先週末に続いて世界の舞台に日本の若いスカイランナーが挑みます。高校生・大学生世代を対象として今年初めて開催される、スカイランニング・ユース世界選手権 / Youth World Skyrunning Championshipsが今週末開催され、日本からも世界選手権でVKで10位などの好成績を残したばかりの上田瑠偉や、先週末に大雪山ウルトラトレイル42kで男女を通した総合優勝を果たした高村貴子など総勢11人が参加します。
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今回のユース世界選手権が開催されるのはイタリア中部、アペニン山脈で最も高い山の集まるグラン・サッソで行われるGran Sasso Skyraceの一部として行われます。この大会では本日7月29日金曜日午後3時30分(日本時間同日午後10時30分)にスタートするバーティカル・キロメーターと、31日日曜日午前8時15分(日本時間同日午後3時15分)にスタートする21.6kmのスカイレースが開催されます。
バーティカル・キロメーターのコースはアブルッツォ州の州都・ラクイラの郊外でグラン・サッソの麓の町、フォンテ・チェッレート / Fonte Cerreto(標高1100m)をスタートして、カンポ・インペラトーレ / Campo Imperatore(標高2136m)まで、距離3.5kmで標高差1000mを登るレース。スカイレースはフォンテ・チェッレートをスタート・フィニッシュとし、コース最高地点となるピッツォ・セファローネ / Pizzo Cefalone(標高2533m)などを通るテクニカルな山岳コースで行われる21.6kmのレースとなっています。
この大会の中で行われるスカイランニング・ユース世界選手権には欧州を中心に日本を含む8カ国から59人のユース世代(16歳から23歳)の選手が参加。大半の選手が金曜日のバーティカル・キロメーターと日曜日のスカイレースの両方にエントリーしています。日本からも国内のスカイランニング、トレイルランニングの大会で上位に入っている上田瑠偉、高村貴子、藤飛翔、名取将大など11人が参加します。
大会開催中の各選手の通過状況を見ることができるライブトラッキングは以下のウェブサイトから見ることができます。各選手がGPS端末を身につけているため、コース上のどこにいるかがリアルタイムで確認できるようになっています。
当サイトでは現地から情報が入り次第、今回のスカイランニング・ユース世界選手権の結果をお伝えしていく予定です。どうぞお楽しみに。
日本からの参加選手
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U23(23–21歳):上田瑠偉 / Ueda Ruy、鈴木龍弥 / Ryuya Suzuki、藤飛翔 / Tsubasa Fuji、名取将大 / Masahiro Natori、吉野大和 / Yamato Yoshino、高村貴子 / Takako Takamura
- ユースB(18–20歳):菊川惠太 / Keita Kikugawa、池田華子 / Kako Ikeda
- ユースA(16–17歳):林健太朗 / Kentaro Hayashi、松本良介 / Ryosuke Matsumoto、星野誉貴 / Yoshiki Hoshino
*いずれも今年達する年齢による。
*名取将大はスカイレースのみエントリー。
今回の参加国
イタリア(13)、日本(11)、スペイン(10)、チェコ(10)、アンドラ、ポルトガル、スイス、南アフリカ *カッコ内は人数