Western States 100についての豊富な情報で知られるCraig Thornley氏のブログで興味深い問題提起がなされていた。
Bad Message « Conduct The Juices
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来月のLeadville 100では、レース後の身体のケアのために必要なものやサービスを予約しておけるのだが、その中にIV fluid(点滴用の溶液、らしい)を75ドル(追加は100ドル)というのがある。
これをCraig氏はバカげたことだと批判している。レース後に結果として点滴を受けることになることはあるにしても、あらかじめ点滴を受けることを見越して用意しておくのはおかしいというのだ。当方が思うに、ウルトラトレイルレースはそのような医療行為を事後に受けるのが当然なほど追い込むことが必要であり当然だという考え方はおかしい、それほどまでになる前にランナーは自らの判断でリタイアすべきというのが、批判の趣旨かと思う。
これは程度の問題で、レース後に点滴を受けるのとマッサージを受けるのとで何が違うのかという意見もあるだろう。
しかし、日本のトレイルレースでも、長距離長時間のものが増えるに連れ、この種の問題をランナーは考えておく必要があるかもしれない。
例えば、レース中の捻挫やケガで走ることが難しくなったとき、脱水症状で動けなくなったとき、自分が想定していなかった気象条件の変化で手持ちの装備では対応できないとき。レース中に限らないが、そんなときどう判断し行動するか。
どのように考えるべきだろうか?