トレイルランナー・石川弘樹さんがプロデュースされているトレイルランニングレースはいくつかあるが、当方が参加したことがあるのは信越五岳トレイルランニングレースだけ。そしていろいろな理由でこのレースは当方の年間スケジュールのなかで欠かせないイベントとなっている。
今年で三回目となる平尾台トレイルも石川さんのプロデュースによるレースだが、当方は初めての参加。九州で行われるトレイルランニングレースはまだあまり多くないと思うが、この平尾台は運営、コースなど非常に高いレベルで、楽しさと厳しさのバランスが絶妙だと思った。関東でトレイルランを楽しんでいるランナーにとっては、巨岩が並ぶカルスト地形のトレイル、見晴らしがよく青空にくっきりと浮かぶ稜線は珍しく、印象に残るものだと思う。日本にもまだあまり知られていないゴージャスなトレイルがたくさんあるのだと思った。
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当方は今回40キロのロングの部に出場、3時間57分ほどでフィニッシュ。初めて出るレースでありがちな、前半で興奮してスピードが上がり過ぎて後半失速というパターンだが、失速をできるだけ抑えることができた。
先月、六甲トレイル遠征に出かけた際、芦屋川のトレイルランニングの殿堂、Sky High Mountain Worksのタクさんを中心に活動するトレイルランニングチーム、Mt. Rokko Hard Core / MRHCの皆さんとご一緒した。その際に、平尾台には皆さん参加予定と聞いていたので、今回はタクさんにお願いして皆様とご一緒させていただくことに。どこかアメリカンな、自由にいいノリでトレイルを楽しむ皆様と愉快な時間を過ごさせていただいた。レースも皆さん完走!
Sky High Mountain Works productions : 2012/04/14-15 Green Frontier Hiraodai Trail
今回は6月のWestern States 100を想定し、最近当方がこだわっているミニマリストな装備で臨んだ。ウェアはタンクトップにショーツ、足元はソックスなしでNB/MT110。amphipodのボトル1個を持ち、バックパックやボトルホルダーなどはなし。ショーツは最近通販で購入したRaceReady/Men’s Split LD Shorts。RaceReadyのショーツは腰周りにジェルなどを入れられるポケットがたくさんついており、ここに計6個のジェルを詰めた。
ジェルをポケットに詰めて走れば当然多少揺れを感じるが、慣れてくれば許容できる範囲だと思った。ハンドヘルドのボトルもそうだが、アメリカ的な「多少不便でもそれを我慢すれば得られるものがあるならそれでいいじゃない」という発想。日本製品らしい快適さはない。なお、このSplitタイプのショーツは脚の前後の布地の分かれ目が腰の位置にあるデザイン。これも日本で売られているショーツにはない珍しいデザインで好き嫌いが分かれるかもしれない。