当サイトでもその概要をご紹介した国際トレイルランニング協会/International Trail Running Association(ITRA)が先月2月末に公表したプレス向け公表資料の日本語版が公開され、現在PDFファイルで閲覧可能となっています。このほか、先週末3月22日に行われたITRA年次総会や、これらの海外の動きを日本の競技団体設立の動きと合わせて紹介する当サイト寄稿記事をご紹介します。
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ITRAプレスステートメント(2015年2月)
この資料(プレスステートメント)の中ではITRAが設立以来2年で400以上の大会主催者会員の参加を得ていることや、活動の目的がトレイルランニングが尊重すべきフェアプレイ、相互扶助などの価値観を広げることにあること、などが説明されています。
また、より具体的にはトレイルランニング大会の安全性を高め、自然環境保護の取り組みを強化する取り組みとして、大会のポイント認証制度や大会開催のガイドラインをまとめたことも紹介されています。
さらにスポーツとしての成長のためには競技としての確立が必要として、今年2015年8月に国際陸連総会で競技種目として正式に認められるまでのITRAと関係団体の協議の経緯が紹介されています。また、今後のスポーツとしての成長のため、大会データベースと成績指数などの基礎を用意しているほか、IAU(国際ウルトラランナーズ協会)のトレイルランニング世界選手権大会(5月30日にフランス・アヌシーで開催されるTecnica MaXi Race)を支援していることなどが紹介されています。
ITRA年次総会が3月22日に開催
このプレスステートメント発表後の3月22日、ITRAはフランス・パリで初めての年次総会を開催しました。年次総会ではITRA会長のミシェル・ポレッティ氏による基調報告のほか、これまでの活動報告を経て、会場の約40人強とインターネットで20人程度の参加者の間で質疑応答が行われました。
総会では当面のITRAの運営を担う20名の理事の選挙も行われ、日本からもウルトラトレイル・マウントフジの主催者として鏑木毅さんが選ばれました。
ITRAを含む国際協議団体の動き、国内の競技団体設立の動きの解説を寄稿しました
当サイトでは、3月28日に発売されるムック「トレイルランニング2015」(ベースボールマガジン社)にITRAや陸連、スカイランニングのこれまでの経緯や現在の各国での関係のほか、最近動きを見せている日本国内での競技団体設立の動きについて解説する記事を寄稿しました。
関心のある方は是非お買い求めのうえご覧ください。