DC Weekly 2025年12月15日 Izu Trail Journey、吾妻山登山競走、みたけ山登山競走

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先週末開催のイベント

12月13日土曜日

吾妻山登山競走(2.2km / 350mD+)

群馬県桐生市のシンボル・吾妻山山頂までの距離2.17km・獲得標高364mD+のタイムを競うスカイランニング公認レースで、今年はV GAMES JAPAN の最終戦となりました。JSAのソーシャルメディアによれば、女子では大掛莉奈が19:24で優勝、男子は山田雄喜が15:36で優勝しています。最終戦の結果を受けたV GAMES JAPANの2025年年間ランキングは山田雄喜布施愛里が首位となり、VGJチャンピオンのタイトルを獲得しました。

Hellgate 100k

Hellgate 100kは、バージニア州ブルーリッジマウンテンズで開催された66.6マイル(約107km)のトレイルランニングイベントです。男子はブランドン・フォガーティ Brandon Fogarty が11:10、女子はレキシー・デリスル Lexi Delisle が13:10でそれぞれ今年の勝者となりました。リザルトはこちら

Lantau 50 (16km, 27km, 54km)

香港・ランタオ島のトレイルをコースとするAction Asia Eventsの大会で、50kmのレースのシリーズ戦であるHK50シリーズの一戦ともなっています。54kmではジェフ・キャンベル Jeff Campbell (CAN) が5:58、カトリナ・ハムリン Katrina Hamlin (GBR) が7:08で男女それぞれで優勝。27kmはハリー・ボルトン Harry Bolton (GBR) が3:02、チャン・ワンファン Wang Fang Chang (TPE) が4:17が男女それぞれで優勝、という結果でした。リザルトは大会ウェブサイトに掲載されています。

12月14日日曜日

Izu Trail Journey (70k, 28k)

松崎新港から修善寺温泉へと、伊豆半島を縦断するコースで開催されました。富士箱根伊豆国立公園と伊豆半島ジオパークの稜線を走るダイナミックなコースを走りますが、伊豆半島には大会の前夜から雨が降りはじめ、午前6時のスタートからもしばらくは雨の中のレースとなりました。午前中には雨は上がったものの上位の選手はコースの大半を雨の中走ることとなりました。

距離68.5kmで累積標高差3,238mD+をカバーする「ITJ70k」の男子のレースは40km地点の仁科峠あまぎの森には川崎雄哉を先頭に、小田切将真、笠木肇、西村広和が相次いで到着します。その後、川崎は後退して残る3選手が前後しながら伊豆山稜線歩道を北上します。そこから西村が58mを過ぎただるま山レストハウスの付近からロングスパートを開始します。10kmを超える長い下りでしたが、西村広和は着実にリードを広げて、2位に2分弱の差をつける6:13でフィニッシュ。2019年、2023年に続いて3度目の勝利を挙げました。続いて6:15で小田切将真が準優勝、笠木肇が3位で続きました。2度の優勝経験をもつ川崎雄哉は3選手には遅れたものの、4位で完走しています。ITJ70kの女子は秋山穂乃果が他の女子選手を寄せ付けない圧倒的なリードで優勝。秋山も2020年、2022年に続く3度目の優勝となりました。2位には伊東ありか、3位には今回が初めてのトレイルレースだという三枝萌華が続きました。

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仁科峠あまぎの森からスタートする距離28.3kmのAround Alone 28kは韓国のキム・ヨンジョ Youngjo KIM (KOR)が僅差を制して2:35で優勝、12秒差で村田諒が準優勝。3位は藤原直紀で2:38でした。女子はサハラ砂漠マラソンで活躍する尾藤朋美が3:10で優勝、13分差で長谷川真由美が準優勝、リー・ニン Ning LI (CHN)が3位となりました。 リザルト速報はこちら

70K 男子

  1. 西村広和 Hirokazu NISHIMURA 06:13:36
  2. 小田切将真 Shoma OTAGIRI 06:15:20
  3. 笠木肇 Hajime KASAGI 06:17:01
  4. 川崎雄哉 Yuya KAWASAKI 06:24:22
  5. 板垣辰矢 Tatsuya ITAGAKI 06:46:55
  6. 田村健人 Kento TAMURA 07:08:33
  7. 喜多村久 Hisashi KITAMURA 07:08:42
  8. 荻須創太 Sota OGISU 07:09:05
  9. 牧野高大 Takahiro MAKINO 07:12:48
  10. 石井克弥 Katsuya ISHII 07:14:01

70K 女子

  1. 秋山穂乃果 Honoka AKIYAMA 07:14:17
  2. 伊東ありか Arika ITO 08:21:27
  3. 三枝萌華 Moeka SAEGUSA 08:29:59
  4. 吉長日向子 Hinako YOSHINAGA 08:32:34
  5. 佐野亜友美 Ayumi SANO 08:46:28
  6. 中野沙知 Sachi NAKANO 08:52:38
  7. 若林綾 Aya WAKABAYASHI 09:05:13
  8. 中村希良里 Kirari OI 09:38:23
  9. 辻麻結子 Mayuko TSUJI 09:43:42
  10. 関谷真子 Masako SEKIYA 09:58:01
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28K 男子

