斜度60度のスキー大滑降の衝撃・キリアン Kilian Jornetの新ショートムービー「Troll Wall」

2018年2月にノルウェーにある欧州で最も高い岩壁をスキーで滑り降りた、キリアンの挑戦の記録です。

キリアン・ジョネット は2月20日にSalomon TVのウェブサイトで公開した8分48秒のショートムービー、「Troll Wall」を公開しました。

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タイトルとなっているトロール・ウォール Troll Wall(ノルウェー語でTrollveggen)はノルウェーにある標高差1,100mの岩壁で、標高1,788mのトロールティンダン山 Trolltindanの北壁です。登攀ルートとしては標高差1,700mで平均斜度が55〜60度となっていて、多くのクライマーやスキーヤーを引きつけてきました。

2016年に拠点をノルウェーに移したキリアンも、このトロール・ウォールにすぐに魅了されます。これまでの登山の記録や地図を丹念に調べ、双眼鏡で眺め、実際に山に足を運んで、どんな条件が揃えばこの岩壁をスキーで滑降できるか研究を重ねます。

そして約2年にわたって山を眺め続けた2018年2月17日、ついにそのチャンスがやってきました。キリアンは振り返って話します。

「ルートの様子を見にいっただけですが、これは最高のコンディションだと気付きました。こういう急斜面のスキーには完璧なコンディションなんてまずないので、やるしかないと思いました。とても面白いけど、難しい挑戦でしたね。岩壁の上部が一番ややこしくなっていて、あの200mは今まで経験したことのない急な斜度。狭いクーロワールが400mほど続き、次の100mはスキーはしやすいけど氷結していてところどころは強烈な斜度でした。全体を通して集中し続けていないといけない、遮るもののない危険なルートで、無事帰ってこれてとても満足しています。」

ショートムービーの中では今回の挑戦をキリアンの視点から捉えた映像の他にも、急斜面をスキーで滑走する「スティープ・スキー」というスタイルに新たに挑戦したキリアンの軌跡も紹介されています。キリアンにアドバイスしたスティープ・スキーヤーのビビアン・ブルチェス Vivian Bruchezは次のようにムービーの中で話しています。

「キリアンはスキー・マウンテニアリングの経験はあっても、2012年まではスティープ・スキーはしたことがなかった。これまでの経験を新しい分野に応用して、あっという間にスティープ・スキーの実力を身につけた。」

キリアンのトロール・ウォール岩壁の大滑降についてのコースや装備など詳細の記録はキリアンのウェブサイトに掲載されています。

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