[DC] 100kは渡邊鉄王、坂根充紀栄、100マイルは谷北勇二が優勝 OSJおんたけウルトラトレイル100k

7月13日(土)の夜に長野県王滝村でスタートしたOSJ おんたけウルトラトレイル100kは夜半過ぎに一時強い雨に見舞われたものの、その後は概ね恵まれた天候の中、開催されました。

100kmの部では男子は昨年4位の渡邊鉄王、女子はの坂根 充紀栄が自身の大会記録(10:20:38)を更新して優勝しました。100マイルの部は上位選手が脱落する中で一昨年、昨年と100マイルの部で3位だった谷北勇二が優勝しました。

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100kmの部

100kmの部のスタートは13日土曜日の深夜24時。100マイルのスタート後に降った雨が上がった後、ひんやりした空気の中で王滝小学校・中学校のグラウンドをスタート。序盤にロードのマラソン、ウルトラマラソンで活躍するランナーが先頭を引っ張ったのち、32kmのエイドでは今西泰彦がリードし、渡邊鉄王山屋光司が続く展開となった。その後、62kmのエイドではトップが渡邊に入れ替わり今西が続く。3位の山屋は後半に入って傷めていた足底の痛みが強くなって遅れを取り始め、62kmのエイドでは上位の2人に25分の遅れ。その後は渡邊がリードを維持してこのレースで初優勝。2位の今西はロードのウルトラマラソンで活躍する関西在住のランナーだが、今回初めてのトレイルレースで好成績を収めた。

2013 07 13 08 32 04

100kの部のスタートから約4キロ。

2013 07 14 03 06 20

32kmのエイドで補給する山屋。

2013 07 14 06 35 13

早朝の62kmのエイド。ドロップバッグが置かれ、ランナーにとっては中盤の大きなエイドステーションだった。

女子では坂根充紀栄が終始トップを維持して自身の大会記録を更新。

2013 07 13 16 24 46

100k優勝の渡邊鉄王のフィニッシュ。

2013 07 13 16 36 19

100kで2位の今西泰彦。ロードのウルトラマラソンの実力者でトレイルレースは初挑戦。

2013 07 14 10 04 35

100k女子優勝は坂根充紀栄。男子の渡邊、今西とあわせて関西勢が上位を占めた。

約1000人が参加した100kmの部の完走率は81%。本大会の100マイルの部の参加資格である14時間以内の完走は182人となった。

  • 100km(男子)
    1. 渡邊 鉄王 8:24:20
    2. 今西 泰彦 8:35:52
    3. 山屋 光司 9:21:37
    4. 大島 拓郎 9:27:12
    5. 高橋 和之 9:28:35
    6. 木下 秀成 9:29:54
    7. 須賀 暁  9:32:42
    8. 沢崎 賢治 9:47:58
    9. 前川 裕  9:55:17
    10. 堀米 恵 10:01:00
  • 100km(女子)
    1. 坂根 充紀栄 10:04:19
    2. 山ノ内 はるか 11:59:15
    3. 坂井 優里 12:00:49
    4. 大舘 はるか 12:24:01
    5. 上田 幸代 12:40:13

100マイルの部

エリートレースとして開催された100マイルの部は今年で3回目。資格を満たした参加者は126人に達した。スタートは100kmの部に先だつこと4時間の13日土曜日の午後8時。スタートから1時間ほどで一時雨が強く降り、その後の夜間はややひんやりと感じる気温。

スタートからトップに立ったのは昨年の100kで2位であり八ヶ岳スーパートレイルの100マイルの優勝者でもある平澤賢市。後に続く島田哲(昨年の100kで5位、八ヶ岳100マイル5位)や小島浩を大幅に引き離していた。ところが平澤は50km過ぎ、雨が上がった林道を一人走っていて「気持ちが急に途切れてしまった」のち、30分ほど歩いて72kmのエイドに到着。エイドでは元気な笑顔をみせたものの、その後も途中で30分ほどの仮眠をとり、それでも力は戻らず。115kmのエイドで途中棄権。2位だった島田も調子が優れず同じく115kmのエイドでリタイアした。

2013 07 14 03 11 45

72kmのエイドに到着した平澤。笑顔でエイドを後にしたがこの日はこのあとドロップ。

結局、レースを制したのは一昨年、昨年と100マイルの部で3位だった49歳の谷北勇二。終盤に谷北にかわされた52歳の小島浩が2位。上位陣が崩れる中、実力あるベテランランナーが持ちこたえて上位を勝ち取った。

2013 07 14 13 51 20

100マイルを制したのは谷北勇二。終盤で先行していた小島をとらえて優勝。

2013 07 14 14 22 05

100マイル2位の小島浩。52歳のベテランランナー。

女子では6人のランナーがエントリーする中、伊藤冬未がただ一人完走した。

これも読む
DC Weekly 2022年10月13日 LAKE BIWA 100、OSJ Koumi 100、ハセツネ

100マイルの完走率は29%。全体の制限時間が24時間と比較的短いうえ、途中の関門の制限時間もやや厳しかった(第一関門<52キロ>4時間、第二関門<101キロ>11時間、第三関門<115キロ>14時間)(第一関門<53キロ>8時間、第二関門<102キロ>15時間、第三関門<82キロ>15時間)【制限時間と関門の距離を訂正しました。2013/07/16 18:30】ことが低い完走率につながったようだ。

  • 100マイル(男子)
    1. 谷北 勇二 17:50:22
    2. 小島 浩 18:21:54
    3. 森 貞文 18:51:47
    4. 林 元洋 19:17:17
    5. 松本 賢治 19:23:14
  • 100マイル(女子)
    1. 伊藤 冬未 23:02

当サイトによる写真集、速報


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