今年で7回目となり、春のトレイルランニングの定番として定着したハセツネ30kが明日4月12日(日)に開催されます。当サイトでは、当日のレースの模様をご紹介するほか、フィニッシュラインから上位の結果をお伝えする予定です。
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今年は走れる林道が増加したハセツネ30kのコース
毎年10月に開催される日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)に対して、ハセツネ30kは春に開催される入門レースとして2009年にスタートしました。コースは秋川リバーティオ(旧青少年旅行村)から刈寄山、入山峠を経て醍醐丸へ向かい、引き返してくる約32km。入門レースとはいうものの、長い登りの舗装路や林道、急な下りなど決して容易ではないレースです。
今年のレースのスタートは明日4月12日(日)の午前8時30分。制限時間は7時間です。また、このハセツネ30kの男子1000位以内、女子100位以内の完走者は秋のハセツネカップへの優先エントリー権が獲得できます。これは昨年の場合男子だと5時間16分、女子だと5時間29分以内に相当します。
ハセツネ30kのコースは毎年少しずつ変更されています。今年は昨年と比べるとスタート直後の沢戸橋から南へ向かい刈寄川沿いの舗装路に入り、刈寄山山頂を経由して入山峠(約8km地点)に向かっていました。今年は沢戸橋から西へ直進し、盆堀林道の舗装路の登りへ。刈寄山山頂の南側を巻く形で北沢峠(約8km地点)までロードが続きます。このパートは昨年は1kmほどのトレイルで刈寄山山頂(687m)を越えていたのが、ロードのみで北沢峠(520m)まで向かう形となります。ロードでのスピード力のあるランナーには有利になったといえるでしょう。また、これにより昨年発生していたトレイルの入り口での渋滞は経験せずに済みそうです。
コースが変更されているため、年によっての優勝タイムの比較は難しいですが、昨年の優勝タイムは男子が2:37:18(上田瑠偉)、女子が3:07:05(大石由美子)でした。
有力選手紹介
当サイト恒例の上位が期待される有力選手紹介です。
女子
女子では昨年の信越五岳2位などの実績豊富な上宮逸子が優勝候補の筆頭に上がります。そこに続きそうなのは昨年のハセツネ30k4位、今年のITJ4位で各地のレースで上位常連の大庭知子。2013年UTMF3位で今年のITJ7位の小川比登美も上位を期待したいところ。
その他上位が期待されるみなさんは次の通り。
- 湯浅綾子:2014年白馬国際優勝、2015年ITJ12位。
- 澁谷佳代:2014年信越五岳3位。
- 武藤加那子:2014年ハセツネ30k6位。
男子
昨年のこの大会で優勝し、秋のハセツネカップで大会記録を更新して優勝した上田瑠偉は、ケガからの回復の途中で今回は出場を見送り。こうした中で優勝争いを展開しそうなのはまず昨年2位だった大瀬和文。これから続く海外レースを前に優勝で飾れるか。さらにハセツネ30kでは2度優勝し、ロードの多いこのコースを知る加藤淳一。昨年3位で今年は2月にスカイランニングアジア選手権で5位という好成績を収めた牛田美樹。そして昨年UTMFで8位となりスパトレイル優勝の小林慶太。この中から優勝者が現れるのではないかとというのが当サイトの予想です。
その他上位が期待されるみなさんは次の通り。
- 名取将大:先週の青梅高水山で4位。
- 貝瀬淳:2014年STY5位。
- 田坂洋範:2014年おんたけウルトラ100k優勝
- 堀内祐児:2014年斑尾50k優勝
- 小野雅弘:2014年トル・デ・ジアン5位
- 渡辺裕治:2014年ハセツネカップ18位
- 石田賢生:2014年TJAR4位
- 柳下大:2014年ハセツネカップ20位
- 武藤尚一郎:2014年スカイランニング・ジャパンシリーズ4位
- 山屋光司:2015年Hong Kong 100 10位
- 山谷良登:2014年志賀高原エクストリームトライアングル7位、野沢温泉4位。
- 森岡光夫:2014年道志村総合3位