週末は一人でトレーニングのつもりだったが、巡り合わせでOSJ湘南クラブハウスでの鏑木毅さんのトレイルランニングのセミナーに参加。土曜日はUTMF対策セミナーということで、西御門の激坂15本で脚力強化の筋トレのあと、午後は高速トレイル20キロ。日曜日はロングトレイルセミナーとして7時間あまりで42キロ弱。
最近、当方の中ではトレイルランニングでむやみに装備や保護を増やさないミニマリストなスタイルが気になっており、フォアフットのランニングスタイルやドロップの小さいシューズを試している。
Sponsored link
週末のセミナーでも、NB/MT110を履いてフォームと重心の移動を意識した他、ハンドヘルドのボトルを試したみた。これらは単に物好きで試しているつもりではなく、6月のWestern States 100に向けた諸々の装備の確認を目的にしている。
ハンドヘルドのボトルで走ることは今までも何度か取り組んできたが、今回は二本のボトルを使い、不要な時は手に持つ以外にもランパンの背中側に直接さしておくことも試してみた。下にような感じだ。これはWestern Statesのドキュメンタリー映画「Unbreakable」の中のシーンだが、この中でトニーやハル・コナーはハンドヘルドのボトルをランパンの背中側に直接突っ込んでいる。
結論としては、ランパンのウェストを十分きつく締めておけば、直接ランパンに差しておくだけで、20oz/500mlのボトル2本はドリンクで満タンであっても走っている間も落ちたりずれたりすることはなかった。
単純にランパンに差しておけるのであれば、1000mlのドリンクを携行する場合もでバックパックやウェストバッグ(ファニーパック)は必須でなく、テクニカルな箇所を通過するために手を空けたい時はすぐに空けることもできる。単純だが実用的なソリューション。もちろん、太いボトルをランパンに指すと横からお尻が見えそうだし、肌が擦れて痛くなりそうだとか、不便はあるわけだが、こんな単純なことで大きな利便が得られるならよしとできる場面はあるはず。この辺りはアメリカらしい割り切りに思える。
また、ハンドヘルドのボトルを両手に持って走ったのもの初めてだったが、最初こそ腕が重くて違和感があるが、次第に慣れた。無論何も持たないのに比べれば腕があとで多少張るというような欠点はある。しかし長時間小さな動きを繰り返すウルトラマラソンであれば十分実用的だ。
ハンドヘルドのボトルにこだわるつもりはないのだが、水分についてはボトルを手に持てばすみ、手を自由にしたい時も追加の装備が不要なら、後は最低限の補給食やジャケットを持つだけで身軽に行動できる。このことは知っておく価値があると思った。