スイスのスポーツブランド「On(オン)」から、高いクッション性と推進力で絶大な人気を誇るモンスターシリーズの最新作「Cloudmonster 3(クラウドモンスター 3)」が発表されました。
最大の特徴は、ブランド史上初となる「3層構造」のCloudTec®。さらに、今回の発表では上位モデルとなる「Hyper」や、アッパーを吹き付けて成形する革新技術を用いた「LightSpray™」モデルの存在も明かされ、単なる定番モデルのアップデートにとどまらないOnの本気が伺えます。
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まずは、本日公開した速報解説動画(News Jockey)をご覧ください。
https://youtube.com/shorts/pKPQYb0rJGE
製品のハイライト(Fact Summary)
今回の「Cloudmonster 3」に関する公式プレスの要点は以下の通りです。
- 革新的なミッドソール: ブランド史上初となる3層構造のCloudTec®を採用。さらに、密度の異なる2種類のHelion™フォームを組み合わせることで、最大級のエネルギーリターンを実現。
- 強力な推進力: 大きく弧を描くロッカー形状と、ナイロン配合のSpeedboard®が着地のエネルギーを前への推進力へと変換。
- 発売スケジュール:
- 日本先行発売: 2026年2月26日(木)〜 (On Flagship Store Tokyo Ginza、Alpen TOKYOにて)
- 一般発売: 2026年3月5日(木)〜 (on.com、On Store Tokyo Cat Street、全国の取扱店にて)
- 価格: 24,200円(税込)
- 展開カラー: Limelight | Seedling(メンズ・ウィメンズ共通)
- 注目情報: 同時発表として「Cloudmonster 3 Hyper」、およびコレクション史上最軽量となる「LightSpray™ Cloudmonster 3 Hyper」の登場も予告されています(詳細は近日公開予定)。
【岩佐の視点 / DogsorCaravan Analyst Note】
「最大公約数的な快適さ」と「最先端エンジニアリング」の融合
今回のCloudmonster 3の発表を見て、Onがこの「モンスター」シリーズを、単なる売れ筋のボリュームモデルではなく、ブランドの最先端技術を惜しみなく投入する『実験場(ショーケース)』として再定義したのだと強く感じました。
かつてHOKAがトレイルからロードへと「マキシマムクッション(圧倒的な快適さ)」の概念を広めましたが、Onはそこに独自のCloudTec®という「機構(エンジニアリング)」を掛け合わせることで、沈み込むだけの柔らかさではない、リズミカルな反発を生み出してきました。今回の「3層構造」と「2種類のHelionフォーム」の組み合わせは、その沈み込みと反発のバランスをさらに高い次元へと引き上げるチューニングだと言えます。
トレイルランナーにとっての「Cloudmonster 3」
DogsorCaravanの読者であるトレイルランナーやウルトラマラソンランナーにとって、このシューズはどのような意味を持つのでしょうか。
それはズバリ、「ロードでのLSD(Long Slow Distance)と疲労抜きの最適解」です。 山を走るための土台作りとして、平地で長く時間をかけて脚を作る作業は欠かせません。しかし、硬いアスファルトでの長時間の着地衝撃は、関節や筋肉に大きなダメージを与えます。Cloudmonster 3の極厚の3層クッションと、勝手に足が前に転がるロッカー形状+Speedboard®の恩恵は、脚へのダメージを最小限に抑えつつ、効率よく「長い距離を踏む」トレーニングにおいて最強の相棒になるはずです。
真の衝撃は「LightSpray™」にあり
そして、今回のプレスリリースで最も興奮させられたのは、リリースの中にこっそりと記載されていた「LightSpray™ Cloudmonster 3 Hyper」の予告です。 ロボットアームでポリマーを吹き付けてアッパーを成形する「LightSpray™」技術は、これまでパリ五輪で話題を攫ったエリート向けの超軽量レーシングシューズ(Cloudboom Strike LS)のみに採用されていた、Onの現在の最高到達点とも言えるテクノロジーです。
その極限の軽量アッパー技術を、まさかのデイリートレーナーであるモンスターシリーズに掛け合わせてきたことに意表をつかれたのは私だけではないでしょう。ランニングシューズとしてどのようなメリットが感じられるか、というだけでなく、その未来を感じさせるルックスが話題を呼びそうです。
まずは2月26日からの先行発売、あるいは「東京マラソンEXPO 2026」のブースで、この新しい3層構造のライド感をぜひ自身の足で確かめてみてください。














