[DC] 宮原徹、小林由貴が優勝、2015年 上田バーティカルレース・太郎山登山競走 リザルト #UedaVK

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バーティカル・キロメーター/」は5kmほどの距離で標高差1000mを登り切るというシンプルながらタフな山岳レースのフォーマットです。世界各地でも人気が高まりつつあるこのバーティカル・キロメーターの日本で初めての本格的なレースとして、5月2日(土)に上田バーティカルレース・太郎山登山競走が長野県・上田市の太郎山で開催されました。スカイランニング日本選手権として開催された上級コースには約200人が参加。距離3.3kmの中級コースには6歳から79歳までの180人が参加して5月の青空の下で上田市のシンボル、太郎山への駆け上りを楽しみました。

UedaVK2015-flyer太郎山は上田市のシンボルとして市民の皆さんには身近な山として親しまれていますが、その山頂へと至る上級コース(猿飛佐助コース)はかなりハードなコースとなります。中盤には斜度40度を超える急坂も現れ、「コースは多様で世界のレースと比べても難易度は高い」(優勝した宮原徹さん)といいます。

このスカイランニング日本選手権となった猿飛佐助コースの男子で優勝したのは宮原徹/Toru Miyahara(滝ケ原自衛隊)。この日は直前に目の感染症に悩まされるなど万全なコンディションではなかったというものの、2位に3分もの大差をつける44分14秒でフィニッシュ。「万全な状態で挑戦すれば42分台も可能だと思う」と冷静に分析しつつ、初めての日本選手権バーティカルの部のチャンピオンとなりました。宮原は国内での様々なトレイルランニングレース、山岳レースで多数の優勝を勝ち取ったのち、最近は昨年のスカイランニング世界選手権バーティカル(シャモニー)で5位、Lone Peak VKで3位など海外でトップレベルの成績で活躍。この日は久々に日本での本格的なレースとなりました。2位には昨年の富士登山競走8位で西多摩エリアのトレイルランニングレースで活躍する渡辺良治、3位にはこちらも昨年の富士登山競走では3位の加藤淳一が入りました。

Toru Miyahara UedaVK

2015 上田バーティカルレース(スカイランニング日本選手権)で優勝した宮原徹のフィニッシュ。

女子ではノルディックスキーで日本代表として世界選手権に参加した小林由貴・Yuki Kobayashi(岐阜日野自動車スキークラブ)が優勝。高い心肺能力と全身の運動能力が求められるノルディックスキーで活躍する小林由貴はトレイルランニングでも2011年OSJ志賀高原トレイル50kで優勝、2010年おんたけスカイレース2位という成績の持ち主。スカイランニングへの注目度が高まる中で小林がランニングで活躍する機会も増えるかもしれません。2位には今年2月のスカイランニングアジア選手権5位の岩楯志帆、3位には昨年のスカイランニング・ジャパン・シリーズ(SJS)6位の須藤吉仕子が入りました。昨年のSJSクイーンで昨年秋のケガからの復帰で注目された大石由美子はコース中盤の下りで脚に違和感を感じたため無理せずリタイアしています。

Yuki Kobayashi UedaVK

女子優勝の小林由貴(岐阜日野自動車スキークラブ)が大星神社をスタート。

リザルト

Japan Skyrunner Series大会オフィシャルのリザルトのリンクはこちら。猿飛佐助コース(スカイランニング日本選手権)真田幸村コース

猿飛佐助コース(スカイランニング日本選手権)

(女子)
1. 小林由貴 (岐阜日野自動車スキークラブ) 58:32.08
2. 岩楯志帆 1:06:06.51
3. 須藤吉仕子(Inov–8) 1:06:54.08
4. 松浦佐知 1:11:56.84
5. 上野朋子 1:14:19.07
6. 杉浦浩美 1:15:25.09
7. 鳥居希 1:16:48.17
8. 深浦茂子 1:19:35.30
9. 関戸明子 1:22:12.31
10. 牧野香苗 1:25:56.43

Women Podium UedaVK

スカイランニング日本選手権の女子トップ5。

(男子)
1. 宮原徹(滝ケ原自衛隊) 44:14.52
2. 渡辺良治 47:15.72
3. 加藤淳一(MONTURA) 47:52.72
4. 馬場直人(専修大学) 48:16.25
5. 星野和昭 48:46.91
6. 小出徹(Salomon) 49:02.58
7. 八田康裕 49:08.80
8. 千田尚孝 49:41.93
9. 柳澤隼人 50:16.19
10. 鈴木龍弥 50:50.78
11. 今井洋二 51:02.87
12. 嶋崎功一 51:28.40
13. 中島崇晴 51:29.40
14. 佐藤圭介 51:59.88
15. 大原満 52:04.31
16. 上杉博一 52:04.86
17. 横山忠男 52:19.18
18. 上村亮介 52:41.59
19. 赤星貴久 53:11.10
20. 依田修治 53:11.95

