房総半島を駆け抜けるドラマチックな70km、「Coast to Coast 2025房総半島横断レース」のエントリー締切が迫る

千葉県房総半島を舞台に、東の太平洋から西の東京湾まで約70kmの道のりを駆け抜ける「Coast to Coast 2025房総半島横断レース(CTC2025)」が、2025年12月14日(日)に開催されます。この大会は早朝に鴨川市安房小湊・内浦海岸を一斉にスタートし、名峰・元清澄山や、もみじロード、房州アルプス、鋸山など房総らしい多彩なフィールドを活かしたコースで、13時間以内に富津市金谷・北港緑地広場でのゴールを目指します。

コースの距離は70km、累積標高は約3,050m。トレイルのみならず林道、ロードも多く、走力とともに持続的な集中力が求められるレースです。例年700名ほどの参加があり、関東圏を中心に全国のトレイルランナーが集結します。コース上からは朝日や夕日、房総の大自然が満喫でき、選手たちは刻々と変化する景色と路面に飽きることがありません。

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大会は現在エントリーを受付中で、第一次エントリーは10月31日に締め切られます。。

今年の注目選手

昨年大会を制した中才雄介選手が連覇を目指しエントリー。中才選手は富山県警山岳警備隊員として北アルプスを駆け巡るトップランナーで、立山登山マラニック7連覇をはじめ今年も全国で目覚ましい活躍を見せています。「房総のコースは山や岩肌、石切場跡など変化に富み、走れる区間が多くて爽快。今年も思い切り楽しみたい」と意気込みを語っています。

女子の注目は、前回女王の山内菜摘選手。Mt.FUJI 100のASUMI40kでの4位や信越五岳やスカイライントレイル菅平で準優勝と活躍しています。「朝日の中で走る爽快感が特別。コースは多彩で油断できない」とコメントし、連覇へ意欲を見せています。

また、今年のUltra-Trail Australia by UTMBでの5位、信越五岳110kで準優勝の長尾暁人選手や、Trans Atlas Runningに挑戦中の飯野航選手も今回の大会に参加予定です。

コースの特徴とレースの魅力

房総半島の“海から海へ”を横断する本大会は、その名のとおり太平洋と東京湾の両岸を結びます。コースには鋸山採石場跡や日本寺など歴史的・文化的な見どころのほか、房州アルプスのトレイルも含み、飽きのこないルート設計となっています。今年は特に約40km地点以降に「房州アルプス」がコースへ加わり、より走りやすいトレイルが整備されます。

参加資格は18歳以上。必携装備として水分1L以上、レインウェア、防寒着、ファーストエイドキット、ライト、携帯電話など安全への配慮も徹底されています。選手は自らの力で完走し、地域や自然環境へのリスペクトも求められます。

房総の冬を彩る年末恒例のレースへ

CTCは例年、年末の恒例レースとして多くのランナーに親しまれてきました。過去大会のリザルトや参加者のレポートからも「走れる林道・ロードが多いが、油断できないトレイルや岩場もあり、技術と体力が問われる」「スタート・ゴール地点が異なる点や、全区間電車でアクセス可能な点もユニーク」といった声が上がっています。

今年の大会もドラマチックなゴールシーンや、地元の熱烈な応援、房総の豊かな自然に彩られる“年内最後の山旅”として、大いに注目が集まります。

(Source: Coast to Coast 2025房総半島横断レース)

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