現地レポート その3・サハラマラソン Marathon des Sables 2017 ステージ1

 

Marathon-des-Sables-logo-squareサハラ砂漠で開催の7日間・250kmのステージレース、サハラマラソン Marathon des Sables(MDS)は大会日程三日目の9日日曜日にいよいよステージ1の30kmのレースで開幕しました。レースはMDSで三連覇中の帝王、ラシッド・エル・モラビティ Rachid El Morabityとその弟、モハメド・エル・モラビティ Mohamed El Morabity(ともにモロッコ)の間のレースとなり、弟のモハメドが初日はトップに立ちました。女子では2015年のMDS女子優勝のエリザベト・バーンズ Elisabet Barnes(スウェーデン)がトップに立ちました。以下ではレースの模様をご紹介するとともに、日本からの参加者の皆さんの表情をお伝えします。当サイトではUltra-Trail World Tourの第4戦であるMDSを、選手とともに移動しながら取材して、随時現地から大会の模様をレポートしています。

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大会開催中は大会ウェブサイトでGPS端末からリアルタイムに届く各選手の所在地をウェブサイト上で確認できたり、ビブ番号を指定して書き込むとメッセージが選手に届く(紙に印刷して配布)ようになっています。また、各ステージのフィニッシュラインにはライブカメラが設置されていて、フィニッシュの様子をインターネットで見ることができます。


(写真・サハラマラソンのステージ1がスタート。 by Koichi Iwasa / DogsorCaravan.com)

4月9日日曜日:ステージ1

MDSは6つのステージ、7日間でサハラ砂漠の真っ只中の計250kmのコースを走るレースで、水とモロッコ式のテントこそ用意されるものの食料や寝袋などの装備全てを大会期間を通じて背負って走らなくてはならない、というのが大きな特徴です。

今年のステージ1のコースマップ。

この日のステージ1の距離は30.3km。初日の今日のコースは小石が転がるものの比較的走りやすい路面が多かったですが、一部には細かい砂からなり走りにくい砂丘のパートも含まれるコースです。午前9時スタートにスタートし、途中の2箇所のチェックポイントは2箇所(13kmと22.9km)で制限時間は10時間です。

男子のレースで飛び出したのはイギリスの25歳、トーマス・エバンス Thomas Evansでした。ラシッド・エルモラビティをも上回るペースで初日から注目を集めましたが、終盤まで大きく崩れることなく4位でフィニッシュ。

この日男子でトップしたのはしたのはモハメド・エルモラビティ Mohamed El Morabityでした。ラシッドの弟で25歳のモハメドはMDSに初挑戦でしたが、まずは好調なスタート。モハメドにわずか18秒差でラシッドが2位でした。

現在のMDSでは最強のランナー、ラシッド・エルモラビティ Rachid EL MORABITY。

この日トップでフィニッシュしたのはラシッドの弟で25歳のモハメド・エルモラビティ Mohamed El MORABITY。

女子ではこの日は2015年にMDSで優勝しているエリザベート・バーンズがトップでした。

ステージ1 30.3km・男子リザルト

  1. モハメド・エルモラビティ Mohamed El MORABITY(モロッコ) 02:10:36
  2. ラシッド・エルモラビティ Rachid EL MORABITY (モロッコ) 02:10:54
  3. アブデルカデル・エルムアジズ Abdelkader EL MOUAZIZ (モロッコ) 02:11:17
  4. トーマス・エバンス Thomas EVANS (イギリス) 02:11:58
  5. ハンモウ・モウドウジ Hammou MOUDOUJI (モロッコ) 02:12:54
  6. アブデルカデル・バグハザ Abdelaziz BAGHAZZA (モロッコ) 02:13:07
  7. サラメ・アラクラ Salameh ALAQRA (ヨルダン) 02:15:46
  8. アンディ・サイモンズ Andrew SYMONDS (イギリス) 02:15:46
  9. サミル・アカダー Samir AKHDAR (モロッコ) 02:15:49
  10. ミケル・カポ・ソレル Miquel CAPO SOLER (スペイン) 02:16:32
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ステージ1 30.3km・女子リザルト

