[UTMF/WS100] 未知の冒険への旅、今週末は平尾台トレイルランニングレースへ

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今週末は長野マラソン、宮古島のトライアスロン、北九州での平尾台トレイルランニングレースなどのイベントが行われる。当方は平尾台に参加。5月、6月の100マイルレースに備えて、身心に刺激を入れようというねらいだが、カルスト地形の独特の景観と充実したレース運営でトレイルランナー仲間でも評判のこのレースをぜひ経験したいと思った次第。

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GREEN FRONTIER HIRAODAI TRAIL 北九州・平尾台トレイルランニングレース

今週も思うようなランニングはできなかったが、来るUltra-Trail Mt. FujiとWestern Statesに向けて、思いを強くする記事がいくつか。

まずは鏑木さんのブログから。

私はこのレースは「旅」だと思うのです。
自然と自分の内面を見つめながら挑む旅だと思います。
過度に競走を意識せずに、マイペースで
この日のために用意してきた舞台を、応援に励まされながら辿って
頂ければと思います。
しかし自己の限界をしっかりと受け止め辞める勇気もこの山岳スポーツでは
重要なことだと思います。
自分自身をしっかりと対峙しながら行けるところまで楽しんで頂ければと思います

鏑木 毅のトレイルランニングワールドブログ : UTMFへ

理屈や心構えを語ると長くなるが、「旅」という意識が持てたときこのスポーツの楽しみが広がるかもしれない。ただ「旅」と思えるにはある程度の経験や体力が必要かもしれない。黎明期の1980年代のWestern Statesで3度優勝したJim Kingは「Western Statesには三種類の先週、サバイバーとランナー、レーサーがいる」という言葉を残した。願わくば、かろうじてサバイバーとしてフィニッシュするのではなく、ランナーとして100マイルの旅を楽しみたい。

続いてWestern Statesのコースレコードを持つGeoff Roesによるコラム。

Eventually, the practice of running 100 miles may become so commonly attempted that a definitive best method will evolve and come to the surface, but I think this will be a sad day for the sport. So much of the intimidation, intrigue, and appeal of running 100 miles comes from the reality that none of us really know what we’re doing.

100 Mile Intrigue: Embracing the Unknown

100マイルレースを完走するための確実な方法論、トレーニング方法などない、誰かのアドバイスをそのまま真似てもうまくいくとは限らない。誰もが手探りで自分にとって自分なりのやり方を探るしかないことがこのスポーツの魅力だ、と。

不安、不確実を冷静に見極めながらも、これらに向き合うことを楽しみたい。

とはいえ、旅を楽しもうと思えば、自分が何をしようとしているのかよく理解する必要がある。

I truly believe that ultrarunning is the legitimate test of survival, with the hundred-miler being the standard-bearer for survival events. And, perhaps, that’s what makes ultras so rewarding: by surviving to the finish line, we’re all victors.

Surviving Your First Hundred – Part 1: Preparation

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ここにあるような心得は、「サバイバーが生き残ことができた理由」からまとめたというだけあって、具体的なTipsではないが、意識して取組みたい。

当方の気になるランナー、トニーことアントン・クルピチカがミニマリストなスタイルに移行する際の取り組み方をまとめたオーストラリアのサイト。

Changing footwear helps the process of learning the skill of running. But you shouldn’t ignore the need to build strength, think about how you’re moving and the way you train as being just as important. Finally, on a more philosophical note, I’ll leave the last word on simplifying your running experience to Anton Krupicka:

I have found that this engaging with the natural world is, over time, very instructive. Running in the mountains creates a space – through silence, openness, a removal from distractions – in which I can come to know and explore myself.

Anton Krupicka’s minimalist running transition | Running Technique Tips

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DC Weekly 2023年7月31日 富士登山競走、Royal Gran Paradiso・マスターズ・スカイランニング世界選手権、100kmアジアパシフィック選手権

単にソールの薄いシューズで走っていても、ランニングフォームが自然と改善されてケガが減るわけではない。少しずつ慣らして着地の衝撃を和らげるふくらはぎなどの筋肉を鍛える必要がある。この辺りのプロセスもイメージがしにくく、当方も試行錯誤する日々。

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