セバスチャンの”Get Ready For”の第7回は夜間に走ることについての注意。夜間は見通しが利かないので足元に注意が必要、十分なライトが必要、といった注意に加えて、この回では睡眠について医師からのアドバイスが紹介されている。
UTMB : Courir de nuit from OVERSTIM.s on Vimeo.
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(レース前)
- レースの前週特に前日はトレーニングをし過ぎず、十分疲労をとること。毎日8-9時間は睡眠をとる。
- さらに日中の休息(昼寝)を1時間から1時間半ほど取る。
(レース中)
- レース中に睡眠をとることは必ずしも時間の無駄にならない。少し寝ることで体調が回復してスピードも上がり、結果として睡眠をとらない場合より早くフィニッシュできることが多い。
- UTMBの場合、一夜目で1回20分の睡眠を2回、二夜目で1階40分の睡眠を2回、それぞれとることを勧める。
(睡眠のタイミング)
- 眠くなったときに睡眠をとることが重要。一般的に24時間のうちに3回眠気が訪れる。
1.夜の始め(午後11時~午前1時)
2.夜の終わり(午前4時~午前6時)
3.昼寝の時間(午後1時~午後4時)
- 睡眠をとった場合には時間を決めてきちんとおきることが必要。誰かに頼んで起こしてもらうか、時計のアラームを使うこと。
(セバスチャンのおすすめ)
- いざというときにはoverstim.sのカフェイン入りジェルRED TONIC Sprint Airを使うといい。
以上、7回にわたる”Get Ready For”の内容を紹介した。UTMF/STYにチャレンジする我々にも参考になる点があったのではないだろうか。もちろん誰もが完璧な準備をできるわけでなく、完璧な準備でなくても完走はできるかもしれないし、そもそも完走する必要もない。
しかし、このレースのように耐久力が問われるレースだからこそ、よく準備し、自分がどのような状態になるか予測し、リスクに備えながら挑戦を続けていくならば、この大きなチャレンジを最大に楽しむことができるのではないだろうか。