2017年の日程が発表に・スカイランナー世界シリーズ Skyrunner World Series #skyrunning

来年2016年のスカイランナー世界シリーズ Skyrunner World Series(SWS)の日程が国際スカイランニング連盟 / International Skyrunning Federationから発表されました。シリーズのカテゴリーが再編され、欧州から新たな大会が追加。全カテゴリーにまたがる総合ランキングも導入されて、シリーズ戦の年間ランキングでの賞金総額は6万ユーロに拡大です。

年々競技のレベルが向上し、人気を高めているスカイランニングの来年のシリーズ戦を紹介しましょう。

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3つのカテゴリーに再編、VKは新シリーズとして独立

ULTRAKS_SKYRUNNER_GUIDELINE_WORLD_SERIES_08_02_2016シリーズ戦を構成するレースのカテゴリーが、今年までのVK(バーティカルキロメーター)、SKY、ULTRA、SKY Extremeの4カテゴリーから次の3つに改められることとなりました。詳しくはこちら

  • Sky Classic:距離が50km以下で、優勝者の完走タイムが5時間以内と見込まれる大会。累積獲得高度が2,000mD+以上。
  • Sky Extreme:優勝者の完走タイムが6〜10時間と見込まれる大会。累積獲得高度が4,000mD+以上。クライミングのUIAAグレードでII級(下から2番目の「三点支持を要する」というもの)のセクションを含む。
  • Sky Ultra:距離が50km以上で、優勝者の完走タイムが5〜12時間と見込まれる大会。累積獲得高度が3,000mD+以上。

距離5km以内で累積獲得高度1000mD+を駆け上るVK(バーティカルキロメーター)については来年から独立したシリーズ戦となり、詳細は追って発表されます。

シリーズ戦を構成するレースの一覧は以下の通り。ゼガマ・マラソンやドロミテ・スカイレースのようなスカイランニングの代名詞といえる大会に加えて、オリンパス・マラソン / Olympus Marathonロイヤル・グラン・パラディーソ Royal Gran Paradisoなど新たに加わりました。また、9月16〜17日にイギリススコットランドで開催のGlen Coe SkylineはClassic、Extreme、Ultraのいずれのシリーズ戦も開催されることとなり、来年のスカイランニングの目玉となりそうです。

Sky Classic

これも読む
DC Weekly 2022年11月28日 MMTF、Cape Town、身延山七面山、大歩危国見山

Sky Extreme

Sky Ultra

全カテゴリーにまたがる総合ランキングが登場

年間ランキングに関しては来年の変更点は次の通りです。

  • 20%加算のレースを指定:来年2017年はシリーズ戦の中に各選手の獲得ポイントが20%加算されるレースが設けられ(Sky Classicで3レース、Sky Extremeで1レース、Sky Ultraで1レース)、加算されるレースは毎年変更される予定です。
  • 年間ランキングのポイント算出の対象が拡大:シリーズ戦の各レースでの成績に基づいて得られるポイントで争われる年間ランキングは各選手の上位のものを合算(Sky Extremeは2個、Ultraは3個、SkyとVKは4個)していました。これがSky Classicで5レース、Sky Extremeで2レース、Sky Ultraで3レースとなります。
  • 全カテゴリーにまたがる総合ランキングを導入:年間ランキングは各カテゴリーごとに決まっていましたが、来年は全カテゴリーにまたがる総合ランキングが追加されます。ポイント算出のルールは次の通り。
    • シリーズ戦の3カテゴリーのそれぞれのレースを少なくとも一つ含む
    • 合わせて最大で5レースのリザルトをポイント集計の対象とする
    • Sky Classic、Sky Extremeで合わせて最大4レース、Sky Ultraで1つが集計の対象となる(それ以上のリザルトがあるときは最も成績のよいレースが集計対象となる)
  • 賞金総額は6万ユーロに:3つのカテゴリーと総合のそれぞれ年間ランキングの上位入賞者には賞金が与えられます。それぞれの男女年間チャンピオンにはそれぞれ5,000ユーロ(Ultraは4,000ユーロ)が賞金となります。
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