日曜日は前日とは打って変わって冷え込むとの予報。そんな冷え冷えとした空の下で山を歩こうと考え、初めての丹沢へ。渋沢駅からバスで大倉に向かい、大倉尾根を登って塔ノ岳へ。ハイカーで賑わうが寒風吹きすさぶ山頂で湯を沸かして昼食を取った後は、表尾根を縦走。気持ちのいい下りでほとんどトレラン気分で走りながらヤビツ峠まで。全般に歩きやすいが所々岩場ややせ尾根もあって気分が盛り上がる。もっとも、Elevation Gainは2,800mしかない。トレランのトレーニングをするのならもうちょっと手応えのあるコース取りをした方がいいのかも。備忘録は下の「続きを読む」にて。
距離:18.86 km
Sponsored link
タイム:6:23’56″(一時間ほどランチタイム)
ペース:
平均心拍:
ランニング直後の体重:
体脂肪率:
渋沢駅北口から大倉へのバスは本数が結構多く、バス停近くにはビジターセンターや売店、食堂などもあって便利。ここを終着点にするのがよいかも。ただ本日は縦走をしたいのと、大倉尾根の登りをやりたいのとで、終着点はバスの便数の少ないヤビツ峠に設定。
大倉から登山道にとりつくと、塔ノ岳までの約7キロはひたすら登る。標高差1100mを登り続ける。この日は登りも下りもハイカーが多数。雑誌でしか見たことのなかった、山スカートに色鮮やかなビーニーキャップを身につけたアウトドア女子、山ガールを多数発見。無論、多数派は中高年の皆様です。
こんな感じ↓
http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=dogsorcaravan-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4777914615
塔ノ岳までの大倉尾根、塔ノ岳からヤビツ峠までの表尾根も山小屋、茶屋が多数あり、多くはこの季節でも営業していた。奥多摩以上にハイカーが多いのだろう。少し歩くとこんな感じで小屋が現れる。
塔ノ岳までは広いトレイルにたくさんのハイカー。シングルトラックを静かに進むという感じではない。それでも登りが続くので心拍数は上昇、山頂が近づいて気温は下がる一方なのに汗が流れる。
11時半ごろ塔ノ岳山頂に到着。曇り空で少し雨のようなものも降っている。冷たい風が吹き付ける。既にたくさんのハイカーがガスストーブでわかした湯でカップラーメンなどを作っている。当方もここで少し早めのランチを取ることに。アルコールストーブとスノーピークのチタンマグでマルタイの棒ラーメン(この辺りにこだわりあり)。
ホグロフスのベースレイヤーにパタゴニアのR1ジャケット+ファイントラックのニュウモラップで登ってきたのだが、汗が冷えて寒いのでパタゴニアのナノパフプルオーバーを着込む。
山頂からは秦野の街が見晴らせるが、上空には暗い雲が立ちこめているという不思議な空。
食事を終えて、表尾根を下る。すると、山頂からすぐのところに鹿が歩いている。真ん中は小さかったので親子だろうか。実は立派な角を持った鹿も塔ノ岳山頂で見かけた。丹沢は鹿の繁殖が進んでいるようで、いろいろ食害も出ている様子。この後至る所に鹿の食害よけの網が張られているのを見かけた。奥多摩でも鹿の食害は出ているようだが、こんなに間近で鹿の姿を見ることはなかった。山頂近くの鹿は人慣れしているようで、この後、ヤビツ峠の近くで見かけた鹿はこちらの姿を認めると一鳴きして立ち去っていった。
表尾根は緩やかな下りが続いている。多少荷物は重いが、トレランのつもりで軽快に駆け下りる。所々下のようなダイナミックな風景もあって飽きない。
ただ三ノ塔へはピークの直前に少しきつい登りがある。登ると広々とした広場があって、ベンチや避難小屋がある。避難小屋のドアの取っ手はスプーンが付いている。
富士見山荘近くの林道に出ると、舗装された国道沿いに行けばヤビツ峠まではすぐなのだが、少し時間もあるのでもうちょっとがんばることにする。反対方向の菩提峠に向かい、岳ノ台へと登るトレイルに入る。
途中でこんなところに。パラグライダーの滑走台らしい。
菩提風神祠。この辺りは昔から風が強く、風害が発生しないようにとこの祠が置かれているとのこと。
岳ノ台からの下りで道に迷って妙なところに入り込んだりしてしまったが、何とかヤビツ峠に到着。もうひとがんばりして蓑毛まで行こうかと思ったが、もう3時半を過ぎていたので、無理せずバスに乗ることに。バスが発車するまでの間、休みの日は丹沢の山を歩いているという運転手さんと山談義をする。
というわけでなかなか充実した初冬の一日でした。