HOKA UTMB Mont-Blanc は開催中も環境に優しい交通手段を提供するために大規模な投資を実施

HOKA UTMB Mont-Blancは、来週26日に開幕する今年の大会において、環境に優しい交通手段を提供する計画に大規模投資を行っています。この計画は、参加する選手、サポーター、大会組織メンバー、ボランティア、観客といった大会に関係する全員にとってスムーズで快適な移動手段を提供しながら、カーボンフットプリントを削減することを目指しています。

500万ユーロの投資と環境に優しい交通計画

HOKA UTMB Mont-Blanc の開催によって発生するカーボンフットプリントのうち、80%を占めるのが交通だといいます。このため、毎年参加者やサポーターに環境に優しい交通手段を奨励するための努力が行われています。

Sponsored link


今年も大会では約500万ユーロを交通手段の提供に投資しており、大会期間中は15のバス路線が28の停留所をカバーする計画となっています。最も忙しい日には150人の運転手が配置され、100台のバスが運行される予定でとなっています。このバスのサービスにより、9000人のランナーと6000人のサポーターを含む約15,000人に移動手段を提供し、例えばシャモニーからクールマイユールやオルシエールへのバスは平均15分ごとに運行される計画です。

この計画により大会では、道路渋滞を避けるほか約6,000台の車と90万kmの車の移動を削減し、これにより約200トンのCO2削減が見込めるとしています。

DACIAカーシェアリング: 環境に優しい移動のための新しい取り組み

さらに、新たに導入された「ダチア・カーシェアリング」プロジェクトは、大会組織メンバーや大会を支える関係者、ボランティアのための移動手段を提供するといいます。このプロジェクトは、バスが運行していない時間帯やバスがカバーしていない場所への移動、機材の輸送のために大会パートナーである自動車ブランド「DACIA(ダチア)」の車両を利用することで、個人の車の使用を減らし、環境負荷を軽減することを目指しています。具体的にはバスが運行していない場所への移動やバスの運行時間外の移動、機材の移動などに、このカーシェアリングが利用されます。

交通制限と道路閉鎖

大会期間中、特にサンジェルヴェとコンタミンのエリアでは道路閉鎖が実施されます。UTMBワールドシリーズのファイナルとなる100マイルのUTMBが開催される8月30日の18:00から23:00までは車のアクセスが制限されます。これは自然エリアの静穏を保ち、混雑を避けるための措置としています.

UTMBの取り組みに協力するために参加者ができること

今年のUTMBに参加する人にとっては、具体的に自分たちの交通手段がどのようになるのか気になるところです。

UTMBでは参加者やサポーターの到着を容易にするために、公式ウェブサイトで環境に優しい交通手段(列車や空港・主要都市からのシャトルバス)に関する情報が提供されています。

また、滞在中の移動においては、個人の車の使用を最小限に抑えるための交通手段が提供されています。シャモニー・モンブランエリアで提供されている公共交通サービスや、クールマイユールとシャモニーの間で運行されているバス、スイスのモンブラン急行、サヴォワ県とオート=サヴォワ県のバス・列車の利用が推奨されます。

レース開催中の移動においては、UTMBバスが各レースのスタート地点への移動手段を提供するほか、サポートクルー、観客全員が、個人の車を使用せずにレースを追うことができるとしています。

(Source: HOKA UTMB Mont-Blanc)

この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link