にデニス・ゼラヤ Denise Zelaya (MEX)が続きました。男子はユピター・カレラ・カサ Jupiter Carera Casa (MEX)が優勝し、2位にフリアン・ヴィナスコ・マリン Julián Vinasco Marín (COL)、3位にマルティン・サエンス Martin Saenz (MEX)が入りました。

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リザルトはこちら

10月3日金曜日 – 10月5日日曜日

100 Miles Sud de France (177km, 119km, 77km)

フランス南部のピレネー山脈で開催されるトレイルランニングイベントで、メインレースの100マイル(177km)は標高差7,440mを誇るテクニカルなコースで行われました。リザルトはこちら

Balkaniada Sky Race, Masters Skyrunning World Championships 2025

ブルガリアで開催されたバルカニアーダ・スカイレースにおいて、2025年のマスターズ・スカイランニング世界選手権が開催されました。大会初日の金曜日に嵐と集中豪雨に見舞われたものの、週末の三日間に予定されていたVertical、SkyUltra、Skyの三つのレースはいずれも代替コースで無事に開催。天候も最終日の日曜日には回復しました。日本代表チームは金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル3個と活躍しました。このマスターズ世界選手権については、DogsorCaravanの速報記事で詳しくレポートしています。

ブルガリアのバルカン山脈で開催のマスターズ・スカイランニング世界選手権で宮川朋史、岡田裕也、宮坂康子が金メダル、日本は国別団体で銀メダルに輝く

2025.10.06

Ultra Pirineu (100k, 42k, 21k, VK)

スペイン・カタルーニャ州バガ Bagàで16回目を迎える大会が開催されました。カディ・モイシェロ自然公園 Parc Natural del Cadí Moixeróの山岳エリアをコースとするこの大会には4,000人を超えるランナーが集結し、土曜日に100kmと42km、日曜日には21kmのレースが行われました。

100kの女子は、アンナ・オンガロ Anna Ongaro(ITA)が12時間58分47秒で優勝。わずか6分半差でマリア・メルセデス・ピラ・ビラコチャ María Mercedes Pila Viracocha(ECU)が2位に入りました。開催地カタルーニャの出身であるアイナ・クシ・バチェ Aina Cusí Batlle(ESP)が13時間30分44秒で3位に入りました。

男子の100Kでは、イギリスのジョナサン・アルボン Jonathan Albon(GBR)が前評判通り、圧倒的な強さを見せて10時間40分02秒で完走して優勝を飾りました。2位にはマルク・ベルナデス・オジェ Marc Bernades Ollé(ESP)がアルボンに最後は4分差まで迫る10時間44分01秒でフィニッシュしました。3位は11時間03分16秒でジュレン・カルボ・ビガラ Julen Calvó Vigara(ESP)が入りました。

42kmではマルタ・ペレス・マロト Marta Pérez Maroto(ESP)がスタート直後から女子のレースをリードします。そのまま4時間46分47秒でこのレースの勝利を手にしました。レイレ・フェルナンデス・アベテ Leire Fernández Abete(ESP)が3分差で2位、ジゼラ・カリオン・ベルトラン Gisela Carrión Bertrán(ESP)が優勝者から4分半遅れで3位とタイトなレースとなりました。男子はミゲル・コルベラ・ルビオ Miquel Corbera Rubio(ESP)が最初の登りから着実にリードし、他の選手の追随を許しませんでした。3時間46分31秒でフィニッシュしたコルベラが今年の42kmの男子チャンピオンとなりました。約8分の差でパブロ・バウティスタ・ロビラ Pablo Bautista Rovira(ESP)が2位でフィニッシュし、さらに約2分後にジェニス・ポルケラス・シモ Genís Porqueras Simó(ESP)が3位で続きました。

