[hike] 雲取山・冬のオーバーナイトハイク

一月の連休は久しく行っていなかった、テント泊でのソロハイク、それも雪のあるところで、と思って昨年行った北八ヶ岳や上高地を考えていた。

しかし、どうにも考えがまとまらず、パッキングもひどく面倒になってきた。これならトレイルランのトレーニングでもするか、と思ったが、やはり独りでルートや安全を確保し、必要な装備と作業を的確に行えることが自分の目指すトレイルランナーのスタイルだったはず、と思い直す。

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結局土曜日の夜からパッキングを開始。Vapor Trailを満杯にしてトレッキングポールと10本歯のアイゼンを外付けにして、土曜日朝から西武秩父駅へ。三峯神社から登って雲取山荘のテン場で幕営、日曜日に雲取山に登って日原へ下りる行程。雲取山周辺は標高1800m以上はほぼ雪で覆われて下り、いわゆる軽アイゼンは必要な状態。天気もよく、雲取山から見る朝日に染まる富士山が美しい。

装備やルートに無理はなく順調だったが、やはり冬のテント泊は翌朝の撤収が過酷。装備も重くなるし、普通に山小屋に泊まった方がいいのかも、と弱音をポツリ。

詳しくは続きで。

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日曜日は西武池袋線の特急レッドアローに乗って西武秩父駅へ。バスで三峯神社へ移動。ここでいつもアウトドア活動についていろいろ参考にさせていただいている@roadman71さんらしき姿を見かけるが、自信を持てなくて声をかけられず。後で確かめるとやはりroadmanさんだった。

三峯神社から登り開始。−18℃対応のスリーピングバッグ、GoLite / Adrenaline 0°を中心に荷物が膨らんで、バックパックVapor Trailもかなり膨らんでいる。

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お天気は最高。和名倉山方面がきれいに見渡せる。尾根と谷が続く様がくっきりと見てとれる。大きな荷物ではあるがさほど重さは感じずにどんどん高度を上げていく。

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標高1000mから登り始めて、1500mくらいの地蔵峠までくると、雪が地面に目立ち始める。日陰では凍結もある。

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霧藻が峰。休憩のできる小屋がある。ここから先、ちょっと雲が出て吹く風が冷たい。

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この後、雪や凍結が目立つようになり、少し足場も悪いところが出てきたので、前白岩の肩でようやくクランポン装着。Black Diamondの10本歯のコンタクトストラップ。恥ずかしながらこれが初めてのクランポンで取り付けにも四苦八苦。追い抜いたハイカーに後ろから追い抜かれたりしながらも何とか装着するが、歩き出してみると不具合。ようやく落ち着いたのは今日の行程が終わりかけたあたり。

白岩小屋に到着するが営業していない。この手前、標高1800mくらいからはほぼ完全にトレイルが雪に覆われている。しかし踏み跡は明瞭で雪も固い。

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芋の木ドッケで写真を撮る。歩いていると暑くなるので、行動中はニュウモラップフーディだけ。

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これだけみると北八ヶ岳に来ているようにもみえるか。

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午後3時半頃、標高1830mの雲取山荘に到着。受付でテント泊の申込をすると、急いで幕営準備開始。

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30分ちょっとくらいでBlack DiamondのOne Shotを張ることができた。簡単に張れるのがありがたい。本日の幕営は当方の他はなんと女性ハイカーの方と二人だけ。明るいうちにアルコールストーブで湯を沸かし、アルファ米とレトルトカレーの食事。5時過ぎには食後のコーヒーまで終えて、ダウンバッグの中に潜り込む。最初のうちは足指などが冷えるが、すぐに暖かくなってくる。今回はダウンバッグの他にRabのUltra Bivi、Big Agnesのフルレングスのエアマットなど完全装備だったので、あまり冷えは感じずにすんだ。

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12時間近くダウンバッグの中で寝たり目を覚ましたりを繰り返しながら、午前5時、まだ暗いうちに起き出し、ヘッドライトを頼りにブーツを履く。そして小雪舞う中を必死でテントを撤収。6時過ぎには雲取山山頂への登りを開始。とにかくまだ暗いし、寒いしで辟易しながら、止まってしまえばもう二度と走り出せなくなる気がしてひたすら標高差200mを登る。

午前6時50分ころ、山頂に到着、日の出の直前。人も多いがそれぞれの思いで写真を撮ったりしている。背後の朝日に燃える富士山がとにかく美しい。

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朝日が登り始めると、朝日で周囲が染まる。なんと美しい。

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しかしとても寒いので日の出を見届けて7時頃には避難小屋に逃げ込んで土間で朝食の準備。風を気にせず湯を沸かせるのはありがたい。メニューはHiker’s Depotの土屋さんから教えてもらった、「山の煮麺」。この頃、@haritenguさんが鴨沢から登ってきていたらしい。

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山頂から西へ。まるでスキー場のゲレンデ。

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当初は昨年もいった七ツ石を通っていこうとするが、気が変わってハウディへ。人口施設もあるのでとにかくトン覚見失わないように耐える。単調な山の下りが続くので

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途中で林道に出てからはとにかく長い。小さな滝、というか階段状の川の流れもかなり凍っている箇所がある。

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後は歩いて歩いてバス停を目指す。

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