[DC] 相馬剛さん ハセツネ2012レース後インタビュー

10月7日(日)に東京・奥多摩山域で行われたハセツネ。一旦は20位前後まで大きく遅れながらも、7:58で男子4位に入った相馬剛さん。出遅れた中盤から猛烈な追い上げをかけるに至った心理、/ダコタ・ジョーンズの大会記録更新についての感想、今シーズンの成果の振り返り、来年のレースの予定や目標について聞きました。ハセツネのコースレコードは今後キロ6分で7時間に近づくとの話も。相馬さんの口から直接語られるインタビューの動画は必見です。

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(追記:インタビューを文字に起こしました。2012/10/10 17:29)

【相馬剛さん ハセツネ2012レース後インタビュー】

DogsorCaravan.com: 岩佐です。今日はハセツネの翌日です。4位に入賞された相馬剛さんです。相馬さんとこうしてお話しさせていただくのは初めてで、いつもサムライのようなスタイルがランナーみんなの間で有名で、相馬さんのお話をこうして聞けるのは貴重な機会で楽しみにしていました。ご自身の言葉で昨日一日を振り返っていただくとどんな一日だったでしょうか。

相馬剛さん: うーん、昨日というかね、去年のハセツネから昨日スタートするまで毎日ずっとしんどかったです。昨日のレースは三頭山の手前くらいまで、全然、精神的にまいっているというのがあって。そこから少し集中していって、やっとレースになったなという感じ。

DC: 私も途中で応援したりしましたが、私の記憶では三頭山の手前あたりでは20番目くらいまで、相馬さんにしてはどうしてしまったんだろう、というような、調子が悪いのかなと思っていました。そこから徐々に追い上げていって、そしてフィニッシュでは山田琢也さんと最後まで競り合ってわずか30秒の差で4位だった訳ですね。後半はものすごい追い上げでしたね。あきらめてしまうような場面でも、仮にトップにたてないかもしれないと思っても、追い上げようと思ったのは、どんな心理だったでしょうか。

相馬: 前半は厳しくて、止めたいなというのはあったんですけれども。トレーニングを相当やってきていたんで、もう自分を信じるしかない。後半はつぶれてもいいから、自分のやってきたことを信じよう、いけるところまでいこう、そう思ってやっていましたね。

DC: 一度このハセツネのスタートをした以上はやりきるという思いがあったわけですね。

相馬: そうですね、やっぱり用意ドンでみんなでスタートしてあとはゴールだけですからね。

DC: 去年はハセツネで優勝されて、信越五岳でも三連覇の三勝目でした。一方今年は、UTMFは途中でリタイア、信越も体調の悪さもあってかと思いますが四連覇はならなかったですね。相馬さんのこれまでのランニングのキャリアを振り返って今年一年はどういうシーズンだったと位置づけておられますか。

相馬: 辛い一年でしたね。トレーニング自体はここ何年かで一番よくできていたんですね。気持ちがついて行かなかった部分がそのままレースの結果に出ちゃったな、という感じですね。

DC: 気負いすぎた、ということでしょうか。空回りした、と。

相馬: ちょっとしんどいことに耐えられなくなってましたね。レースでちょっとでもしんどくなると、耐えられなくなって。昨日も体のコンディションはすごくよかったです。気持ちがーメンタル的なところがー厳しかったですね。

DC: トップに立って、自分に期待するところもあって、自分の気持ちをコントロールすることの難しさがあるのかと思いました。

DC: 今年はシーズンも終わりに近いですけれども、来年に向けて予定されているレースだったり、イベントだったり、あるいは海外遠征とか、予定を伺えますか。

相馬: ここ何年かレースのスケジュールは固定だったんですけど、来年はがらっと変えようかなと思っています。一から考え直して、自分がワクワクするような、走ったら楽しいだろうなと思えるような、そういうレースを一から考えていきたいですね。何年も同じのをやってると、そこで結構勝てていたので、モチベーションという意味では今年はちょっと落ちていたですね。

DC: 具体的にこのレース、という名前はまだ挙げられないですか。

相馬: ハセツネは出ますよ。今年、いい優勝タイムが出たんで、あれを更新するしかないんじゃないですか。

DC: 今年のダコタ・ジョーンズが後藤さんの記録を破っての7時間22分という記録でした。この数字については驚き、あるいは予想していたこと、どのように受け止めておられますか?

相馬: 彼はコンディションとしては合っていなかったと思います。あと10分とか15分くらい縮められるんじゃないですかね。だからそれを考えてトレーニングをしていかないとね。

DC: 今回の記録の7時間22分ではなく、もっと上を相馬さんは狙っていくと。

相馬: キロ6分ですね。それをやらないとこれから厳しいんじゃないですかね。自分がそこにいけるかどうかわからないですけど、チャレンジします。

DC: 相馬さん、そしてハセツネの歴史も20年目を迎えて、新しい展開が訪れる予感がしますね。ありがとうございました。レースでの活躍を期待しています。来シーズンもがんばってください。

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