リザルトはこちら

SALOMON ULTRA PIRINEU 100K 女子

  1. アンナ・オンガロ Anna ONGARO (ITA) 12:58:47
  2. マリア・メルセデス・ピラ・ビラコチャ Maria Mercedes PILA VIRACOCHA (ECU) 13:05:24
  3. アイナ・クシ・バッジェ Aina CUSI BATLLE (ESP) 13:30:44
  4. カミーユ・レスキュイエ Camille LESCUYER (FRA) 13:53:36
  5. ジュリア・ガリガ・フェレール Júlia GARRIGA FERRER (ESP) 14:52:17
  6. サンドラ・セビジャーノ・ゲラ Sandra SEVILLANO GUERRA (ESP) 15:05:47
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SALOMON ULTRA PIRINEU 100K 男子

  1. ジョナサン・アルボン Jonathan ALBON (GBR) 10:40:02
  2. マルク・ベルナデス・オジェ Marc BERNADES OLLÉ (ESP) 10:44:01
  3. ジュレン・カルボ・ビガラ Julen CALVÓ VIGARA (ESP) 11:03:16
  4. パウ・リウス Pau RIUS (ESP) 11:29:03
  5. イニゴ・マシアス・シプリアイン Iñigo MACIAS CIPRIAIN (ESP) 11:33:50
  6. ニル・バカルディット・トゥデラ Nil BACARDIT TUDELA (ESP) 11:53:58

SALOMON MARATÓ PIRINEU 42K 女子

  1. マルタ・ペレス・マロト Marta PÉREZ MAROTO (ESP) 04:46:47
  2. レイレ・フェルナンデス・アベテ Leire FERNÁNDEZ ABETE (ESP) 04:49:46
  3. ジゼラ・カリオン・ベルトラン Gisela CARRION BERTRAN (ESP) 04:51:25
  4. セリア・バルセルス・セラ Celia BALCELLS SERRA (ESP) 04:55:02
  5. ナタリア・ゴンサレス・バラチナ Natalia GONZALEZ BARRACHINA (ESP) 04:59:31
  6. カルラ・エスクルサ・バジュス Carla ESCLUSA BALLÚS (ESP) 05:15:01

SALOMON MARATÓ PIRINEU 42K 男子

  1. ミケル・コルベラ・ルビオ Miquel CORBERA RUBIO (ESP) 03:46:31
  2. パブロ・バウティスタ・ロビラ Pablo BAUTISTA ROVIRA (ESP) 03:54:30
  3. ジェニス・ポルケラス・シモ Genis PORQUERAS SIMO (ESP) 03:56:37
  4. マルク・ビスカイノ・ムニョス Marc VIZCAINO MUÑOZ (ESP) 04:04:51
  5. ダビド・ロビラ・バジェホ David ROVIRA VALLEJO (ESP) 04:04:51
  6. アシエル・ラバイル・ドミンゲス Asier LABAIRU DOMINGUEZ (ESP) 04:08:30
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Ultra Trail Guara Somontano (82k, 48k, 30k, 17k)

スペイン北東部のアラゴン地方、アルケサール Alquézarで開催された大会には約1400人のランナーが集まりました。

82キロ(累積標高差4700m+)ではアンヌ・ビダルン Anne Bidalun(FRA)が11時間27分21秒で女子優勝、2位にはロレ・オルレアック Lore Orleac(FRA)が13時間14分37秒で、3位には地元アラゴンのミリアム・リョップ Miriam Llop(ESP)が13時間24分02秒で続きました。男子はアイトール・トマス Aitor Tomás(ESP)が8時間53分00秒で圧勝。2位にはジョン・アンデル・アスピアス Jon Ánder Azpiazu(ESP)が9時間59分14秒で、3位にはフランスのシムン・ミンジュ Ximun Minjou(FRA)が10時間07分06秒で入りました。

48キロ(累積標高差2500m+)ではカロリナ・リウス Carolina Rius(ESP)が5時間59分22秒で女子優勝、イヴァン・カルヴォ Iván Calvo(ESP)が4時間28分06秒で男子優勝でした。

