ランニング日記:第12回北丹沢12時間山岳耐久レース、汗と霧と痛みにまみれて激走

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6月の北海道とは思えない暑さの中で100キロを走り抜いたサロマ湖から1週間。あっという間に第12回北丹沢12時間山岳耐久レース、通称「キタタン」がやってきた。この日は身体の疲労具合、道具への慣れの不足、そしてキタタンらしい蒸し暑さなど、いつになく苦しい要素が重なりかなり苦戦。思うように走れない中で何とか7時間21分でフィニッシュ。

タイムは最近の自分からすればさほどのものとはいえないが、苦しさを耐えた充足感、ともに走ったメンバーとの一体感を強く感じることができたレースだった。私設エイドでサポートしてくださったトレランつながりの方々、レースの前後で励まし合ったランナー仲間の皆さん、そしてレースを運営してくださった皆様に心より感謝。

以下備忘録。

Photo 3 - 2010-07-05
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(前日)

キタタンのレース受付などの本拠地は相模原市の青根地区。クルマを持たない身には行きづらいところだが、今回はいつもご一緒している男塾・乙女塾のグループに加えていただく。男塾一のナイスガイ、oharinさんのアレンジでスムーズに移動、宿泊などができた。心より感謝。

前日の土曜日にスタート会場に立ち寄り、Tシャツを受け取る。その横にあった佐藤スポーツのブースで最近気になっていたLa Sportivaのトレイルランニングシューズ、Crossliteが少し安く売られているのを発見。しばし逡巡したのち、思い切って購入。思えばこれが明日のレースの苦しみのはじまりだった。

Photo 2 - 2010-07-05

(このときはまだのんき)

夜は神ノ川キャンプ場のバンガローで宿泊。わざわざ調理道具を持ち込んでその場で作ったカレーをいただく。これがなかなかの本格仕込みでおいしい。ついついやや食べ過ぎ。

Photo 4 - 2010-07-05

その後ようやく翌日のレースの準備を始める。前夜は雨が降り続いており、翌日の装備をどうするかで大いに思い悩んで結局11時過ぎに就寝。

(当日、スタートまで)

スタート地点にできるだけ近い駐車場に止めよう、ということで午前3時過ぎには起き出して準備開始。しかし、、眠い。ここで、昨日買ったばかりのクロスライトを履いてみよう、という気になって、足を入れてみる。ちょっとタイトな気もするが、なんとかいけそう。相変わらず眠いが、スタート地点へ。欲張らずに後ろの方に並んで、ウェーブスタートの前の組(白ナンバーカード)で午前6時半にスタート。

Photo 5 - 2010-07-05

(17キロすぎ、第一関門の神ノ川ヒュッテまで)

スタート地点から平丸を経て、少しトレイルを登るところでやや渋滞。慌ててもしょうがないのでゆっくり流れに身を任せる。それなりに進んではいる。そしていったんトレイルを下りて、鐘撞山への登り口まではほぼフラットなロードなのだが、既に脚が重い。まるで先週のサロマ湖ウルトラマラソンの101キロ目を走っている感覚。特段痛むわけではないのだが、軽快さがなくいつもレースの序盤で感じる前にどんどん出て行く感覚がない。

さらに今度は新しいシューズを履いた左足の甲が痛み始める。クロスライトはかなりタイトでシューレースをストレッチせいのあるカバーが覆っているせいもあってかあまりゆるまない。

鐘撞山へ登り、さらに大室山方向へ県境尾根を進み、神ノ川ヒュッテへ下りる分岐までは標高差800m弱の急な登り。相当きついが前後が詰まり気味で無理に追い抜くのも難しいのでそのまま流れに身を任せる。後で聞いたところではウェーブスタートで30分後にスタートしたピンクナンバーカード組は白カード組の遅いランナーと重なって、このあたりで渋滞して30分は止まっていたとのこと。

神ノ川ヒュッテまで何とか下りてきたところで第一関門と給水と軽食のエイド。水をがぶ飲み。このあたりですでに脚はひどく疲労している、すなわち先週のサロマ湖で得た筋疲労は抜けていないことがよくわかった。また気温と湿度が高く、猛烈に汗が流れる。山の中は霧に覆われてサングラスは曇って視界がよくない。と、ここまでならよくあるのだが、今日はこれに加えて新しいシューズでレースを走るという愚を冒しているために左足の甲がひどく痛み、これで一瞬「ここでリタイアもありかも」という思いが頭をよぎる。

