ISF(国際スカイランニング連盟)は新たに「スカイランニング・マスターズ世界選手権」(Masters Skyrunning World Championships)を開催することを発表しました。今年7月30日にイタリア・ピエモンテ州で開催されるRoyal Ultra SkyMarathonの距離55km、累積高度4,141mD+のコースが初開催の世界選手権のコースとなります。
(Photo © iancorless.com )
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マスターズ・カテゴリーでの世界選手権は「近年要望の声が高まっていた」(ISF)といい昨年のISFの総会で開催を決定。初年度は「SKYULTRA」カテゴリーのみで開催されますが、「他の競技種目についても今後の世界選手権では加わえられる」(ISF)とされています。
2023年のマスターズ世界選手権はISF加盟の各国競技団体によるナショナルチームの他、個人参加も可能。カテゴリーは40歳から47歳の「O40」、48歳から55歳の「O48」、56歳以上の「O56」の三つ。メダルはそれぞれの男女個人のトップ3と国別の男女総合団体のトップ3の計21となります。
マスターズ世界選手権の舞台となるRoyal Ultra SkyMarathonはイタリアのチェレゾーレ・レアーレ Ceresole Realeを拠点に、かつてイタリアの王が狩場としたグランパラディーソ Gran Paradisoの山域で開催。大会は2008年に始まり、2011年以降は、同じくイタリアで開催される山岳ランニングレースとして名高いTrofeo Kimaとともに交互に隔年開催されるようになりました。2017年、2019年の大会はスカイランナー・ワールドシリーズの大会ともなっています。