【レース前インタビュー】吉住友里 Yuri Yoshizumi 「今、アジアのトレイルが面白い」 / HOKA Chiang Mai Thailand by UTMB 2025

タイ・チェンマイで開催される「HOKA Chiang Mai Thailand by UTMB」。4年連続の出場となる吉住友里 Yuri Yoshizumi (JPN) に、開幕を控えた現地で話を聞きました。アジアのトレイルランニングシーンへの思い、そして100kmカテゴリーにこだわり続ける理由とは。

2025年12月5日、タイ北部の古都チェンマイを舞台にしたアジア最大級のトレイルランニングイベント「HOKA Chiang Mai Thailand by UTMB」が開幕します。今シーズンを締めくくるこの大会に、日本のトップアスリートである吉住友里 Yuri Yoshizumi (JPN) が4年連続で姿を見せました。

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DogsorCaravanはレースを翌日に控えた吉住さんにインタビューを行い、大会の印象や今シーズンの振り返り、そして明日のレースへの意気込みを聞きました。

4度目のチェンマイ、進化する大会とともに

日本から到着してまず感じるのは、やはりその暑さだと吉住さんは笑います。
「この時期(12月)に入って日本は寒いですが、ここは30度近くになりますから。日本からいきなりここに来ると『暑い』というのが第一印象ですね」
しかし、それ以上に彼女を惹きつけてやまないのが、この大会独自のホスピタリティとコミュニティの温かさです。
「ホスピタリティもいいですし、毎年来ていて知り合いも増えて、大好きな大会です。一年の締めくくりとしてしっかり走って終わりたい、という気持ちで毎年続いています」
吉住さんにとって4回目となる今年のチェンマイですが、大会自体の進化にも目を見張るものがあると言います。特にコースの整備状況や運営の規模拡大は顕著です。

「毎年毎年、どんどんグレードアップされている感じがあります。一番すごいなと思うのは、毎年コースが変わること。だから毎年新しいレースを作っているようなものです。コースもどんどん整備されて綺麗になっていますね。最初はもうジャングルみたいなところを走らされたんですけど(笑)」

今年は中国からの参加者が最大勢力となり、日本からも約500人という多くのランナーがエントリーしています。ブースの数や会場の熱気も年々高まっており、アジアにおけるこの大会の重要性が増していることを肌で感じているようです。

なぜ「100km」なのか? CCCへの照準

今回、吉住さんがエントリーしたのは「Elephant 100」カテゴリー。距離約96km、累積標高約4,600mのタフなコースです。以前はショートやミドルのカテゴリーでも圧倒的な強さを見せていた彼女ですが、現在は明確な意図を持って100kmという距離を選んでいます。

「次の年のCCC(UTMB Mont-Blancの100kmカテゴリー)に出たいというのがあるので、今はやっぱり100kmを一番メインのカテゴリーとして走っています」

シャモニーでの決戦を見据え、この距離での経験と実績を積み重ねることが現在の彼女のプライオリティとなっています。

アジアの熱気の中で

今シーズン、吉住さんは中国の「Ninghai by UTMB」や「Tsaigu Trail」といったハイレベルなレースで女子2位という素晴らしい結果を残しました。これまでヨーロッパのレースを中心に活動してきましたが、近年はアジアのレースにも大きな魅力を感じていると語ります。

「ヨーロッパも景色がいいしコースも面白いんですけど、アジアも全然それに劣らないぐらい盛り上がっていて面白いなと。時差も少ないし、日本から近くて行きやすいのもあります」

中国、タイ、そして香港。アジアのレースシーンは急激に成長しており、競技レベルも熱気も欧米に引けを取りません。その中で存在感を放ち続けることは、彼女にとって新たなモチベーションとなっているようです。

明日の「Elephant 100」へ

吉住友里 Yuri Yoshizumi (JPN) が出場する「Elephant 100」は、12月5日(金)の朝にスタートします。

「頑張りまーす。応援よろしくお願いします」と明るく語ってくれた吉住さん。進化し続けるチェンマイのコースで、どのような走りを見せてくれるのか。日本からもライブ配信を通じて、彼女の挑戦に声援を送りましょう。

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