Men Podium UedaVK

スカイランニング日本選手権の男子トップ5。

真田幸村コース

(シニア女子)
1. 後閑 文子 43:59.92
2. 大下 佳子 46:14.75
3. 西島 実雪 1:02:30.52

(シニア男子)
1. 木下 誠 34:16.05
2. 宮下 弘文 35:13.40
3. 小出 功 37:03.17

(ジュニア女子)
1. 濵 彩音 42:38.43
2. 林 真由 48:42.55
3. 橋詰 史歩 48:53.54

(ジュニア男子)
1. 赤地 万理 36:45.82
2. 近江 仁之介 36:49.66
3. 荒川 航太 44:37.25

(ユース女子)
1. 峰村 麻衣 46:26.90

(ユース男子)
1. 近江 竜之介 30:16.18
2. 田邉 深冬 33:50.39
3. 松本 良介 34:06.35

(一般女子)
1. 山下 瑞穂 43:29.51
2. 石井 朋子 48:14.81
3. 土屋 和嘉子 50:37.11

(一般男子)
1. 山上 聡 32:11.51
2. 應戸 慎哉 33:00.89
3. 栗原 泉生 35:36.36

トップ選手が競い合うハイレベルなレースでありながら、地元も含めて多くの皆さんが参加、スカイランニングの可能性の高さを示す

欧州の山岳スポーツの文化から生まれ、人気を高めているスカイランニングの魅力を日本で広めようとしているジャパン・スカイランニング・アソシエーション/Japan Skyrunning Associationは、今年から本格的にシリーズ戦を展開。この上田バーティカルレースもスカイランニングを構成する3つの種目のうち、バーティカルの日本選手権として開催されました。近年は海外のレースを中心に活躍するトップ・アスリートである宮原徹やノルディック日本代表の小林由貴が参戦したほか、ノルディックスキーのトップ選手、自衛隊、互いに切磋琢磨して実力を磨いているジャパン・スカイランニング・チーム所属のアスリートが上位に入るハイレベルな大会となりました。

Naoto Baba UedaVK

19歳でノルディックスキーでユース日本代表の馬場直人。ランナーとしての才能に周囲から注目されている。

一方、このレースの太郎山登山競走という別名にも表れているように、上田のシンボルである太郎山で初めて開催された山岳ランニングのイベントには地元を中心に太郎山登山を愛する幅広い皆さんが選手として、ボランティアスタッフとして参加されました。一般コースとして開催された「真田幸村コース」(3.3km / 700mD+)には地元を中心に小学生、中学生、高校生が多く参加したほか、毎日の日課として太郎山に登っているという地元の皆さんが多数参加。最高齢は79歳とのことでした。日本最高峰レベルの選手が集まりながら、多くの愛好家やファンが同じコースと時間を共有するスタイルに、スカイランニングだけでなく日本のトレイルランニングの可能性が示されたと感じました。

Staff UedaVK

太郎山山頂で上田バーティカルレース・太郎山登山競走のスタッフの皆さん。

レースの運営面で注目されたのは、市内の大星神社に設けられたスタートライン。神社境内にスタート地点が設けられ、大きな赤い鳥居をくぐり抜け、真田幸村ゆかりの太鼓に励まされてスタートする演出は他のレースでは例を見ない演出。さらに、バーティカル・キロメーター特有の15秒おきに時間差で選手がスタートし、山頂でフィニッシュするというレースの形式も完璧に運営され、リザルトもリアルタイムでウェブ上にアップデートされました。

海外ではバーティカル・キロメーターのレースは同じ週末に同じエリアで開催されるレースと一緒に大きなイベントの一つとして開催されることが多いですが、ここ上田でも同じような構想もあると聞きます。上田バーティカルレース・太郎山登山競走は来年以降も多くの人と注目を集めるイベントとなりそうです。

参考

On May 3rd, 2015 in Mt. Taro, Ueda. Produced by JAPAN Team, brought you by Dynafit JAPAN. Photos by Koichi Iwasa and Hitomi Ogawa of DogsorCaravan.com

Posted by DogsorCaravan.com on Wednesday, May 6, 2015

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