シューズレビュー Columbia Montrail・Variant X.S.R.™️

【編者より・春のトレイルランニングのシーズン入りまであとわずか。当サイトでは今シーズンのトレイルランニングを楽しむための各種ギアを紹介していきます。】

実際にVariant X.S.R.™️を履いて試しました。

コロンビアモントレイル は日本でももっとも早い時期からトレイルランニング、マウンテンランニングのためのシューズを発売してきた、このスポーツのパイオニアです。そのコロンビアモントレイルが今シーズンの新モデルとして発売するのがVariant X.S.R.™️です。新開発の素材を内蔵した大型のミッドソールを備え、ロードからトレイルまで幅広い環境を自在に走れるというこのシューズは街でも山でもコロンビアモントレイルで走りたいというファンにとって待望の一足になります。当サイトでは実際にVariant X.S.R.™️を履いてロードやトレイルを走ってみました。

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「パールフォーム」で快適なライド感

Variant X.S.R.™️について一見して気がつくのが厚手で大型のミッドソールです。最新の技術を駆使して軽量ながら大型のミッドソールを搭載したランニングシューズは各社から次々に登場していますが、コロンビアモントレイルは大型ミッドソールに「パールフォーム Pearl Foam」という独自素材を導入。ミッドソールの外側の側面に見える、白い粒々が水色の柔らかい素材の中に浮かんでいるのがパールフォームです。白い粒々はそれ自体が弾性・反発性をもつeTPU(サーモプラスティックポリウレタン)という素材で、これがミッドソールの中にばらばらに配置されていることで着地時の衝撃吸収力が飛躍的に高まったほか、足が離れる時の瞬間的な反発力を実現しています。アウトソールを見るとこのパールフォームはかかとからつま先まで全体に配置されているのがわかります。

コロンビアモントレイル Columbia MontrailのVariant X.S.R.™️を外側からみたところ。ミッドソールに見えている白い粒の入った青い素材がパールフォームだ。

コロンビアモントレイル Columbia MontrailのVariant X.S.R.™️を内側からみたところ。

実際にVariant X.S.R.™️を履いて走ってみると、違いをはっきり感じるのはやはり下りです。一歩一歩で足全体に衝撃がかかる下りで足にかかる衝撃をパールフォームが和らげてくれるのを実感できます。それだけではなく、普通にフラットな路面をフォアフットあるいはミッドフットで着地するように走ってみても、このパールフォームの威力を感じます。

登り坂に入ると、今度はパールフォームの反発性が活躍です。足の母指球のあたりを支持点にしててこの原理で重心を前に転がすような動きを、Variant X.S.R.™️のミッドソールが支えてくれるような感覚があります。トレイルランニングでよく現れる緩やかな登りで、リズミカルに駆け上がるのを楽しくしてくれそうです。

一見ロード向きにみえるアウトソールのグリップは強力

Variant X.S.R.™️の「X.S.R.」はクロス・サーフェス・ランニングを意味していて、このシューズは街から山まで様々なコンディションを走ることを想定しています。すると、ロード向きなのかトレイル向きなのか、どっちつかずになるのではと気になることも確かです。特にシューズが地面と直接接するアウトソールはロード向きとトレイル向きを両立できるのか。

コロンビアモントレイル Columbia MontrailのVariant X.S.R.™️のアウトソール。

Variant X.S.R.™️のアウトソールはバランスのとれた解を見つけることに成功しています。アウトソールは一見すると大きめのブロック状のラグ(突起)が配置されたパターンとなっていて、これはロードに適した構造です。しかしそのブロック状のラグをよくみると斜めに波型の深い溝が刻まれていて、これがトレイルランニングに必要なトラクション(摩擦力)を生み出すことになります。さらに近づいて観察すると、ラグの表面には小さな突起が無数に刻まれています。これは泥や露で滑りやすいウェットなコンディションで効果を発揮するでしょう。

一見、ロードシューズのソールのパターンに似ているが、トレイルで十分なトラクションが発揮できるようになっている。

プロテクション性の高いアッパー、トゥボックスは広め

シューズのアッパーに目を向けてみると、ヒールカップには樹脂製のパーツ、つま先にはトゥキャップがあってトレイルランニングでも足をしっかり守ります。ただ、どのパーツもアッパーのメッシュ生地に接着されているので縫い目や生地の段差はありません。

コロンビアモントレイル Columbia MontrailのVariant X.S.R.™️のヒール部。樹脂製のパーツがかかとを守る。

こうしたプロテクション性の高いシューズですが、実際に足を入れてみると中は広々とした感触。足幅にゆとりがあり、足指が収まるトゥボックスは広めです。50kmや100km、そして100マイルといった長距離を走るならこういう前足部にゆとりのあるシューズは快適です。ただ、足の形によってはトレイルの下りでは着地するときに足がシューズの中でブレるような感覚があるかも。そんな時はシューズの紐を強めに締めなおすと安定したので、状況に応じて調整するとよさそうです。

コロンビアモントレイル Columbia MontrailのVariant X.S.R.™️のアッパー。

トゥボックスはコロンビアモントレイルらしい広めの作り。アッパーのメッシュの目も大きめで足指の動きを妨げない。

日常のランニングやランニング・トリップ、ウルトラマラソンやトレイルランニングのレースにも

高い衝撃吸収性と反発性を持つ大型ミッドソールを備えたロードでもトレイルでもランニングを楽しめるのがVariant X.S.R.™️です。このシューズは普段のランニングでまず使ってみたいシューズです。当サイトが拠点をおく神奈川県藤沢市は少し足をのばすと里山の雰囲気を残した公園や緑地が点在していて、自宅を出て畑の間を通って走りに行くことがあります。Variant X.S.R.™️はそんな場合にきっと最適なはず。この他、旅行に出かけたときにちょっと旅先の街や緑の間を走るというときにもこのシューズがあれば楽しいでしょう。

もちろんレースでも安心して履ける一足。367g(メンズ 27.0cm)というのは確かにランニングシューズとしては最軽量ではありませんが、ロードや走れるトレイルが多いトレイルランニングのレースではVariant X.S.R.™️の万能ぶりが発揮されるに違いありません。走れる(走るべき)登り坂で背中をきっと押してくれるでしょう。

ロードからトレイルへ、街から山へ。Variant X.S.R.™️なら楽しく走れそう。

スペック

  • 重さ:メンズ・367g(27.0cm)、ウィメンズ・300g(24.0cm)
  • ドロップ:8mm(かかと 23mm、前足部 15mm)

(協力:株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン

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