日本のトレイルランニングのアイコン、上田瑠偉選手がトレイルランニングにデビューして以来、その姿をカメラに収め続けてきたフォトグラファー・藤巻翔さんによる傑作集が登場しました。これにあわせて、上田選手の故郷である長野県大町市の大町山岳博物館では8月10日から10月14日の日程で写真展「大町の少年が世界を駆ける ~山岳ランナー上田瑠偉10年の軌跡~」が開催されます。
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以下はフォトブックの告知からの引用です。
上田瑠偉と藤巻翔の最初の出会いは2013年の「山岳耐久レース」。
「足の速い大学生がいるぞ、陸上あがりらしい」、
狭い世界だ、瑠偉の噂はメディア関係者に知られていた。
翔は、フィニッシュで逆転されてボロ泣きの瑠偉を撮ることになる、
「5位が6位になっただけなのに、そんなに悔しいのか、この選手は」
それが最初の出会い、最初のカット。
たくさんのレースに出場し、たくさんの写真を撮り撮られてゆく。
いつしか藤巻は気がつく、瑠偉の足の速さは、陸上あがりだから、だけじゃないな、
そして北アルプスの玄関口、大町の出身であることに納得する。
「そうか、山男の遺伝子か、だからか」。
欧州の急峻な山で開催される「スカイランニング」に出場するようになって、
瑠偉は最初の山をトップで上がるくらいに力をつけてくる。
先回りして、山の上でカメラを構えていると、
海外のメディアが瑠偉の順位を教えてくれる、「ルイが1番で来ているよ」と。翔は誇らしい。
この11年の軌跡をまとめようと言い出した瑠偉、応じた翔、
この上田瑠偉フォトブックにはふたりの、たくさんの山への思いが詰まっている。
フォトブック「TRAILRUNNER RUY UEDA」
- レターサイズ/A4変形(横約216mm×縦約279mm)
- 96ページ
- 文 / 内坂庸夫、デザイン / 井口創
- 価格(税込み)/ 6,600円
- 発売日 / 8月8日
- 販売 / Ruyオンラインストア https://ruyueda.stores.jp/?category_id=6650a160b0934b1a96d8bc95
大町市制施行70周年記念事業 企画展「大町の少年が世界を駆ける ~山岳ランナー上田瑠偉10年の軌跡~」
- 日時: 8月10日(土)~10月14日(月・祝)
- 場所: 大町山岳博物館 特別展示室(長野県大町市大町8056-1 <Googleマップのリンク>)
- 費用: 通常の入館料
(Source:MontainFrontier)