いよいよ来週末の9月23日金曜日から25日日曜日にかけて開催されるウルトラトレイル・マウントフジ / Ultra-Trail Mt. Fuji(UTMF)を前に、優勝候補として注目されるセバスチャン・シェニョー / Sebastien Chaigneau(フランス)とディラン・バウマン / Dylan Bowman(アメリカ)が来日。二人を囲んでのThe North Faceアスリートトークが東京・外苑前のNEUTRALWORKSで開催されました。
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(写真・9月15日木曜日、東京・外苑前のNEUTRALWORKSに顔を揃えた鏑木毅、セバスチャン・シェニョー / Sebastien Chaigneau、ディラン・バウマン / Dylan Bowman<右から左> Photo by Koichi Iwasa / DogsorCaravan.com)
おなじみのセバスチャン・シェニョーとアメリカのスピードスター、ディラン・バウマンが登場
サンフランシスコ・ベイエリア在住で今回が初めての来日となるディラン・バウマンは「おとといは、空港からのバスを間違えて違うホテルに着いてしまいました。でも地下鉄の乗り方とか丁寧に教えてもらったおかげで無事にホテルに行くことができました。日本の人たちはみんな親切ですね」と日本の印象を話しました。セバスチャン・シェニョーは今回が4回目の来日で、イベント当日はUTMFのレースディレクターで友人の鏑木毅さんと二人で富士山山頂に行ってきたとのこと。「この2年間は体調がよくなかったが、ようやく2年ぶりに100マイルを走る自信が持てるようになった」と笑顔をみせます。鏑木毅さんも「今日一緒に富士山を登ったが、追いつけないほどの軽い足取り。今年のセバスチャンは実力を発揮しそう」とコメント。
ディランは昨年2015年にTarawera、Ultra-Trail Australiaで優勝、TNF 50 Championshipで2位と活躍。今年は前半から仕事が多忙でレースは地元カリフォルニアの50kなどのレースに出ており、「今年の一番の目標は今回のUTMFと決めて、6月からトレーニングを重ねてきた」といいます。9月には婚約者と結婚したばかりとのこと。
今回のUTMFでの目標について、ディランは「初めて走るコースなので、まずは山で転ばないように安全に気をつけて。タイムは20時間を目標にしたいが、当日は雨になるかもしれないので、そううまくいかないかも」と慎重な中にも意欲をにじませました。セバスチャンは「昨年は雨が降ってたくさんの選手がリタイアすることになったので、今年は天気に恵まれてほしい。自分としてはまずは完走してフィニッシュで妻、息子、娘と喜びを分かちあいたい」と締めくくりました。
今年のフィニッシャーズ・ベストはPolartec Alphaを使った化繊綿インサレーションベスト
トークイベントでは今年のUTMFの完走者に贈られるフィニッシャーズベストが披露されました。ダークグレーの前身ごろに超軽量で保温性と通気性を両立した化繊綿素材であるPolartec Alphaを使ったインサレーションベストで、胸元にUTMFのワンポイントロゴ入り。背中はグリッド状のフリース素材。「中綿を入れたインサレーション素材でありながらも通気性が高いので着たまま走っても快適。これまで世界中で作られてきたどのレースのフィニッシャーズベストと比べても最高の一品」と説明がありました。
今年は当サイトが現地から大会の模様をお伝えします
当サイトでは来週から大会の模様や有力選手のインタビューを現地からお届けします。そして大会当日は167kmのUTMFのレースを中心に上位選手のレース展開をライブ速報します。速報はTwitterアカウント / @DogsorCaravanを中心にお送りしますので、ぜひフォローしてご覧ください。当サイト恒例の有力選手を紹介するプレビュー記事もまもなく公開しますのでお楽しみに。