本日15日日曜日は、群馬県の西上州にある神流町で行われた神流マウンテンラン&ウォークに参加。40キロのトレイルランを走った。
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このレースは日本を代表するトレイルランナー、鏑木毅さんのプロデュースで今回初めて開かれたトレイルランレース。
西上州というのはこれまでいったこともなく、どんなところなのかも全くイメージがなかったが、聞くところではいわゆる地域の開発があまり進んでいない中山間地の昔ながらの小さな町、ということらしい。そんな予備知識だけで土曜日に電車を乗りついて高崎駅に向かい、そこからバスで1時間あまり、曲がりくねった川沿いの道を進んだところに神流町はあった。
レース受付から、前夜のウェルカムパーティの準備、当日のコース上での誘導まで、地元の皆さんが総出で当たってくださったとのこと。長らく使われずに整備されていなかった山道をこの日のために整備したり、ゴールゲートを地元のハレのイベントでよく使う杉の葉をめぐらせた立派なゲートにするために、丸一日かけて皆さんでゲートを作ってくださったとか。このようなぐっとくるエピソードをたくさん聞いた。
特筆すべきはウェルカムパーティで出された料理の数々。地元の伝統的な料理であり、それは煮物であったり漬け物であったり、汁物であったり、立派な椎茸のフライであったり、おこわであったり、そばがきであったり。いずれも普段食べ慣れたどこかで売っている総菜とはひと味違うおいしさだ。ついつい何度もおかわりして(いや、皿をもってウロウロしているとおばちゃんたちが次々におかずをさらに盛ってくれるのだ)、酒も進んでしまった。
参加されたランナーも様々なレースなどでお見かけする皆さんが多数参加。今年のトレランのレースは残りわずかであり、今回は今年のレースシーズンの打ち上げのようなリラックスした雰囲気であった。
今回のレースは豊かな自然があるが過疎で力を失いがちな神流の町を、トレイルランを通じて元気にする、というねらいがあるとのこと。これを機に、トレイルランナーにこの地のトレイルの魅力は伝わったことと思う。それは私もおなじ。ただ、もう少しトレイルが整備(方向指示の看板を立てるなど)が進めばいいと思う(現状では、すばらしいコースだが一人でトレイルに入るには勇気がいる)。
なお、今年はレース1週間前ほどにレース当日が狩猟解禁日に当たることがわかり、一時はレースの延期も検討されたとの由。結局開催されるが、ハンターへの注意喚起は空から、陸地から、様々な形でひっきりなしに行われており、レース中も安心して足を進めることができた。
いろいろ書いてはみたが、今回のレースを支えてくださった神流町の皆さん、鏑木さん、そしてともにトレイルを走ったランナーの皆様に大変感謝します。そして神流マウンテンラン&ウォークが一年の最後を締めくくるトレイルランナーのお祭りに成長することを楽しみにしたい。
なお私自身のレース結果は、40キロの部で5時間47分、男女総合計で63位。エントリーしたのは都合こちらは改めて記事を書きます。