  1. キム・ヨンジョ Youngjo KIM (KOR) 02:35:47
  2. 村田諒 Ryo MURATA 02:35:59
  3. 藤原直紀 Naoki FUJIWARA 02:38:21
  4. 市川泰輝 Taiki ICHIKAWA 02:38:37
  5. 遠藤直弥 Naoya ENDO 02:41:48
  6. 河内和観 Kazuaki KAWAUCHI 02:42:42
  7. 鈴木俊也 Shunya SUZUKI 02:47:53
  8. 萩原大夢 Hiromu HAGIWARA 02:50:07
  9. 森智彦 Tomohiko MORI 02:51:04
  10. ホラ大吏羽 Oliver HORA 02:51:35

28K 女子

  1. 尾藤朋美 Tomomi BITOH 03:10:10
  2. 長谷川真由美 Mayumi HASEGAWA 03:23:06
  3. リー・ニン Ning LI (CHN) 03:35:15
  4. チョ・ヨンギョン Yeonkyung CHO (KOR) 03:38:41
  5. ルアン・ユエンユエン Yuanyuan RUAN (CHN) 03:43:33
  6. 近藤薫 Kaoru KONDO 03:48:35
  7. 市川愛 Ai ICHIKAWA 03:49:03
  8. 高橋菜々 Nana TAKAHASHI 03:50:07
  9. 古川杏梨 Anna FURUKAWA 03:54:27
  10. 井上百々子 Momoko INOUE 03:56:05

Coast to Coast 房総半島横断レース(70km)

千葉県の太平洋側から東京湾側まで、海から海へと房総半島を横断するコースで開催予定でしたが、大会開催の週末の天候悪化や火災の影響によりコースを変更して開催されました。当初の70kmのコースの28km地点がスタート地点となりました。またコース後半の一部も変更されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

みたけ山登山競走(15k)

東京・青梅市の御岳山エリアで15kmのコースで開催されました。男子は堀口寛史が1:11、女子は池内明子が1:37で男子、女子の今年の優勝者となりました。リザルトはこちら(PDFへのリンク)。

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男子

  1. 堀口寛史 1:11:25
  2. 山根明大 1:15:03
  3. 貝瀬淳 1:15:55

女子

  1. 池内明子 1:37:36
  2. 石川奈都子 1:37:56
  3. 嶋崎恵美 1:43:27

藺牟田池外輪山トレイル(18k/12k/6k)

鹿児島県薩摩川内市・藺牟田池の外輪山を周回する6kmの周回レースで開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

Mt Buller Sky Run (45k, 36k, 22k, 5k)

Mt Buller Sky Runは、オーストラリア・ビクトリアアルプスのスキーリゾート、マウントブラー周辺で行われるスカイランニング系イベントです。45kではマシュー・クレハン Matthew Crehanが4:22、ジル・フォウラー Gill Fowler が5:28でそれぞれ男子、女子で優勝。リザルトはこちら

今週末開催のイベント

12月19日(金) – 12月21日(日)

The North Face 100 Ultra Trail Challenge Hong Kong(100km / 55km / 14km)

香港の年末トレイルシーンを代表するビッグイベントで、3日間にわたり複数カテゴリーが開催されます。金曜日の夜にスタートする100kmは夜を徹して走るウルトラディスタンスのレースです。翌日の55km、そして14kmのショートも開催され、旅ランでも挑戦しやすい大会となっています。構成です。

会場(スタート/フィニッシュ)は、香港・大埔(Tai Po)の「Lam Tsuen Wishing Square(林村許願廣場)」に設定されています。 100kmは同会場を22:00にスタートするナイトレースで、制限時間は27時間と案内されています。

12月20日(土)

第11回 南阿蘇カルデラトレイル(50km / 30km)

“世界最大級のカルデラ”を抱く南阿蘇を舞台に、雄大な外輪山の景色と里山トレイルが楽しめる大会です。夏と冬の年2回開催で、第11回は今週末に開催され、50kmと30kmの2カテゴリーが用意されています。

メイン会場は熊本県野外劇場アスペクタ(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)で、南阿蘇エリアならではの開放感ある拠点からスタートします。 50kmではヘッドライト等の必携品が指定されており、冬季開催らしい装備計画もポイントになりそうです。

12月21日(日)

八王子陣馬トレイル(23km)

都心からのアクセスも良い“高尾・陣馬”エリアで、尾根道のアップダウンを味わえる23kmクラスのレースです。2025年12月21日(日)開催で、スタート/フィニッシュは「夕やけ小やけふれあいの里」(東京都八王子市)とされています。陣馬周辺はハイカーも多い人気フィールドで、走れるトレイルと細かな登り返しが続く、手応えのあるコースです。

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