ここで、一緒に先週サロマ湖を走った男塾の盟友、@n2n2noriさんに会った。彼も辛そうだが、それでも私よりも前を走っている(この後も結局追いつけなかった)。なんとかがんばろうか、あるいはリタイアかと迷いながらも、トイレを済ませ、とりあえず今は前へ進むことにする。リタイアは走り出してからでもできる。

(28キロ地点、第2関門の神ノ川園地まで)

日陰沢を犬越路へ向けて登る。標高差は200mほどだがなかなか堪える。リズムを崩さないで休まずに小幅で確実に登るようにする。しかしいつものレースなら走ってしまうようなゆるめの登りもつい歩いてしまう。このあたりからパワージェルとカーボショッツで補給を開始。

犬越路の手前で広河原へ向かう林道に入る。ここから広河原を経て、第二関門まではゆるい林道の下り。となれば、ここは当然がんがん飛ばして時間を稼ぐところなのだが、今日は脚がついていかない。走っても軽さがなく、加速感を感じない。左足の甲は痛む。とうとう先週のサロマ湖の時と同じように、歩きをはさんで進む。こうなると当然後ろからはどんどん抜かれる。

何とか這々の体で第二関門に到着、また水をがぶ飲み。2Lのハイドレーションバッグが半分ほどに減っていたので、水を補給させてもらう。ここまできたらもう行くしかない。この先、長い登りの先にある姫次ではパラダイス企画さん+乙女塾メンバーによる私設エイドもあるからそこまでは何とかしてたどり着こう。そしてその先は下り一辺倒のはず。

(32キロ地点、姫次まで)

第2関門からは東海自然歩道を東に進み、風巻ノ頭、袖平山、姫次へと標高差800mを一気に登る、このレースのハイライト。この長い登りは走れるところは走るべきなのだが、とにかくリズムを維持して登り続けるだけで精一杯。登っているとどんどん霧が出てきて、サングラスも曇ってくる。左右の道ばたでしゃがみ込んだり立ち止まったりして休む人も多数。当方もきつさに音を上げながらもなんとか休まずにこの登りを登り切った。

途中、袖平山の手前あたりで、男塾の誇る俊足でパワフルな☆てーの氏に後半スタートの30分の差を詰められて追いつかれた。しばらく前後で走った後、姫次の手前で背中を見送った。

姫次になんとか到着。突貫さんはじめパラダイス企画の皆さん、乙女塾メンバー有志の皆さんの声援に迎えられて感動。コーラやパイナップルをいただきこれまたおいしくて感動。感動しているうちに@oharinsatishaさんも後半スタートの渋滞で遅れながらも到着。oharinさんを見送ってから、突貫さんの檄を受けて、当方も身体が冷えないうちにスタート。

(フィニッシュまで)

姫次からの下りは多少泥でぬかるむところもあるが、テクニカルなところやひどく滑る土が露出した坂などはなく、気持ちよく走れる。当方ももうタイムなどはあまり意識せず、この下りを楽しむだけのためにがんがん飛ばして下っていく。標高1400mから1000m以上を一気に下る。

標高が下がってきて暑さが増してくるのを実感する。下りの最後のほうはさすがに脚がついて行かなくなったので、少々スピードダウン。平丸についてからフィニッシュ地点までの短い区間も全力で走りきる脚が残っておらず、時折歩きを挟んでから、何とかフィニッシュ。7時間21分の旅が終わった。

(フィニッシュ後)

フィニッシュ後は先にフィニッシュしていた男塾メンバーの他、先々週ハセツネコースでのトレーニングでご一緒したT谷さんをはじめ、レースやOSJのセミナーでご一緒した方と次々に出会って健闘をたたえ合う。皆さん、鍛えていて速い。当方としてはいろいろな悪条件(その多くは自分で招いたもの)が重なり、タイムとしてはパッとしないものとなったが、走りきった満足感や今後に向けた課題出し、という点では得るものが多かった。

今回もご一緒させていただいた男塾・乙女塾の皆様、突貫さんはじめパラダイス企画の皆様、タフなコースのレースの運営に当たられた皆様に心から感謝。

Photo 7 - 2010-07-05

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