やはりタイムの記録があってこそマラソン大会は盛り上がる?アメリカの人気マラソン大会で一旦廃止されたトップレベルの有力選手への賞金や参加のための旅費などのサポートを再開することになりました。
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有力選手へのサポート再開を発表したのはロックンロール・マラソン・シリーズ/Rock ‘n’ Roll Marathon Series。
米国内を中心に海外も含む31回のフルマラソンやハーフマラソンを開催し、レース後にコンサートを開催するなど、マラソン大会を一般ランナーが楽しめるものにしてきたロックンロール・マラソン。このマラソン大会のシリーズを開催してきた、雑誌の出版などを事業とする民間企業・Competitor Group, Inc.は昨年8月に突然、ロックンロール・マラソンの各大会で賞金や有力選手への旅費、出走の謝礼金などを「経費の戦略的な見直しのため」廃止すると発表。当然有力選手からは批判の声が上がっていました。
ところが年が明けて1月22日、同社は有力選手の参加を促すサポート(エリートプログラム)を再開すると発表しました。
Competitor Group, Inc.の創業者の一人、副社長のトレイシー・サンドラン/Tracy Sundlun氏は次のように話しています。
「1998年にロックンロール・マラソンを始めて以来、タイムを求めることはイベントの欠かせない要素の一つでした。今回発表した有力選手へのサポートの仕組みをレースの参加者だけでなく、広くランニングを愛好する方々にも受け入れられると思っています。特に2016年に開催される全米オリンピック選考マラソン大会の出場資格をこのロックンロール・マラソンのシリーズ戦で満たそうとする人も多いのです。」
夏に有力選手へのサポートが廃止された、と聞いた時は、ランニングというスポーツの人気の陰りも連想しましたが、当面はそれも杞憂ということになるのでしょうか。民間企業による運営だけに変化に敏感に反応すると思われ、今後も注目したいと思います。
- Rock ‘n’ Roll Series Launches New Elite Program – Competitor Running
- Competitor Group Eliminates Support of Elite Athletes in North America | News – Flotrack