先週末の7月7-9日にスペイン・バスクで開催されたエフンミラク・ウルトラトレイル Ehunmilak Ultra-Trailに日本から参加した山本健一 Kenichi Yamamotoさんに、大会最終日にインタビューしました。
大会の結果についてはすでに当サイトの記事でもお伝えしているように、山本さんは中盤まで8位を走っていましたが、レース中に捻挫で足を傷め、次第に痛みが激しくなったことから139km地点でリタイアしました。翌日になって「さらに痛くなった」という山本さんに、一日の出来事を話してもらいました。30km前後のところで捻挫をして、そこから次第に痛みが増しながらも「絶対完走しよう」と思いながらも、強まる痛みとともに最後の大きな山・アイスコリを越えることの危うさも感じるようになった山本さん。これまで照準を合わせて準備してきたレースを完走しないことはなかったという山本さんにとって、リタイアは辛い決断でした。
Sponsored link
初めてバスクのレースを走る山本さんはバスクの人たちの明るさ、陽気さが印象的だといい、今回は地元・バスクの人たちに喜んでもらう、楽しんでもらうことをテーマにしていたといいます。片言のバスク語で話しかけ、足のテーピングはバスクのフラッグカラーで、と準備して臨んだといいます。
今後については、まずは指導している山岳部の生徒たちが参加するインターハイが七月末に控えているので、生徒の夢が叶うようにサポートしたいとのこと。自身の活動についてはそれからゆっくり考えると話してくれました。
インタビューはいつもより長めの約10分。レース前の様子やエイドでの様子をとらえた映像も交えてお送りします。