リザルトはこちら

10月4日土曜日

Cuyamaca 100k

カリフォルニア州サンディエゴ近郊のクヤマカランチョ州立公園で開催される100kmの名物ウルトラトレイルレース。リザルトはこちらに公開される見込みです。

比良びわ湖ビュートレイルラン (24km, 7km)

滋賀県大津市で開催される琵琶湖の絶景を一望できる山岳トレイルランニング大会。24kmコースは一部を短縮して開催されました。その24kmでは森岡有子が4時間48分46秒で女子優勝、宮﨑和憲が4時間11分12秒で男子優勝となりました。7kmは桐澤知子 (1時間43分22秒)、太田悠詩(1時間9分49秒)がそれぞれ女子、男子の勝者となりました。リザルトはこちら

24km 女子

  1. 森岡有子 4時間48分46秒
  2. 田中寿子 5時間27分29秒
  3. 平康宏香 5時間33分20秒
  4. 清田政子 5時間58分46秒
  5. 笠松利穂 6時間15分44秒
  6. 加藤恵 6時間26分57秒

24km 男子

  1. 宮﨑和憲 4時間11分12秒
  2. 森田力也 4時間15分8秒
  3. 長濱麟太郎 4時間15分41秒
  4. 池之上徹 4時間19分27秒
  5. 伊藤明 4時間21分31秒
  6. 中澤直継 4時間21分46秒

7km 女子

  1. 桐澤知子 1時間43分22秒
  2. 彦根佑芽 1時間50分16秒
  3. 山田里奈 1時間56分24秒
  4. 若山和子 1時間59分56秒
  5. 鈴木幸恵 2時間4分37秒
  6. 仲谷美穂 2時間24分0秒

7km 男子

  1. 太田悠詩 1時間9分49秒
  2. 中村健悟 1時間10分3秒
  3. 宅野敏和 1時間15分31秒
  4. 土川晃史 1時間15分37秒
  5. 杉村謙介 1時間16分47秒
  6. 山本俊一 1時間21分57秒[1]
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10月4日土曜日 – 10月5日日曜日

Arkansas Traveler (100m)

アーカンソー州で開催される全米最古の100マイルレースの一つで、34年の伝統を誇る名門大会です。女子はローレン・セウェル Lauren Sewellが18:49、男子はジャスティン・ステュワート Justin Stewartが17:55で優勝しました。リザルトはこちら

Oil Creek 100(PA, USA)

ペンシルベニア州タイタスビルで開催される山岳トレイルレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

10月5日日曜日

Lantau 2 Peaks (24km, 15km)

香港・ランタオ島のもっとも象徴的な二つのピーク(ランタウピークとサンセットピーク)を一度に駆け抜ける、スカイランニングスタイルの定評ある大会です。香港のトレイルランニングシーズンの開幕を告げるイベントとしても知られます。

大会当日は台風の強風と雨による厳しいコンディションとなり、レース進行に伴い風が強まったことから、安全のため2つ目のチェックポイントでレースは終了となりました。500人が参加した24kmのレースでは、地元香港のKCチャン Chan Ka Keung (HKG)が昨年に続いて男子24kmソロのレースを連覇しました。女子24kmソロではエマ・フィプキン Emma Phipkin(GBR)が激しい戦いを制して栄冠を手にしました。

Zumaia Flysch Trail (23.6k, 13k)

スペイン・バスク地方の壮大な「ジオパーク」の海岸を舞台にしたトレイルレースとして開催されました。リザルトはこちら

お塩と羽尾とやすらぎトレイル (旧 KONAN TRAIL)

