[gear] Light & Naturalの勢いは止まらない?ORショーに登場した2013年春のトレイルランニングシューズ

毎年二回、アメリカで開催されるORショー。8月初めにソルトレークシティーで開催されたORショーでは2013年春に発売予定の新作トレイルランニングシューズも多数登場した模様。

アメリカのトレイルランニング情報サイト、iRunFar.comで詳しく解説されているが、当方も気になるシューズをいくつかご紹介。

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Best Trail Running Shoes of Outdoor Retailer Summer 2012

Best Trail Running Shoes of Outdoor Retailer Summer 2012

各シューズの詳細はリンク先のiRunFar.comの記事をご参照ください。

Pearl Izumi E:Motion Line

iRunFar.comのBryonも一押しのPearl Izumi E:Motion Line。ロード、トレイル、トライアスロンの3カテゴリーで、スタビリティの種類別にニュートラル(N)、ミッドフット・スタビリティ(M)、ヒール・スタビリティ(H)、クッションの程度で1,2,3(3がクッション性最大)というもの。下の写真はTrail N1で今年のWS100で優勝したTim Olsonが履いていたモデル。詳細は不明ながらドロップ(前足部とかかとの高さの差)が小さく、つま先は丸い、アウトソールは固いラバーで全体が覆われている、という外見からはAltra / Instinctに似た感じがする。

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(写真はiRunfar.comより)

Montrail FluidFlex

モントレイルから登場するロードロップ(前足部とかかとの差が4mm)、215gでロックプレートが入っていないシューズ。ミッドソールにFluidFoamというよりソフトな新素材。モントレイルから初めてのロードロップのミニマリスト系シューズなので、モントレイル・ファンには注目下も。

La Sportiva Helios

今春登場したVertical Kのプロテクション強化&つま先部拡張版。ウルトラ級の長距離レースやトレーニングに適したモデルとのこと。このほか、La SportivaからはX-CountryとC-Liteの後継モデルとしてAnakondaというロードロップシューズが、Raptorのクッション性を高めて軽量化したUltra Raptor、Quantumのアップデート版、Quantum 2.0も登場するとのこと。

Salomon S-Lab Sense Ultra

みんな大好き、キリアン・シューズとして注目を集めたS-Lab Senseに耐久性を高めたモデルが登場。お値段も$200から$180に下がっているとのこと。210gとSenseより少し重量増。ロゴも来季からは既存のデザインから変更される模様。これとは別にS-Lab Sense Mantraという廉価バージョン(6mmドロップで30g増、$120)も登場とのこと。

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(写真はiRunfar.comより)

The North Face Hyper-Track Guide

TNFのスムースな路面向けのシューズ。かかとには引き続き安定性を高めるプラスチックのパーツが入っているが、Hayasaに入っていたねじれ防止のプラスチックは入っていないとのことで、上級ランナーにはうれしい仕様では。ただ270gというのは軽量化著しい他社と比べるとちょっと重い感じ。ロッキーなら路面向けにアウトソールの突起が高くロックプレートも入ったUltra Guide、従来の安定性とフィット感重視のDouble-Track Guideも登場。

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(写真はiRunfar.comより)

Altra Superior

Altraのニューモデルはインソールの下に取り外し可能なロックプレートが入っているというもの。約250gでLone Peakより1oz(約28g)軽量。Altraファンには待望の軽量モデル。ただシューズの外側のひもは日本のふかふかしたトレイルで枝や木の根を引っかけてしまわないかちと気になるところ。

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(写真はiRunfar.comより)

New Balance Leadville – MT1210

New BalanceがスポンサーとなったLeadville 100の名前を冠したシューズ。実際のレースでデータを取った結果を生かしてつま先のほかに履き口にも余裕を持たせ、土踏まずの沈み込みを防ぐために少しアーチが膨らませてある模様。アッパーも軽量素材を使用。290gでドロップは8mm。100マイルなどのウルトラディスタンスには現実的な解だが、minimusやMT110、MT1010にあったスマートさはちょっと損なわれたような気もする。

New Balance Minimus Hi-Rez

Minimusシリーズの新製品はこちら。薄いミッドソールにゴムのブロックを並べた感じでゼロドロップ、122g。トレイルランニングシューズではないことはもちろんだが、どちらかというと履くこと自体で足裏やふくらはぎを刺激する、という用途なのかも。

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(写真はiRunfar.comより)

Hoka One One Bondi B 2

HokaのBondi Bがアップデート。Hokaは日本では最初に入ってきたモデル、Mafateしか知られていなくて、Hokaのシューズ=Mafateという状況が続いている。Mafateの足形だと親指が擦れてマメができるという話もあり、Hokaが敬遠され気味ではないか。しかし、タフなトレイル向きのMafateに対して、スムースな路面向けのBondi B、その中間のStinson Bといったモデルが登場しており、少なくとも当方もキタタンで投入したStinson B Evoは足形の問題もなく、快適だった。厚底ながら4mmのロードロップという一面もあり、Hokaはこれから日本でも評価を高めていきそうな気がする。

 

Patagonia EVERmore

Patagoniaは今春にForeRunnerという意欲的なシンプルでミニマリストなトレイルランニングシューズを発売していたが、その路線の新製品。220g、4mmドロップ。つま先に余裕のある足形に変更されたとのこと。

 

以上、ミニマリスト系のシューズを中心に紹介したものの、Brooks / Cascadiaなど安定感のある長距離向けモデルも健在。詳細はiRunFar.comのサイトでご覧ください。

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