UTMBワールドシリーズ、イタリア南部のプーリア州で新イベント「Puglia by UTMB」を発表

UTMBワールドシリーズは、イタリアにおいて4番目となる新たなトレイルランニングイベント「Puglia by UTMB」が新たにシリーズに加わることを発表しました。イタリア南部の渓谷地帯として知られるプーリア州を開催地とし、美しいロケーションとユニークかつチャレンジングな地形でのレースが参加選手を待ち受けます。今年の大会の開催は2025年11月7日から9日までを予定しています。

活気あふれるイタリアのトレイルランニングシーンに新たなUTMB体験を提供

「Puglia by UTMB」がUTMBワールドシリーズへ加わることはイタリアのトレイルランニング市場の力強い成長が背景にあります。イタリアは現在、トレイルランニングにおいて世界第6位の競技人口をもち、有効なUTMBインデックスを持つランナーは4万人にのぼり、2024年にはぞのうち7,625人のイタリア人ランナーがUTMBワールドシリーズのレースに参加しました。今年3月21日から23日に開催され、85カ国から5,000人の参加者を集め、世界のトップアスリートが競い合った「Chianti Ultra Trail by UTMB」の成功は、自国に根差したトレイルイベントに対するイタリア人ランナーの並外れた熱意を改めて証明しています。

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一方で、2023年時点で国外のレースに出場した経験のあるイタリア人ランナーはわずか9%に過ぎないといいます。「Puglia by UTMB」は、イタリア国内のランナーにとって、自国でUTMBワールドシリーズを体験できる貴重な機会となります。また、モンブランで開催されるUTMBワールドシリーズファイナルへの出場権を得るために必要なランニングストーンを獲得するチャンスともなります。

UTMBインターナショナルのエグゼクティブディレクター、フロリアン・ランブラン氏は次のようにコメントしています。「プーリアは、記憶に残るトレイルランニングイベントに必要なすべての要素を備えています。温暖な気候、歴史ある手つかずの村々、ユニークなトレイル、そして有名な美食は、理想的なデスティネーションです。現地のチームと共に、プーリアの素晴らしいスポーツの可能性を明らかにし、イタリアおよびヨーロッパのランナーに、より身近な場所でUTMB体験を提供できることを楽しみにしています。」

渓谷、文化、そして魅力的な個性が融合する「Puglia by UTMB」

「Puglia by UTMB」のコースとなるのは、テッラ・デッレ・グラヴィーネ州立自然公園と歴史的な町カスタネラータです。このイベントのテクニカルディレクターであるピエルダヴィデ・ロサヴィオ氏はこの大会について次のように説明しています。「グラヴィーネ州立自然公園を駆け抜ける我々のトレイルは、単なるレースではありません。それは、ワイルドで手つかずの領域の中心への没入体験です。11月の穏やかな太陽の下、樹齢数百年のオリーブの木々やグラヴィーネ(渓谷)に隠された宝物の間を走ることは、一歩一歩がプーリアの手つかずの美しさを味わう体験となります。」

「Puglia by UTMB」では、最短10kmから最長140kmまで、合計5つのレースカテゴリーが設定される予定です。ヨーロッパ最大級の渓谷であるグラヴィーネへの下りから始まり、再び登り返すというコースプロファイルは、ランナーにとってユニークな挑戦となります。

「Puglia by UTMB」のエントリー受付は2025年4月中旬に開始される予定です。詳細については、公式ウェブサイト(https://puglia.utmb.world/)をご確認ください。

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