Western States Endurance Run(WS100)に出るための旅の三日目(6月21日木曜日)。
早めに起きて荷物をまとめ、6時半頃にはAuburnのモーテルを出発、Squaw Valleyに向かう。それまで町の中や田園地帯を走っていたフリーウェイはやがて森の中を走るようになり、車線も片側2車線に変わる。
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前夜の食事をうまくとれなかったので、かなりお腹が空いている。Squaw Valleyへ向かう途中にあるTruckeeの町で下りてあらかじめ調べておいたローカルなデリに入る。工場街のような地味な建物が並ぶ中にそのお店はあったが外観がわかりにくい。しかし入ってみるといいにおいが立ちこめ、朝食やランチを求める地元の人たちがひっきりなしに出入りしている。ここで巨大なホットサンドとコーヒーで朝食。
(Squaw Valley 到着)
Truckeeからは30分足らずでSquaw Valleyに到着。かつてオリンピックが開催されスキーリゾートとして開発された標高1900mの山の中の町。その町の中心となるVillage at Squaw Valleynで宿泊。結構高級なホテルがいくつかの棟に分かれていて、レストランやバー、TNFやサロモンなどのショップなどもたくさんあり、この一角だけでリゾート生活は成立する、といった感じ。
すでにWS100のランナーやサポートできている家族や友人とおぼしき人たちで賑わい始めている。
(Emigrant Passに登る)
10時から有志でここから4マイル地点、標高差で700mのコース最高地点、Emigrant Pass(2655m)まで歩いて、そこでWS100の歴史を振り返るというイベントがあるというので参加。会わせて40人くらいの皆様が歩いたりトラムを使ったりして登る。
当方は歩いて登ったが、基本的にはオフロード車で登れる道だが、長く続くのでなかなかしんどい。ここは本番では走りと歩きを混ぜながらゆっくりいった方がよさそうだ。
道中で一緒に参加している人たちといろいろ話をしながら登る。
歩いて1時間半ほどでEmigrant Passに到着。天気はよいが風が強いのでじっとしていると寒く感じる。ここまでコース上には全く雪はなかった。Unbreakableのシーンに比べるとやはり今年は雪が相当少ないのだと実感。
ここから先のコースはこっちに進んでいる。見た感じでも雪は少ない。かなりトレイルも乾いた感じであまりぬかるんだところはないのかもしれない。
下山中に一緒に話しながら歩いたグループの方とスタート地点で一枚。地元サクラメントからランナーとして参加するボーイフレンドのサポートのためにボーイフレンドのお母さん、友達と来ているという彼女。同じホテルだったので後でランナーであるボーイフレンドにも会ったが、賑やかで元気いっぱい。UTMFやシューズの話などで盛り上がり、ついでにスイカをごちそうになる。日本もアメリカもトレイルランナーは同じだなと実感。
(映画Unbreakable上映会)
夕方からは映画Unbreakableの上映会。モントレイルの社長、トーファー・ゲイロード、今回25回目のWS100に挑むというかつての優勝者ティム・ツィートマイヤー、8回連続ベスト10に入りながら今回はケガのため出場しないAJW、映画の制作者で今回WS100に出るJB Bennaが挨拶した。
映画の前にビールを飲んだせいもあって、映画の最中から眠くなる。レストランでパスタとサラダをテイクアウトして、部屋で食べ終わってベッドに横になっているうちに寝てしまった。
さて、明日はいよいよレース前日だ。受付を済ませたりドロップバッグを預けたりと慌ただしくなりそうだ。