Dacia UTMB Mont-Blancは今年2024年の参加登録の状況について、ますますエントリー件数が増加していることを明らかにしました。加えて、女性ランナーのエントリーが増加しています。エリート選手についても層の厚い顔ぶれとなり、今年も熱いレースが展開されそうです。今年2014年の大会は8月26日から9月1日にかけて開催されます。
(Photo 2023年MCCの女子トップ3の三選手。Photo © UTMB)
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抽選に参加する参加登録者数が激増
UTMBワールドシリーズファイナルとなるUTMB、CCC、OCCの三つのレースについては、参加登録の受付後に抽選が行われます。今年2024年大会については、抽選に参加するエントリー者数が2023年大会との比較で34%も増加しました。このうち、UTMBが30%増でエントリー者数は7,200人、CCCは22%増の5,400人、OCCは52%増の6,500人でした。各レースとも、定員の2倍から3倍のエントリーを集めたことになります。
抽選ではUTMBワールドシリーズの大会を完走して得られるランニングストーンが抽選チケットとなるため、当選確率はそれぞれが集めたストーンの数により異なります。2024年の抽選にエントリーしたランナーのランニングストーンの平均は4.1で、2023年の3.9を上回りました。レース別ではUTMBが5.4、CCCが4、OCCが2.8となっています。抽選に当選したランナーのランニングストーンの数の平均は5.3となっており、これも2023年の4.9を上回りました。レース別に当選したランナーのストーンの数の平均をみると、UTMBが6.8、CCCが4.8、OCCは3.7でした。
このほか、抽選を経ることなく各レースに参加できるチャリティビブは260枚が用意されましたが、24時間以内に売り切れ。参加者の社会への貢献意識の高さを示しました。
女性ランナーのエントリーも増加
女性参加者の増加もまた、このイベントの進化を象徴する重要なポイントです。2024年の全参加登録者の20%を女性が占め、前年比増加率はUTMBで13%、CCCで21%、OCCで30%となりました。UTMBでは昨年、妊娠に伴うエントリーのポリシーを新たに導入するなど、トレイルランニングにおける女性の地位を高めるための施作が成果につながっています。
エリート選手によるハイレベルな競技にも注目
UTMBワールドシリーズファイナルでは、UTMBインデックスなどにより基準を満たしたエリート選手には別途出場枠を確保しています。今回は487人がエリート選手として参加を表明しており、その中には78人のトップエリートが含まれています。UTMBインデックスでみると、男性のトップ15人は908以上、女性のトップ15人は770以上となります。
レースの多様性と国際的な魅力
Daci UTMB Mont-BlancではシリーズファイナルのUTMB、CCC、OCCに加え、TDSやMCC、ETC、YCCといったレースも開催されます。2023年からはこれらのレースでも新たにランニングストーンを獲得できるようになりました。
このほか、国別の参加者数の内訳ではフランスが全体の40%、ヨーロッパ全体で75%となりますが、全体では118の国と地域に渡ります。中でも米国からは昨年との比較では参加登録者数が56%と顕著に増加しています。国別のランキングではフランス、スペイン、イタリア、イギリスの上位4カ国に続いて米国が5位。アジアでは6位に中国、9位に香港、15位にタイ、16位に日本となっています。