  1. エリザベト・バーンズ Elisabet BARNES(スウェーデン) 02:38:13
  2. ナタリー・マクレア (フランス) 02:44:57
  3. アジザ・ラジ Aziza RAJI(モロッコ) 02:54:36
  4.  (ブラジル) 03:01:36
  5. エミリー・ルコント Emilie LECOMTE(フランス) 03:03:57
  6. メラニー・ルセ Melanie ROUSSET(フランス) 03:04:31
  7. ライア・ディエズ・フォンタネット Laia DIEZ FONTANET(スペイン) 03:14:08
  8. ジェニファー・ヒル Jennifer HILL(イギリス) 03:18:45
  9. ナンシー・レベン Nancy LEVENE(アメリカ) 03:24:46
  10. フィリッパ・パー Philippa PARR(ニュージーランド) 03:39:04

日本から参加の皆さんの様子

この日は日本から参加の皆さんは65歳の橋本久 Hisashi Hashimotoさんが3時間37分45秒(総合155位)、MDS出場が16回目という羽隅順子 Junko Hasumiさんが4時間27分56秒(総合408位)でフィニッシュするなど、概ね大きなトラブルなしに全員が30.3kmのレースを終えました。

この日の皆さんの様子を伝える写真が続きます。

スタート前

こちらは三明隆さん。忍者が水の支度中です。

中西雅子さん(中央)と真帆さん、速都さん。25年前にMDSに参加した雅子さんが娘、息子を伴って3人でMDSに再び挑戦です。

ホリ・カズトモさん。普段通りにリラックスして臨めばきっといい結果になるはず。

こちらは香港からの参加者の皆さん。ノリの良さが香港らしさを感じさせます。

こちらは韓国チーム。お揃いのウェアで。

三連覇中、4度の優勝経験を持つラシッド・エル・モラビティ Rachid El Morabity。

UTWTのシリーズ戦ではおなじみ、長髪は先輩からの引き継ぎ?のルカ・パピ Lica Papi。

UTMFで日本のファンにもおなじみ、昨年のこの大会で3位のフェルナンダ・マシェール Fernanda MACIEL。

昨年2位、ウルトラトレイルのクイーン、ナタリー・マクレア Nathalie MAUCLAIR。

午前9時にスタート。

真っ青な空の下、先頭を走る選手たち。

スィーパーはラクダです。

CP1(13km)

日本からの参加では橋本久さんがトップで通過。

レースディレクターのパトリック・バウアーが見守ります。

浅井久美子さんはCP1で水を頭にかけてリフレッシュ。

はぎわらよしゆきさんも笑顔でCP1に到着。

足のトラブル対策は早めにということで予防策を。

神山悠紀さんの笑顔に、サハラ砂漠を楽しんでいる様子がうかがえます。

牟田口玲奈さんは途中で転倒して膝を擦りむいてしまった様子。

ほりかずともさんもCP1に。

CP1を出るとこんな感じのコースとなります。

CP2(22.9km)

こちらがCP2の様子です。

夫妻で参加の福山眞弘さん。補給食のナッツを一気に口へ。

おくのみちあきさんがCP2に到着。

こちらはみやぎかずあきさん。

フィニッシュ・ビバークポイント2

福山眞弘さん。

川畑道子さんがこの日をフィニッシュ。

森栄樹さん。頭にタコが乗っています。

牟田口玲奈さんも笑顔でフィニッシュ。

浅井久美子さんは応援の寄せ書きが書かれたタスキを手にこの日をフィニッシュ。

和田泰明さんのフィニッシュ。

一日を終えて休息のひと時

早速、食事の準備です。

ホッと一息つきます。

頭を冷やすとスッキリします。

女性のお二方の表情の明るさが印象的でした。

明日はステージ2

明日4月10日月曜日はステージ2の39kmのコースとなります。距離が長く終盤にテクニカルな山越えが待ち受ける難コース。午前8時30分スタートでチェックポイントは3箇所。制限時間は11時間半です。

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