高知県香南市・夜須町を舞台とする、山と海をつなぐ伝統の道「塩の道(徳善往還)」の約33.7kmを走る大会です。リザルトはこちらに掲載される見込みです。

トレニックワールド in おごせ・ときがわ 50km & ニューサンピア埼玉おごせ

埼玉県越生町・ときがわ町の里山を舞台とする秋の人気大会。50kmでは大野桂が6:53で女子優勝、荒川純が5:46で男子優勝。30kmでは上代啓子が3:45で女子優勝、小笠原航洋が2:52で男子優勝という結果でした。リザルトはこちら(50km, 30km)。

50km 女子

  1. 大野桂 6:53:37.31
  2. 中野頌子 7:15:55.03
  3. 野田麻利江 7:33:35.17
  4. 山本陽子 7:51:31.45
  5. 上和田久美子 8:03:12.37
  6. 田中さゆり 8:03:50.22

50k 男子

  1. 荒川純 5:46:44.79
  2. 大森耕志 6:04:08.31
  3. 佐藤大紀 6:09:18.81
  4. 川上竜太郎 6:17:30.47
  5. 佐藤航 6:18:15.24
  6. 定本浩司 6:18:32.17

30km 女子

  1. 上代啓子 3:45:03.69
  2. 石井果歩 4:19:30.37
  3. 藤澤鮎子 4:24:47.16
  4. 鈴木康子 4:26:01.23
  5. 帖佐佐和子 4:38:52.02
  6. 中山雪乃 4:39:50.04

30km 男子

  1. 小笠原航洋 2:52:07.16
  2. 糸魚川宗志 3:14:39.82
  3. 深澤陸 3:16:02.95
  4. 畑中俊彦 3:20:49.35
  5. 尾崎康太郎 3:23:08.69
  6. なかむらまさし 3:24:40.91
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宇都宮トレイルラン (17k/8k/4k)

栃木県宇都宮市・森林公園を会場とする、地元密着型のトレイルランイベント。リザルトはこちらに掲載される見込みです。

今週末開催のイベント

10月10日(金) – 10月12日(日)

Golden Trail World Series 2025 Grand Final(Ledro Sky Trentino)

世界最速のトレイルランナーたちが集う、ゴールデントレイルワールドシリーズの頂点を決める大会がイタリア・トレンティーノ州のレドロ渓谷で開催されます。ガルダ湖近郊の息をのむような景観の中、プロローグと決勝レースの2つのレースで年間チャンピオンが決定されます。ハーフマラソンからフルマラソンまでの距離を舞台に、世界トップレベルのスピードとテクニックが競われる国際大会です。

10月10日(金) – 10月12日(日)

LAKE BIWA 100

琵琶湖を取り囲む関西屈指の山岳エリアを舞台にした本格的な100マイルレースです。鈴鹿山脈や比良山地など標高1,200m級のテクニカルで美しい稜線を縦走し、累積標高差は海外の山岳100マイルレースに匹敵する厳しさを誇ります。単なる体力だけでなく、登山技術やリスク管理能力が試される、日本を代表する山岳ウルトラトレイルレースです。

Gran Trail Penalara(104k, 61k, 11k)

スペイン・マドリード近郊のナバセラーダを舞台に開催される山岳トレイルレースです。最長の104kmコースは累積標高差5,100mを誇り、10月10日の深夜23:30にスタートする夜間レースとなっています。シエラ・デ・グアダラマ山脈の雄大な自然を駆け抜ける、スペインを代表する山岳レースのひとつです。

Ultimate Trails Of Penang(100m, 100k, 60k, 30k, 26k, 10k)

マレーシア・ペナン島のユースパークを拠点に開催される、マレーシア屈指のタフな山岳トレイルレースです。100kmカテゴリーは累積標高差5,500m以上を誇り、マレーシアで最も過酷な100kmトレイルレースとして知られています。ペナン島の歴史的な遺産と美しい自然を結ぶトレイルを巡る、東南アジアを代表する大会です。

10月10日(金) – 10月11日(土)

Kodiak Ultramarathons by UTMB(159k, 98k, 50k, 23k, 10k)

