トレイルランナーの間で最近流行中の腰のハーネスがないベスト型のバックパック。従来のNathanのもののほかに、Salomonの「キリアンザック」ことSlab Skin Packから始まって今年はUltrAspireからも軽量なベスト型バックパックが登場して日本でも多くのランナーに受け入れられている。来シーズンはSalomon、UltrAspireの新製品の他、Gregoryからもベスト型のバックパックが登場する。
そんな中でこちらもまもなく発売される予定のUltimate Directionのベスト型バックパック。日本でも大人気のトニーことAnton Krupicka/アントン・クルピチカの名前を冠したシグナチャーモデルのAK Race Vestだ。
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Ultimate Direction: Signature Series AK Race Vest – YouTube
本日、Youtubeに上がったビデオをみると、なかなか良い感じ。キューベンファイバーを一部に使っているところからすると、薄くするためにハーネスや背中のベースとなる生地に極端に薄いごわごわした素材を使ってくるのではないか、とおもったがそういうわけではなさそうだ。また、ハーネスの肩に近いところとボトルホルダーの下のところに小さなポケットを用意していて、小物をきっちり分けて整理したい人には受けそうだ。
一見するとMountain Hardwear/Fluid Race VestやUltrAspireの新製品、Alphaに似ている感じがするが、500ml(あるいは20oz)のボトルを左右に二本差すことを前提に作られている点がこのAK Race Vestの特徴といえそうだ。500mlのボトルというとかなり重いので走るときの揺れが気になるが、どれくらいしっかり固定できるかが気になるところ。背中に2Lのハイドレーションバッグを入れれば合計3Lでハセツネでも安心(?)の大容量が実現するか。
背負ったときの荷室の位置は下のような感じ。肩くらいの高い位置に重心がくることを好むランナーが多いとおもうが、少し荷物が増えてくると、しっかり背中に固定できて揺れがないならば重心は下に来た方がランニングで動いたときの安定感は増すように思える。
当方としてはトニーのシグナチャーモデルとくればもっと極端に軽量化して素人には手が出ないようなバックパックなのではないかと思っていたが、これなら普通に使えそうだ。というわけで、何とか入手して使ってみたい(ご関係者で当サイトをご覧の方がいらっしゃいましたらお知らせください(^^;))。
Ultimate Directionからは4Lのこのトニーモデルの他にも次のシグナチャーモデルが登場。
こちらは7.2LのScott Jurekのモデル。
こちらは8.5LのPeter Bakwinのモデル。Adventure Vestと名付けられており、アイスアックスまで装着できるスピードクライミング用モデルのようだ。
気になるサイズ感はこちらでチェック。
開発したプロダクトマネージャー、Buzz Burrellが語る製品の特徴。