4月26−28日に開催されるウルトラトレイル・マウントフジ/ULTRA-TRAIL Mt.FUJI。1月23日のコース概要図に続いて、本日コースの詳細なマップ、および試走禁止区間、歩行(走行禁止)区間などが大会ウェブサイトに掲載された。先日の概要図からはコースが一部変更されている箇所もある。
以下の記事で重要な情報について取りまとめます。
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COURSE MAP | RACERS | ULTRA-TRAIL Mt.FUJI
本日2月27日に公開されたコースマップなどの情報。コースの詳細な地図がPDF14枚でみることができる。
- コースの一部変更と試走禁止、走行禁止(歩行)、ストック使用禁止などの区間の設定
- 試走禁止区間:スタート直後、富士ビューホテル内から勝山の住宅地内
八木崎公園をスタート後は、河口湖畔沿いではなく富士ビューホテルの敷地内を通って足和田山へ。この私有地は試走禁止。
- 試走禁止区間:W1麓-雪見山頂
今年からコースに加えられた区間。36km地点となる麓から雪見山に向かうコースは朝霧グリーンパークの付近からの直登ルートとなっている。このパートについては「一般に公開された道や登山道ではない」ため試走禁止。大会サイトによれば「一人でも試走者が目撃された場合は、その後通行不可能となり、周をつなぐコースが閉ざされて大会が中止になることがあります」とのこと。試走の際はこのパートを迂回し、「山と高原地図」に掲載されている麓山の家から毛無山を経由するルートか地蔵峠を経由するルート(こちらは時々通行不可になるとのこと)を経由する必要がある。
- 試走禁止区間:A3西富士中学校-A4富士山こどもの国−十里木別荘地
昨年も試走禁止になっていた箇所。送電線下のアップダウンの続くトレイル等。
- 試走禁止区間:A6富士山御殿場口太郎坊-A7すばしり
昨年も試走禁止になっていた箇所。自衛隊の演習地等。
- 歩行(走行禁止)区間:A5水ヶ塚-富士山中腹のコース最高地点・四辻
今年からコースに加えられた区間で、89km地点となる水ヶ塚からコース最高地点の四辻付近までの約3.5km、350mの標高差の登りは森林管理署の指示により。試走もレース当日も走行禁止。「走らず歩行による通行」とのこと。世界のレースの中でもこのような制限があるのは珍しいように思われる。
- コースの変更:A8山中湖きらら-A10富士小学校
121km地点の終盤A8山中湖きららからは、いったん忍野村に下りて大ザス峠へ向かうこととなっていたが、石割山から太平山に向かう箇所で自然保護のためコースを変更。昨年と同じ二十曲峠にエイドがおかれてそこを経由して扚子山から大ザス峠に向かうことに。二十曲峠のエイドはアシスト不可とのこと。扚子山から西側は大きな岩をつかみながら登るようなややテクニカルな箇所が現れることになる。
- コースの変更:A10富士小学校-フィニッシュ
142m地点のA8富士小学校からは昨年と同じトレイルで尾根に登ってからそのまま尾根を南下して河口湖大橋へ向かうことが1月の概要図に示されていた。ここが、昨年と同じコースを逆走することとなった。長い林道の下りを下りて河口湖大橋に向かうことになる。
- ストックの使用:「全面禁止」だが「A2からA4、A10からフィニッシュはストック使用可能区間」
ストック(トレッキングポール)については、大会サイトでも原則「全面禁止」とされていたが、大会マップには使用可能区間について表記がある。それによれば、A2本栖湖(23.8km)からA4こどもの国(79.3km)までの天子山塊−送電線下の55キロほどと、A10富士小学校(142.8km)からフィニッシュ(161.0km)までの20キロ弱でストックを使えることになる。ただ、後者の区間の大半は林道であり、登りは少ない。
- 累積高度、優勝予想タイムの変更
上記の変更により、UTMF/STYともコース距離に変更はないが、累積高度に変更がある。
- — UTMF(161.0k) 累積高度 +9,164mD(1月の概要発表時+9,018mD)優勝予想タイム18時間7分(同 17時間50分)
- — STY(84.7k) 累積高度 +4,860mD(1月の概要発表時+4,714mD)優勝予想タイム8時間53分(同 8時間53分)
コース変更により若干の累積高度増加となった。各エイドでの関門時間やレース全体の制限時間(UTMFで46時間、STYで24時間)に変更はない。
– UTMFに関する詳細
– STYに関する詳細