【編者より・週末に開催されたUTMB World Seriesの大会について、プレスリリースの情報を元にお伝えします。】
オーストリア・ザルツブルクで開催されたトレイルランニングの大会、mozart 100 by UTMBで、105kmの「mozart 100」でルーク・グレンフェル・ショウ Luke Grenfell Shaw(GBR)が男子優勝、イブ・ムーア Eve Moore (FRA)が女子優勝しました。
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(Photo © Jan Hetfleisch for mozart 100 by UTMB)
690人の参加者が挑んだ105kmのコースは、ザルツブルクからヒンターウィンケル、フシュルゼー、ザンクト・ギルゲン、ツヴェルファーホルン Zwölferhorn とシャーフベルク Schafberg の山々を経由して、再びフシュルゼーを経由してザルツブルクに戻ります。
グレンフェル・ショウは10時間24分50秒でフィニッシュし、2位のバプティスト・ペティジャン Baptiste Petitjean(FRA)に1時間3分50秒差をつけて優勝しました。3位はヘクマトゥラ・ダルウィシ Hekmatullah Darwishi(AFG)とジャック・チェンバレン Jack Chamberlain(GBR)の2人で、11時間35分55秒でフィニッシュしました。
優勝したグレンフェル・ショウは「5年前にがんと診断されてから初めての100kmのレースに挑戦できたことがうれしい。ザルツブルグは美しい場所で、山々を眺めながら走ることができ、それを楽しむことができた」と語りました。タイの3位となったダルウィシは、2019年のmozart Ultra、2021年のmozart 100に続いて、3回目の表彰台となります。彼は「トレイルランニングは私にとってとても大切なことです。私は5年前にアフガニスタンからザルツブルクに移住し、ここでこのスポーツに出会いました。ここにいられることは私にとってとても意味があり、朝スタートラインに立って、レース中は美しい自然を体験できることは、信じられないほど素晴らしいことです」と話しました。
81kmのmozart Ultraでは、南チロルのトビアス・ガイザー Tobias Geiser(ITA)が8時間19分50秒で男子優勝し、モールテン・アントンセン Morten Antonsen(NOR)とハンス・ミュールバウアー Hans Mühlbauer(GER)が2位と3位となりました。女子優勝はサンドラ・パルヒューバー Sandra Pallhuber (AUT) が10時間10分40秒、2位はマリー・ローレンス Marie Laurence Camuset (FRA) が10時間30分58秒、3位はライア・アンドレウ Laia Andreu (ESP) が10時間33分05秒でした。
695人の参加者が参加した39kmのmozart marathonでは、地元在住のカティア・ロブラントワ Katja Lovrantova(SVK)が3時間37分59秒で優勝しました。ロブラントワは「1位になってびっくりしました。ザンクト・ギルゲンに住んでいて、このレースがザンクト・ギルゲンからスタートするということで、参加しようと思いました。昨日は休暇先から5時間かけてここに来ました。トレイルは美しくて厳しかった。mozart 100 by UTMBに参加できてとても嬉しかったです」と振り返りました。語りました。男子優勝はクリス・ジョーンズ Kris Jones (GBR) で2時間57分。日本から参加した甲斐大貴 Hiroki Kaiは29kmでDNFとなっています。
今回のmozart 100 by UTMBは、約半数の参加者はオーストリアとドイツから参加しました。また、チェコ、ポーランド、イギリス、オランダ、フランスからも多くの参加者を迎えました。
「素晴らしい天候の下で、多くのエキサイティングなレースを観戦することができ、ザルツブルクの カピテルプラッツ Kapitelplatz で多くの笑顔のフィニッシュを迎えることができました。すべての競技の進行にとても満足しています。今年も2,500人以上の参加者を70か国以上から迎えることができたことを嬉しく思います」と、mozart 100 by UTMB のレースディレクター、ジョセフ・マイヤーホーファー Josef Mayerhoferはコメントしています。
mozart 100 by UTMBのリザルトはこちら。