UTMBワールドシリーズはフランスのプロヴァンス地方で開催されるGrand Raid Ventoux by UTMBが新たにシリーズに加わったことを発表しました。大会は100Mカテゴリーから20Kカテゴリーまで4つのレースで構成され、2025年4月25-27日に開催されます。
(All photo © UTMB)
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大会は「Grand Raid Ventoux」として約30年にわたって開催されてきました。モン・ヴァントゥー(ヴァントゥー山)は「プロヴァンスの巨人」と称されるプロヴァンスの名峰で、ツール・ド・フランスの山岳ステージの舞台としても知られます。周囲にはブドウ畑や丘の上の村々が点在し、プロヴァンスの素晴らしい景観を楽しむことができます。
この大会を約10年にわたって共同開催してきたピエリーヴ・クードレイ Pieryves Coudray とローラン・ベルモンテ Laurent Belmonte は今回の発表にあたって次のように述べています。「UTMBワールドシリーズに加盟することは、私たちにとって自明の選択でした。大会の体制を整え、発展させるだけでなく、私たちが深く愛する象徴的な地域であるヴァントゥー山を際立たせながら、トレイルランニングコミュニティに地元ならではのユニークな体験を提供したいと考えたのです。」
ヴァントゥー山のふもとにある小さな町、マロセーヌ Malaucèneを出発点に、4つのレースが開催されます。
100Mカテゴリーのレースは距離124km、累積獲得高度6,500mD+のコースで、ランナーはヴァントゥー山の北面の壮大なパノラマを探索しながら、荒野の景観の中を駆け抜けることになります。
100Kカテゴリー、50kカテゴリー、20kカテゴリーのレースも、美しい丘陵や壮観な景色が選手を待ち受けています。ピオー礼拝堂 Piaud chapel やバルー水道橋 Barroux aqueduct などの史跡や、アルフィアン尾根 Arfuyen ridgeの頂上からの素晴らしい眺め、ヴァントゥー山自然公園の手つかずの自然の中での没入体験まで、参加者を魅了する要素に満ちています。
Grand Raid Ventoux by UTMBは、UTMBワールドシリーズのフランス国内6番目の大会となり、成長を続けるフランスのトレイルランニングコミュニティに、自国でUTMBを体験する機会を提供します。
ツール・ド・フランス、ラグビーワールドカップ、テニスオープンなど、著名なスポーツイベントの開催地として知られるこの地域では、今回のパートナーシップにより、地域経済への貢献とともにスポーツ振興への取り組みがさらに強化されます。
UTMBワールドシリーズのフランス大会ディレクターのイザベル・ヴィズー=ポレッティ Isabelle Viseux-Poletti は次のように述べています。「2025年に世界49か所で開催されるUTMBワールドシリーズの一環として、私たちは地域に根ざした思慮深く持続可能なスポーツ活動を推進し、特別な大会を提供することに尽力しています。Grand Raid Ventoux by UTMBの立ち上げは、このミッションに沿ったものであり、この地域が年間を通じて主要な大会と優れたアスリートを迎える素晴らしいスポーツの地であることを示しています。2025年4月の次回大会で、参加者の皆様をお迎えできることを楽しみにしています。」
大会やエントリーの詳細については、大会ウェブサイトで情報が提供されています。