チームメイトの果たせなかった夢とともに走り続けた19時間35分でした。
4月21日から23日に開催されたウルトラトレイルマウントフジ ULTRA-TRAIL Mt. FUJIで世界トップクラスの実力を発揮して男子優勝を勝ち取ったのは28歳のチョウ・ジアジュ Jiaju ZHAO（中国）でした。スタート直後から独りリードし続ける鮮やかな走りを見せました。19時間35分というタイムは2018年のディラン・ボウマンの19時間21分、2019年のグザビエ・テベナールの19時間36分に並ぶ好記録です。
Sponsored link
中国はもちろん、世界のトレイルランニングファンが注目するチョウのレースを、香港をベースにアウトドアスポーツの映像を撮影・制作するジャック・ヤオ Jack Yaoが追った映像が公開されています。
「Zhao Jiaju｜Inspiring Adventurer」という14分44秒の映像には、初めて走る富士山の周りのトレイルをチョウが楽しむ様子、レースをリードしながらも2番手で追ってくる川崎雄哉の健闘を聞いて気合いが入る様子をとらえています。そして今は亡きリャン・ジン Jing Liangへの思いが語られます。リャン・ジンが2019年のUTMFでは2位にとどまったことが、今回のマウントフジに参加する大きな理由でした。
トップ選手をコース上でとらえた貴重な映像は日本語字幕付きでYouTubeで見ることができます。