カリフォルニア州ビッグベアレイクで開催される、UTMBワールドシリーズのアメリカ大陸メジャー大会です。標高約2,000mの山岳リゾート地を舞台に、高地砂漠、亜高山帯、半乾燥地帯という3つの異なる気候帯を走り抜ける独特なコース設定が特徴です。ロサンゼルスから車で約2時間の山間の町で、レースの前後にはフェスティバルも開催されます。

10月11日(土) – 10月12日(日)

OSJ Koumi 100

長野県小海町の松原湖から稲子湯周辺を舞台にした100マイルレースです。約35kmのコースを5周回する周回コース形式で、エイドステーションへは車でのアクセスが可能なため、応援者や家族とともに攻略できる大会となっています。

Indiana 100(IN, USA)

インディアナ州アルビオンのチェーン・オー・レイクス州立公園で開催される、インディアナ州唯一の100マイルトレイルレースです。50マイル、75マイル、100マイルの3つのカテゴリーがあり、100マイルは20マイルのループを5周するコース設定です。

Kilometro Verticale Chiavenna-Lagunc (3.2km), Val Bregaglia Trail (23km)

イタリア・キアヴェンナで開催される垂直レースとトレイルレースの複合イベントです。キロメトロ・ヴェルティカーレは3.2kmという短い距離で急激な標高差を駆け上がるバーティカルレース、ヴァル・ブレガリア・トレイルは23kmの山岳トレイルレースで、アルプスの山岳地帯ならではの厳しくも美しいコースが特徴です。

10月11日(土)

MOURNE SKYLINE(50k, 35k-SWS, 20k)

北アイルランドのモーン山脈で開催される、Merrell Skyrunner World Seriesの一戦です。35kmのモーンスカイラインは2014年から続く北アイルランドの山岳トレイルランニングのアイコン的存在で、累積標高差2,700m以上のテクニカルで岩が多いコースが特徴です。50kmのモーンスカイウルトラと新設された20kmのスカイトレイルも同時開催され、モーン山脈の魅力を満喫できる大会です。

10月12日(日) – 10月13日(月)

ハセツネカップ・日本山岳耐久レース(71k)

1993年から続く日本のトレイルランニングのパイオニア的レースで、東京都奥多摩・檜原村の山岳地帯を舞台に総距離71.5km、累積標高差4,582mを24時間以内に走破する耐久レースです。著名な登山家・長谷川恒男の名を冠したこの大会は、第二関門での補給以外は一切の外部補助が認められない厳格なセルフサポートレースとして知られています。参加者約2,000人を誇る日本最大級のトレイルレースです。

10月12日(日)

NORTH ONTAKE ULTRA&FULL(100km、42km)

岐阜県下呂市小坂町を舞台にした、日本屈指の標高差を誇るウルトラ&フルマラソン大会です。111kmのウルトラコースは累積標高差約2,900mを誇り、御嶽パノラマラインや日和田高原などを巡る壮大なコース設定となっています。2024年に初開催され、2025年はバージョンアップしての第2回開催となる新しい大会です。

烏帽子スカイラン(バーティカル、スカイ)

長野県上田市・東御市で開催される、標高2,066mの烏帽子岳山頂を目指すスカイランニング大会です。10月11日にバーティカル、10月12日にスカイレースが開催され、スカイレースは距離34km、累積標高差±2,800mという長大なアップヒル&ダウンヒルのISF認定コースです。2025年はSkyrunner Japan Seriesの最終戦として、シリーズチャンピオンを決める重要な一戦となります。

中止・霧島登山マラソン(9k)

宮崎県高原町の皇子原公園をスタートし、標高1,574mの高千穂峰山頂をゴールとする登山マラソンです。距離9.0km、標高差1,200mという急峻なコースを2時間30分の制限時間内に駆け上がる、九州を代表する山岳レースのひとつです。しかし、2025年大会は新燃岳の登山道規制が解除される見込みがないため、開催中止が決定されました。

前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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